PS5の機能がここに
いよいよ、11月12日の発売日が近づいてきた、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の新世代マシン、プレイステーション5。その機能や対応ソフトなど、徐々に神秘のベールが剥がれてきて、その圧倒的な性能に世界中のゲームファンの期待は高まるばかり! 盛り上がり具合はややもすると、これまでのゲームの歴史で最高クラスかもしれない。
そんなプレイステーション5の情報をコロコロオンラインも徹底的に追いかけているわけだが、今回はローンチタイトル(ハードと同時発売されるソフトのことね)の中でもトップクラスの期待がかかるふたつのソフトを“発売前レビュー”しちゃいたいと思います!
ここで紹介するのは、以前も軽くレビューさせてもらった、プレイステーション5にプリインストールされるアクションゲーム『ASTRO’s PLAYROOM(アストロプレイルーム)』である。
『アストロプレイルーム』は、SIEのワールドワイド・スタジオ JAPANスタジオのASOBI!チームが開発を手掛けた、かわいらしいキャラクターたちが躍動するアクションゲーム。
ASOBI!チームは、ワールド・ワイドスタジオJAPANスタジオに所属しているということもあり、過去にもプレイステーション4用ソフトの『PLAYROOM』など、ハードとコントローラーの特性を活かしまくったソフトを提供し続けている新進気鋭の集団(?)だ。つまりASOBI!チームが作ったソフトを遊べば……プレイステーション5と専用コントローラーのDualSenseの機能をあらかた体験できちゃうってわけである。
以前公開したレビューでは、『アストロプレイルーム』のチュートリアル的なステージである“COOLINGリゾート”をプレイした様子を紹介した。
今回はよりプレイステーション5の発売が近づいてきたということで、さらに踏み込んだステージである“GPUジャングル レンダーの森”に入っていってみたぞ。
『アストロプレイルーム』は前述の通り、軽快なアクションゲームを遊びながらコントローラー(DualSense)やハードそのものの特性を体験できるという、言ってみればプロモーション用のソフトである。それゆえ、プレイステーション5にプリインストールされ、ハードを買いさえすれば誰でも無料でプレイできてしまうんだけど、その出来栄えたるや……これ本当にプリインストールのソフトなの!? と、驚きと感動のあまりアゴが外れそうになるほどのものなのである。
今回選んだ“GPUジャングル レンダーの森”は、その名の通り緑と森がステージのテーマとなっている。
プレイの目的はチュートリアルのCOOLINGリゾートと同様、プレイヤーキャラのアストロを操ってカラフルなステージ(サラリと書いてしまっているが、とてつもなくキレイですw)を縦横無尽に走り回りつつ、敵を倒したり、コインを集めたり、隠されているアーティファクトを探すことだ。操作は、移動、ジャンプ、ホバリングといったオーソドックスなものから、DualSenseに組み込まれたモーションセンサー(傾きを感知する機能ですな)を利用してのアクションや、マイク部分に息を吹きかけて風車を回す(!)といった、遊び心満載のギミックも多数搭載されている。
たとえば、このGPUジャングルでは、モーションセンサーを使ってのロッククライミング(ていうか、ボルダリングかな)や、同じく傾きを使って的を絞り矢を射るシーンなんかもある。
しかも、いろいろとできてしまうと操作が煩雑になり、「覚えるのが面倒臭そうだな」なんてことになりがちだが、『アストロプレイルーム』ではごく自然な流れでそれらのギミックが登場し、何の違和感もなくさまざまな機能を体感できるので、ハードの特性を啓蒙するにはピッタリの作りになっているなと改めて実感した。
そんなGPUジャングルで筆者が、
「おお!! こ、これは!!」
と感激したのが↓こちらの恐竜だ。
このティラノサウルス(だよね?)って、確か……1993年の初代プレイステーションの技術デモで公開された、ポリゴンで描かれた恐竜の映像のオマージュでは!? ……って、違う!?
『アストロプレイルーム』には、こんなステージがまだまだたくさん用意されている。プレイステーション5が発売されるまでに、それらのステージも紹介できたらなと思います!