究極の論理戦? それとも心理戦? 『ロジカル真王』をプロのアナログゲームクリエーター・高橋晋平が熱く語る!

おもちゃクリエーターの高橋晋平(https://twitter.com/simpeiidea)です。

今回の記事では、コロコロコミックより爆誕した新カードゲーム「ロジカル真王(シンキング)」を独自の目線で熱く語らせていただきます!

「これほど緊張するゲームをいまだかつて遊んだことがない」
これがロジカル真王というゲームを始めて遊んだときの感想でした。

個人的な友人でもある開発者の杉本和希氏は、「攻撃することが自分の手の内を明かすことになるという仕掛けが、究極のドキドキ感を生んでいる」と解説してくれました。彼はこの仕掛けを30秒ほどのインスピレーションで思いついたと言います。

優れたゲームとは初めの着想を一瞬で思いつくものだと私も常々思っています。このゲームも例外なく、優れたゲームです。一見、見たことがありそうな数字中心のシンプルなゲームなのに、実は驚くほど新しい遊びなのです。職業として大量のゲームを遊んできた筆者も、とにかく第一印象とは全く違う新しさに意外性を感じ、そして感服しました。

 

 

ゲームルールを簡単に説明します。

  • 2人対戦ゲーム。
  • お互いに「0から9」の10枚のカードを持って、そのうち2枚を自由に選んでスタンドに立て、隠す。相手が隠した2枚の数字を先に当てたら勝ち。
  • 隠したカード以外の残り8枚を手札にして、それぞれのカードが持つ効果を使いながら相手が隠した2枚の数字に迫っていく。

 

相手が使ったカードの状況から隠されたカードを絞り込んでいく論理的思考のゲームですが、本質は相手の心を読み合う心理戦です。相手と目が合うと、自分が隠したカードや、考えている次の行動を読まれている気がして、精神が崩壊していくのです(僕みたいに気の弱い人は……)。

このゲームについて知りたい人は、まずはとにかく以下のURLからアクセスできる無料ブラウザゲームを今すぐ遊んでみてください。
https://unityroom.com/games/numberz

 

 

これは、ゲーム開発前に杉本氏が趣味で作ったCPU対戦ゲームです。これをやるとルールがすぐに飲み込めます。よかったら周辺のゲーム好きなお友達にも教えてあげて下さい。

このゲームの一番おすすめなところは、基本的には将棋と同じように論理的・心理的に強い人が勝つゲームでありながら、どんな人でも平等に勝てるゲームであるという点です。要するに相手が隠した2枚の数字を当てればいいわけなので、小さな子供でも、バリバリロジカルにふるまっているお父さんをあっという間に倒すことができる場合があります。子供VS大人の対戦が一番見ものです。

この記事の最後に収録されている全カードの画像を貼っておきますので、展開をニヤニヤと想像しながら、いろいろな人と対戦できる日を楽しみにお待ちください。

ロジカル真王は、11/18に全国の書店で発売開始。11/20、21に東京ビッグサイトで開催される「ゲームマーケット」でもブースが出展されます。

 

■開発者、杉本和希氏へのインタビュー記事:https://dime.jp/genre/1255235/
■商品公式サイト:https://www.pal-shop.jp/corocoro/lp/logicalthinking/top.html
■商品公式Twitter:https://twitter.com/Numberz2021