みんなで年表を作り上げよう!
コロコロに関するキミの思い出コメントや
秘蔵のふろく品&ホビーなどを
「#コロコロ500号」を付けてつぶやくのだ!
ポケモン、ベイブレードで類似誌に圧倒的な差を見せつけ、爆進を続けるコロコロ。「おはスタ」というテレビ番組との強力タッグも類似誌にはない特徴で、コロコロの名前はマンガ誌購読習慣のない低年齢層にまで浸透していきます。作品やホビー特集もこれまでになくレンジの広いものになり、読者層はさらに拡大していきます。では、さっそく25周年目となる2002年からの5年間をチェックだ!
2002年(平成14年)第274号~第285号
■トピックス:創刊25周年!
記念すべき25周年イヤー。コロコロと一緒に生まれた子供もすっかり大人な年齢です。この時期は親子でコロコロ読者なんてことは全く珍しいことではありません。そして、かつての愛読者たちが芸能界、スポーツ界で活躍するようになっており……。それをあらわすよう、5月号の記念特集では人気タレント、アイドル、スポーツ選手がお祝いメッセージを寄せています。また、特集内の記事によると、25年ぶんのコロコロを積み上げると「地球コ15分」の高さで、総重量は「アフリカ象3万6千頭分」になるとか。子供にもその歴史の長さと重みが分かりやすく伝わりますね!
■主な人気マンガ
1月号~ 「怪怪ハンタージンタ!」こしたてつひろ
2月号~ 「魔法キッズ ないしょのクルミラ!」玉井たけし
3月号~ 「映画ドラえもん のび太とロボット王国」
4月号~ 「ひでまる the soccer boy」溝渕誠、「B‐伝説バトルビーダマン」犬木栄治
10月号~ 「爆裂!ボンバーマンジェッターズ」まつばらともふみ
「25周年大企画」の目玉は、やはりドラえもん! 「コロコロの歴史はドラからはじまった!」と予告され、4月号から「名作劇場ドラえもん」として再録が開始されます(12月号では「パーマン」を読切掲載)。
従来の人気作では、「デュエル・マスターズ」が10月から「おはスタ」内でアニメ化され、さらにブームが加速。ビーダマンも「B‐伝説バトルビーダマン」となり、新展開を迎えます。また、この年に開催されたワールドカップを受けてサッカー少年犬が活躍する「ひでまる the soccer boy」がスタート。有名選手を交えて展開するストーリーが全国サッカー少年たちを夢中にさせました。
■主なホビー:リバイバルホビー勢ぞろい!
25年のあいだ、さまざまなホビーが登場したコロコロ。記念号での「コロコロ年代期」では、それぞれの時代を象徴するホビーが紹介されています。これによると20年前は「ファミコン」、15年前は「ビックリマン」、10年前は「ミニ四駆」、5年前は「ポケモン」、そして現在(2002年当時)は「ベイブレード」ということ。
そんなベイブレードに続けとばかりに、この年はリバイバルホビー商品が続々登場。コロコロでも、カスタマイズ可能な新世代メンコ「BANG!」(タカラ)、消しゴムはじき遊びを現代アレンジした走行フィギュア玩具「ビーストシューター」(コナミ)、出した目で勝敗が決まるサイコロ型フィギュア玩具「ガンダイス」(バンダイ)を特集しています。
■2002年の出来事
雪印牛肉偽装事件
「ゆとり教育」開始
多摩川に出没する、あごひげアザラシ「タマちゃん」が話題に
FIFAワールドカップ日韓大会開催。日本がベスト16に初進出
お掃除ロボット「ルンバ」発売
「ハリー・ポッター」シリーズが書籍ベストセラーに、映画も大ヒット
雑学番組「トリビアの泉」放送開始。「へぇ~」が流行語に
北朝鮮拉致被害者が日本に帰国
■コロコロトリビア:「てれコロコミック」
前年の2001年と、この年に発売されたのが幼児向けテレビ雑誌「てれびくん」とコロコロの合体マンガ誌「てれコロコミック」。
マンガもテレビ番組の特撮ヒーローをフィーチャーした内容で、平成ライダー第1作「仮面ライダークウガ」(上山道郎)、第2作「仮面ライダーアギト」(坂井孝之)からは当時、再燃していた仮面ライダー人気が伺えます。ほか「ガオレンジャーVSゴレンジャー」(犬木栄治)、「ウルトラマンコスモス」(かとうひろし)といったコロコロ人気作家によるヒーローものコミカライズ、「スーパーマリオくん」や「うちゅう人田中太郎」といったコロコロ人気作の番外編も掲載されていました。
その“コロコロの弟”的な存在は、後の「コロコロイチバン!」に引き継がれます。