ソロの怪物Maufinとソロの帝王TAKAMURAMM、奇跡の世代をダブルインタビュー!
CrazyRaccoon所属のTAKAMURAMMに続き、「Fortnite World Cup」への出場を決めた二人目の日本人プレイヤー、Riddle所属のMaufin。
今回は『奇跡の世代』とも評されるTAKAMURAMMとMaufinの二人に対してインタビューを敢行しました。世界レベルのプレイヤーは、お互いをどう思っているのか。前編となる今回は、Maufin選手を中心に迫っていきます!
Maufin: Riddle所属のプロゲーマー。ソロで驚異の35キル、デュオアリーナでは合計44キルを達成。賞金総額約40億円の「Fortnite World Cup」に出場。 ●YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC_INF4xQABOfv116mpQz2YQ/featured https://twitter.com/maufinfn |
|
TAKAMURAMM: プロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」所属のプロゲーマー。日本人では入賞不可能だと思われていた「Fortnite World Cup」ソロモードのアジア枠を、その身一つで手に入れた。 ●YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCA0DY-BEMXg8wfOs3J_aXKQ https://twitter.com/Rur_mm |
――Maufin選手、TAKAMURAMM選手、本日は宜しくお願いいたします。
Maufin:
よろしくお願いします。
TAKAMURAMM:
よろしくお願いします。
――TAKAMURAMM選手は前回に引き続きインタビュー出演となりますが、Maufin選手は今回が初めてとなります。軽い自己紹介をお願いできますか。
Maufin:
Riddleに所属しているMaufinと申します。年齢は15歳で、高校一年生です。
TAKAMURAMM:
僕と同い年ですね。
――お二人とも同い年なんですね! Maufin選手はフォートナイトをやるまでは、どのようなゲームをやっていたのでしょうか。
Maufin:
昔はスプラトゥーンやモンスターハンターをやってました。その後にオーバーウォッチを少し触って、フォートナイトの世界へと足を踏み入れるようになりました。シーズン3の時くらいに始めました。
TAKAMURAMM:
自分もスプラトゥーンはプレイしてました。同じ年代だし、やってるゲームも似てますね(笑)。
――確かにTAKAMURAMM選手と似たような経歴ですね。そうしてMaufin選手はフォートナイトに行きつき、最終的にRiddleへと所属することになったわけですが、加入した際の経緯を教えていただけますか?
Maufin:
最初は無所属でやっていこうと思ってたんです。何故ならチームというのはどうしても色々な面で縛りが多くなるからです。
チームメイトのことも考えなければいけないですし、ツイッターでの発言も気を付けなくてはいけない。時によっては発言したいことも発言できません。
そういう縛りが発生したら、多分すごく窮屈な気持ちでプレイすることになるだろうなと思い、それは個人的にとても嫌だったので、どこかのチームに入ろうという考えはありませんでした。
しかし最初にRiddleに誘われた時、Lexqssさんと色々話したのですが、Riddleにはそういった縛りが無く、自由だということが分かったんです。Lexqssさんはソロスクでも目立つようなプレイヤーで尊敬していましたし、これは自分でもやっていけるんじゃないだろうかと感じて、最終的にRiddleに加入することを決めました。
――Maufin選手と言えば、TAKAMURAMM選手と対を成す、「Fortnite World Cup」への出場を決めた日本人2人目のソロプレイヤーとなるわけですが、お二人はお互いのことをどのように思っているのでしょうか。
Maufin:
たかむら(TAKAMURAMM)さんは最初から最強ってイメージがありますね。ツイッターでbellさんがリプしてるのを見て初めて知ったんですが、その時はまだ世間的に知られてない時期だったのに、既にかなり強かったのを覚えています。
――TAKAMURAMM選手は短期間でぐっと上がってきたイメージがありますね。
Maufin:
スクリムで勝ってて、この人誰なんだろうなってずっと思ってました。ただ直接話したことはなくて……今回のインタビューで初めてたかむらさんと喋りました(笑)。
――お互いに初対面なのは意外です! TAKAMURAMM選手はMaufin選手に対して、どのような印象をお持ちですか?
