【独占Wインタビュー!】人気ゲーム「くにおくん」が2.5次元に!!W主人公 溝口琢矢&寺山武志の熱血硬派なヤンキー舞台論【前編】


80年代後半から子供達から絶大な人気を博し、今もなお進化し続けているゲーム「熱血硬派くにおくん」。正義の不良「くにお」とライバル「りき」が、友達を傷つけた不良や暴走族達との闘いを繰り広げるアクションゲームだ。
熱血硬派くにおくん公式ポータルサイト:http://kuniokun.jp/

▲くにおくんシリーズ最新作ゲームのメインビジュアル。こちらも要チェックだ!

そんな「くにおくん」がゲームの世界観そのままに、まさかの舞台化!東京・新宿の全労済ホールにて、11月21日(水)から5日間に渡って上映される。W主人公を演じるのは、くにお役・溝口琢矢さん(23歳)、りき役・寺山武志さん(30歳)。一見すると“熱血硬派な不良”とは似ても似つかない爽やかな雰囲気のお二人から、今回の舞台にかける熱い想いとやんちゃな裏話をた〜っぷり聞いてきた!前編後編の2本立てでお送りするぞ!
熱血硬派くにおくん乱闘演舞編:http://solid-star.net/kuniokun/

「ついにくにおくん来ちゃったか!」

ーーはじめに、くにおくんの舞台を演じることが決まって最初にどう思いましたか?

寺山:2.5次元の舞台って元々は女性をターゲットにしたものが多いのですが、近頃は昔の面白い作品を舞台化する流れが少しできつつあると感じていたので「ついにくにおくん来ちゃったか!」とワクワクしました。ギリギリ自分の世代の馴染みあるゲームだったので演じられることになって嬉しかったですね。

溝口:自分は世代が少しずれていて、名前は知っているぐらいの知識でした。ゲームを舞台化する想像がつかなくて、台本をもらうまでは不安が大きかったです。くにおくんと自分のイメージも合わず、もっとゴツゴツした人の方が合うのではと思って、最初お話をいただいたときは何度か確認しちゃいました、「僕ですか!?」って。

▲当初の驚きを語るくにお役の溝口琢矢さん

“ヤンキー”って人間味があって硬派

ーー役と自分のイメージが合わなかったとのことですが、やはり役作りには苦労されましたか?

溝口:最初は不安に思いつつ色々調べていたんですが、そうするうちに、くにおくんの性格は熱血硬派という一言で簡潔に表せると気づいて、それからは下手に調べるのをやめました。真面目に“不良”を演じきるのが一番かなって。ゲームでのくにおくんのイメージは、脚本・演出の白柳力さんが原作の大ファンなので、白柳さんに細かく確認するようにしています。容姿の部分は衣装とヘアメイクにとても助けられていて、あとは舞台上で自分がどれだけ表現できるかですね。

寺山:僕も原作を読み込んだ上でそのままキャラが飛び出してきたような役作りをすることが大事だと思っていたのですが、くにおくんのゲームはドット絵だし声もついていないので、自分が台本を読んで受けた印象を膨らませていくしかなかったですね。あとは、舞台の内容がコメディなのでキャラにボケとツッコミがいて、りきはセリフにツッコミが多いので、そこの解釈もポイントでした。

ーー想像力が必要だったんですね。役作りが完成するまでどのくらい時間がかかったのでしょうか?

溝口:こんなくにおくんでやっていこう、というイメージは台本をいただいてすぐにできました。ただ、自分はディスカッションをしたいタイプなので、毎回丁寧に受け答えをしてくれる白柳さんと、いまもまだ一緒に作り上げている最中です。

寺山:実は初日の稽古では、声を低めにしてみたんです。“ヤンキー”のイメージって「オラァ!」みたいな感じだったから。でも白柳さんから「普通でいいよ、そのままで」と言われて、だいたいそこからは変わってないですね。

ーー“ヤンキー”を意識して役作りしていたんですね。

寺山:溝口くんと白柳さんと3人で、稽古が始まる前に“ヤンキー”について話したことがあって。そこで、意外とこの時代のヤンキーのイメージって人間味があって硬派なだけで悪いことはあんまりしないよね、という言葉をもらっていました。

溝口:タバコとか咥えてたらまた違ったと思いますが、みんなまだ高校生ですし、単に喧嘩の多い不良ぐらいの意識ですね。

▲ヤンキーについて話すりき役の寺山武志さん

ーー演じていて“楽しい点”と“難しい点”を教えてください。

寺山:りきのくにおに対するライバル意識であり仲間意識でもある感情を、劇中のいろんなところで表現できるな、と稽古をやっていく中で気づいていく楽しさがあります。難しいのはきょうことの関係の見せ方ですね。

溝口:りきときょうこはカップルのような関係なんだけど、りきはきょうこに尻に敷かれてるような感じなんです。寺山さんよりきょうこ役の傳谷さんはずっと年下だということもあって、尻に敷き慣れてないので「もっと強く叩いてもいいと思いますよ!」と僕からアドバイスしました。(笑)

寺山:りきときょうこが一緒にでるシーンが少ないので、その中でどれだけ二人の関係を表現できるかが課題です!

舞台上にドット絵アイテムが!これぞ2.5次元

ーー今回の舞台の見どころを教えてください。

寺山:くにおくんのゲームの世界観を大切に表現しているので、その世代の人達にも楽しんでもらえると思います!原作を知っている方が「懐かしいね〜」と思えるようなポイントもふんだんに盛り込まれています。

溝口:ドット絵とのコラボをぜひ見てほしいです。二次元のドット絵をそのまま三次元の舞台上に組み込んでいる、まさに「2.5次元」な仕上がりになっています。

ーードット絵がそのまま?どういうことですか!?(笑)

寺山:くにおくんのゲームにあったアイテムを舞台上で本当に拾うんです。(笑)ドッジボールのシーンではちゃんとドット絵のボールを使います!他にもメリケンサックとか鉄パイプなども小道具として用意してあります。
溝口:ドットが荒すぎて近くからだと分かりづらいのですが、観客席からならちゃんとドット絵に見えると思います!この時代だからこそあえてドット絵を使うことで面白い見え方になっているかも。最近はドット絵に馴染みすぎて違和感なくて、2次元の住人みたいになってます(笑)

ーー原作へのリスペクトとハイレベルなギャグ要素が窺い知れます・・・!

〈後半へ続く〉

後編では稽古場での様子をお届け!みんなオンラインゲームにお熱!?
そしてお二人のサイン入りフォトのプレゼント情報もあるぞ!要チェックだ!
 

後編は下記の画像をクリック!

お二人のプロフィールをチェック!

【溝口琢矢】
1995年5月9日生まれ。東京都出身。AB型。『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』で、佐藤 健が演じた野上良太郎の幼少期役を務め、注目を集める。現在は数々の主演舞台を務める中、12月には映画「シュウカツ3」が公開。
ブログ:https://ameblo.jp/mizotakudays/
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【寺山武志】
1987年12月23日生まれ。愛知県出身。A型。「テニスの王子様」2ndシーズンにて東方雅美役を演じて注目を集める。ミュージカル「黒執事」のシャープハンクス役など、舞台を中心に活躍中。
ブログ:https://ameblo.jp/terayama-takeshi/
ツイッター:https://twitter.com/tera_yama1223

「熱血硬派くにおくん乱闘演舞編」は11月21日(水)から5日間に渡って上映されるぞ!
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