By まつがん
逆札篇第2弾「燃えろ禁断!逆転のドギラゴン革命!!」は、「革命チェンジ」や「ガチンコ・ジャッジ」といった既存のキーワードに対し、パワーという別の視点を与えることで、カードの新たな魅力を引き出したセットだった。
そんな中で、今回私が注目した1枚はこれだ。

《熱血V龍 ガイギンガ》。山札上からのランダムとはいえ、登場時と攻撃時の2回の踏み倒しが可能ということで、脳内物質がこれでもかとドパりそうな雰囲気とともに新デッキの基軸になってくれそうなポテンシャルを秘めたカードである。
では、このカードを使ってどのようなデッキを組むべきか。ここで、踏み倒し能力を持つクリーチャーをメインに据える場合は、「そもそもそのクリーチャーをどうやって出すのか?」と、「そのクリーチャーから何を出すのか?」、そして「そのクリーチャーを引かない時にどうするのか?」という3点の問題を解決する必要がある。


「そもそもそのクリーチャーをどうやって出すのか?」については、《熱血V龍 ガイギンガ》が火単のコマンドであることから、《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》と《鬼寄せの術》のパッケージが問題を解決してくれる。3ターン目から2体もクリーチャーを踏み倒せば、相手はひとたまりもないだろう。
だがそうなると、デッキの構造に制約が生まれる。《鬼寄せの術》から《熱血V龍 ガイギンガ》を出そうとするなら火火闇というマナ置きが必須だからだ。
しかしここはあえてその制約を逆利用することを考えてみよう。「そのクリーチャーから何を出すのか?」については、火単か闇単の4コストクリーチャーから強力なものを探せばいい。
そして、「そのクリーチャーを引かない時にどうするのか?」については、この連載でたびたび登場する私の持論がある。1種4枚で足りないならば、2種8枚積めばいいのだ。
そう、すなわち。

《魔誕の猛将ダイダロス》を使えばいいのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『デーモン・ガイギンガ』
| 4 | 《魔誕の悪魔デスモナーク》 | 4 | 《炎怒の夜 アゲブロム》 | 4 | 《蝕眼のV ヴェノム・ランブル》 | 4 | 《魔誕の穿将ベリュガデス》 | 4 | 《魔誕の猛将ダイダロス》 | 4 | 《熱血V龍 ガイギンガ》 | 4 | 《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》 | 4 | 《混沌の獅子デスライガー/カオス・チャージャー》 | 4 | 《鬼寄せの術》 | 4 | 《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》 |

せっかくのドパが台無し!!!😡😡😡
《熱血V龍 ガイギンガ》で踏み倒せるクリーチャーが16枚のみで5割を下回っている構造は、ドパのタダ捨てに等しい。さらに《混沌の獅子デスライガー/カオス・チャージャー》のバリューを上げるためとはいえ、せっかく踏み倒せたとしても4コストのデーモン・コマンドたちではその後のゲームメイクに不安があり、全体的に中途半端なデッキになってしまった。
そもそも《熱血V龍 ガイギンガ》は5コスト以上のカードが他にデッキに入っている時点で機能不全を起こしかねないカードである。その点で「《熱血V龍 ガイギンガ》を2種8枚積む」行為は《熱血V龍 ガイギンガ》の存在意義を否定することになると言える。
だが、ならばどうするか?そうだ、理性を捨てればいい。ゴリラになるのだ。ゴリラは切り札が1種4枚だろうと2種8枚だろうと気にしない。ただ圧倒的な握力で切り札を掴み取ればいい。
だとしても、《熱血V龍 ガイギンガ》で何を出せばいいのか。
ここで私は《熱血V龍 ガイギンガ》のもう一つの能力に思い至った。「選ばれたら追加ターン」……ということは、すなわち。


《熱血V龍 ガイギンガ》を全力でアンタップさせればいいのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『全力ガイギンガ』
| 4 | 《YAGYU-真価G89》 | 4 | 《ハンプティ・ルピア》 | 4 | 《蝕眼のV ヴェノム・ランブル》 | 4 | 《ブランド-MAX》 | 4 | 《チョクシン・ゴー》 | 4 | 《カダブランプー》 | 4 | 《Disカルセ・ドニー》 | 4 | 《熱血V龍 ガイギンガ》 | 4 | 《鬼寄せの術》 | 4 | 《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》 |