TAKAMURAMM:
自分からしても、Maufin最強って感じですよ(笑)。
――お互いにお互いを最強だと思っているのはなかなか奇妙な関係ですね。お互いにリスペクトせざるを得ないという。
TAKAMURAMM:
自分がまだスクリムやりたての頃から、ソロスクアッドでハイキルしてるのを見てました。大量キルをバコバコ出してて、しかもハイキルだけじゃなくて、スクリムや大会でも上位に食い込んでるんです。完全に化け物だと思ってます。
ソロスク36キルポンプ強すぎた pic.twitter.com/Xk5DpPLWWI
— Maufin / Riddle (@MaufinFN) 2019年6月26日
Maufin選手はソロスクでハイキルするプレイヤーとして有名
(引用元:https://twitter.com/MaufinFN/status/1143810942016208897)
――Maufin選手のご家族は、今回のワールドカップ出場に関してどう思っていますか。
Maufin:
両親には「ワールドカップに行く」という話しかしていなくて、そこまで細かくは把握していないと思います。
もちろんオープンに話してはいるんですけど、親くらいの年代になるとゲームに興味がある人や、ゲームの世界を把握できる人はあまりいないのかもしれません。
ただ自分には一つ上の兄貴がいるんですけど、彼は相当喜んでいました。
――お兄さんがいらっしゃるんですね。一つ上というと年代も近いので、やはり弟の凄さや、フォートナイトについてもご存じなのでしょうか。
Maufin:
実は兄貴もフォートナイトをプレイしていて……しかも結構ガチガチにプレイしています。スクリムとかも時々やっているくらいです。
今回のワールドカップオフラインへの出場が決まった時は、凄く喜んでくれてました。本気で応援してくれてると思います。
――微笑ましい兄弟関係ですね。ちなみに同じゲームをやっているのであれば、例えばお兄さんのデバイスを貰うとか、そういうこともあるのでしょうか。
Maufin:
それに関しては実は逆パターンになっていて。僕が兄貴にデバイスをあげることが多いんです。マウス、マウスパッド、それ以外にもモニターやPCとかもあげたり。
TAKAMURAMM:
モニターやPCもあげるって凄いね……。
――Maufin選手が尊敬しているプレイヤー、仲がいいプレイヤー、ライバルだと思っているプレイヤーはいらっしゃいますか?
Maufin:
全員同じプレイヤーでもいいですか?
――全員同じというのは、これはまた珍しいですね! 大丈夫ですよ。
Maufin:
現在Riddleに所属しているBobくんというプレイヤーです! 彼のことは尊敬もしていますし、一番仲がいいですし、ライバルだと思っています。
彼はしょっちゅうソロスクで活躍しているんですが、スクリムも強いし、僕と同じようにハイキル狙いのプレイをしていて、しかもですよ、パッドでプレイしているんです!
多分スクリムでパッドを使って上位に食い込んでくるプレイヤーというのは彼以外に居ないと思います。
あと僕がワールドカップへの出場を決めた時も、まるで自分が出場決定したかのように凄く驚いてくれて。「ガチで頑張れ」と応援してくれてます。歳も自分と同じで、そういうところにも親近感があります。
――素晴らしい友人関係ですね! っていうか、また同世代なんですか!? これは間違いなく奇跡の世代じゃないですか……。
今回のインタビューはここまで!
次は後半編になります。後半では二人のパーソナリティや、プレイヤーとしての違い、世界戦への想いをお聞きいたします。お見逃しなく!
ライター:gappo3 プロゲーミングチーム「Green Leaves」に所属し、ライターを兼任。選手に寄り添うインタビューをモットーに、丁寧に選手の一面を描いていきます。 https://twitter.com/gappo3gappo3 |
「Crazy Raccoonの100%ビクロイしないと!!」 バックナンバー | |