デッキじゃない!!!😡😡😡
《熱血V龍 ガイギンガ》は登場時と攻撃時という異なるタイミングで踏み倒しが発生するので、その両方に対応している《ブランド-MAX》はまだしも、《カダブランプー》と《チョクシン・ゴー》は適切なタイミングでめくれないと無が踏み倒されるだけになり、ドパどころかセルフ脳破壊ギミック搭載型クソデッキが爆誕してしまった。
それにこのデッキでも《熱血V龍 ガイギンガ》の当たりは28枚しかない。2回踏み倒しが走るのだから、2回とも踏み倒せないとドパは出ない。しかしこれ以上《熱血V龍 ガイギンガ》の当たりを増やすには……?
そう、答えは一つだった。


初動を全部抜けばいいのでは???🤔🤔🤔
《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》も《鬼寄せの術》も、「3ターン目に《熱血V龍 ガイギンガ》を出そう」という発想で入っているカードである。しかしその代償として《熱血V龍 ガイギンガ》の2回のめくりが不発に終わるリスクを抱えるくらいなら、《熱血V龍 ガイギンガ》の召喚を4ターン目まで遅らせ、2回のめくりをより確実なものにした方が良い。
《影速 ザ・トリッパー》はその遅らせた1ターンを稼げるクリーチャーで、マナベース的にも都合が良い。また《友情地龍 ルピア・ターン》は「3→5」で《熱血V龍 ガイギンガ》の召喚を助けつつ、公開領域を広げられるので《熱血V龍 ガイギンガ》自体を探しにいけるほか、《熱血V龍 ガイギンガ》の登場時にめくれると攻撃時のめくり先を固定できるということで、あらゆる点でデッキに噛み合ったクリーチャーである。
そう、《熱血V龍 ガイギンガ》でめくれて弱い2ターン目のアクションは不要だった。時代は《熱血V龍 ガイギンガ》のめくりを最大化した、4コスト24枚のデブタワー。これにより2回のめくりで圧倒的なバリューを獲得できる。
もちろん《友情地龍 ルピア・ターン》が絡まなければ踏み倒し先は完全なるランダムである。だがドパ厨にとってはむしろそれがいい。デュエル・マスターズにおいて一番楽しいのはランダムなめくりで対戦相手を破壊することだからだ。
この構造により、すべてのデュエマを「運だけ」にできるに違いない。あとは相性の良いカードで残りのスロットを埋めていくだけだ。


《熱血V龍 ガイギンガ》は実は「エレメント」を踏み倒せるので、《邪尾の魔法陣》を採用できる。《影速 ザ・トリッパー》か《友情地龍 ルピア・ターン》を出せるのでハズレにはならないし、《Disカルセ・ドニー》と《熱血V龍 ガイギンガ》が同居した本来は無茶なマナベースを完璧に補助してくれる。
また、《熱血V龍 ガイギンガ》の登場時と攻撃時という異なるタイミングの踏み倒しに対応したカードとして、《ブランド-MAX》以外にも《注文猫のウェイ》が存在する。登場時にアンタップ効果を使用せずに攻撃時に踏み倒したクリーチャーの登場時で使用すれば、「選ぶと追加ターン」という能力を持った《熱血V龍 ガイギンガ》で攻めを継続できることになり、ポテンシャルを最大限に引き出すことができる。
というわけで、できあがったのがこちらの「運だけガイギンガ」だ!
『運だけガイギンガ』
| 4 | 《影速 ザ・トリッパー》 | 4 | 《友情地龍 ルピア・ターン》 | 4 | 《轟腕のR ダグラジャパニカン》 | 4 | 《蝕眼のV ヴェノム・ランブル》 | 4 | 《ブランド-MAX》 | 4 | 《注文猫のウェイ》 | 4 | 《Disカルセ・ドニー》 | 4 | 《堕チシ八叉ノ蛇神》 | 4 | 《熱血V龍 ガイギンガ》 | 4 | 《邪尾の魔法陣》 |

まつがん「よし、このデッキで勝負だ!デッドマン!!」
デッドマン「いいですよ!では《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》を出します」

うん、出禁 !!!😡😡😡
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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