By まつがん
「悪感謝祭 カリスマBEST」は、5つの種族にフィーチャーしてその種族ごとにカードを集めればデッキになるという、BESTの系譜を受け継いだパックだった。だがそれゆえに、他のアーキタイプへの出張という観点だとなかなか難しい部分があった。
そんな中で、私が注目した1枚はこれだ。

《バクロ法師の封》。種となるクリーチャーなしで進化デモニオをマナから引っ張り出せるということで、デモニオ専用の《母なる星域》とも呼べるスペックとなっている。使い道が限られるとはいえ、《母なる星域》となればポテンシャルは計り知れない。
では《バクロ法師の封》でデッキを組むとして、どのようなデッキを組むべきだろうか?
こうした「クリーチャーを出す」系のカードでデッキを使う場合は、出す先のクリーチャーとして最良なものを見つける必要がある。どんな進化デモニオでも出せるとはいえ、何でもいいわけではない。だがだとしても、「最良」とはどういうことだろうか?
もしこれが仮に「クリーチャーBを出せるクリーチャーA」でデッキを作っているとしたなら、「A→B→A→B→……」という再帰性を持った相方が見つかれば話が早い。だが《バクロ法師の封》はタマシードで、しかも出せるのは進化デモニオと狭い範囲である。
「タマシードを出せる進化デモニオ」など、まさかそう簡単に見つかるはずも……。
あった。

《邪王来混沌三眼鬼》を使えばいいのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『普通デモニオ』
| 4 | 《禁断英雄 モモキングダムX》 | 4 | 《終来王鬼 ジャオウガ》 | 4 | 《邪王来混沌三眼鬼》 | 4 | 《キャンベロ <レッゾ.Star>》 | 4 | 《空間型無限収納ストラトバッグ》 | 4 | 《ジャスミンの地版》 | 4 | 《鬼退治の心絵》 | 4 | 《邪爪の魔法陣》 | 4 | 《バクロ法師の封》 | 4 | 《邪王来混沌三眼鬼の封》 |

あまりにも普通すぎる!!!😡😡😡
「タマシードと進化レクスターズしかデッキに入れなければ《邪王来混沌三眼鬼》がすごいことになるのでは???🤔🤔🤔」と考えたまでは良かったものの、結果としてよくある《禁断英雄 モモキングダムX》を入れたデザイナーズのデモニオデッキの亜種にしかならず、記事にするほどのインパクトが皆無すぎてうんちなのであった。
そもそも本連載のコンセプトは「他の人が試したりしていなさそうなカードの組み合わせで新しいデッキの基盤を作る」ことにあるところ、カリスマBESTが発売した時点で「火闇自然でコスト5以下の進化デモニオ」は検索され尽くしているに決まっている。ならば、少なくとも火と自然が確定で採用される《邪王来混沌三眼鬼》との組み合わせで、デザイナーズのコンセプトと差別化することは不可能に近い。
だが、《邪王来混沌三眼鬼》以外で《バクロ法師の封》と相性が良く、なおかつデッキが火闇自然に寄っていかないカードなど、まさか他にあるわけが……。
あった。

《神ナル機カイ「亜堕無」》を出せばいいのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『ナチュラル・亜堕無』
| 4 | 《神ナル機カイ「亜堕無」》 | 4 | 《「亜堕無」-鬼MAX》 | 4 | 《邪眼左神エンドレス》 | 4 | 《トレジャー・ルーン》 | 4 | 《ヘルコプ太の心絵》 | 4 | 《空間型無限収納ストラトバッグ》 | 4 | 《アストラルの海幻》 | 4 | 《ジャスミンの地版》 | 4 | 《グレートブルーの海幻》 | 4 | 《バクロ法師の封》 |

亜堕無に命かけすぎ!!!😡😡😡
確かにコンセプトとして一貫性はあるしデッキのビジュアルも良い一方で、《神ナル機カイ「亜堕無」》だけでゲームに勝とうとするなら《バクロ法師の封》を出す前に4~5個のタマシードをあらかじめ並べておく必要がある点がどうしてもネックであった。《グレートブルーの海幻》の連鎖でいくらか誤魔化せるとはいえ、速度面で難がありすぎる。また、《神ナル機カイ「亜堕無」》では勝てないパターンを他の進化デモニオで補強しようにも、《「亜堕無」-鬼MAX》はさすがに単体でゲームに勝てるカードではなく、そうなると《神ナル機カイ「亜堕無」》で勝てない時点でデッキの8割が無の展覧会と化してしまうというのがあまりにもうんちすぎであった。
とはいえ進化デモニオのカードプールにも限界があり、《邪王来混沌三眼鬼》と《神ナル機カイ「亜堕無」》以外ではまともにデッキになる気配がなかった。
挫折……その二文字が頭をよぎる。だが私は諦めなかった。そして、発想を逆転させてみることにしたのである。
《神ナル機カイ「亜堕無」》だけでゲームに勝とうとするから、《バクロ法師の封》を出す前に4~5個のタマシードをあらかじめ並べておく必要が出てくる。ということは逆に考えれば、《神ナル機カイ「亜堕無」》だけでゲームに勝とうとしなければいいのではないか。
つまり、《神ナル機カイ「亜堕無」》をサブフィニッシャーにしたコンセプトがあれば、早期に大量のタマシードを要求されることはなくなる。また、さらにそれがタマシードを使ったコントロールであれば、ゲームを進めていけば自然にタマシードが並び、《神ナル機カイ「亜堕無」》によるフィニッシュを奇襲的に運用できるのではないか。
そう、すなわち。


《龍V王 Q.E.D.》を軸にしたコントロールにすればいいのでは???🤔🤔🤔
カードタイプ別に手札を補充できる《龍V王 Q.E.D.》は、タマシードを軸にしたコンセプトと相性が良い。《バクロ法師の封》と《神ナル機カイ「亜堕無」》をセットで回収できるし見る枚数も多いので、コンセプト上どちらも必ずしも4積みする必要がなくなるのもありがたいところだ。
また、アグロで組んでいた場合と異なり《マンハッタンの心絵》を運用できるのも強みとなる。相手のターン中にカウンターで全体除去を放てるので、相手に先に展開を許してしまっても巻き返せるし、《神ナル機カイ「亜堕無」》の前の露払いには最適だ。
あとはこのコンセプトに合致するよう、残りのスロットを埋めていくだけだ。


《鬼退治の心絵》は序盤は「3→5」の加速で《龍V王 Q.E.D.》の着地を助けつつ、中盤~終盤は《バクロ法師の封》《神ナル機カイ「亜堕無」》や《マンハッタンの心絵》などを状況に応じて探してこれる。
《バロメアレディの黒像》は《烈しき切札 ドギラゴン逆》にも対応可能な受け札で、水自然だけでは不足がちだった相手のクリーチャーへの対応力を補ってくれると同時に、《アストラルの海幻》で捨てた《龍V王 Q.E.D.》や進化クリーチャーを蘇生してさらなる受けを作ることもできる。


《ドラゴン流鬼 <パンドラ.鬼>》は《バクロ法師の封》から出せる全体除去で、マナを伸ばすカードが多いこのデッキにおいては8コストは十分現実的なラインと言える。
《カンゼン邪器 <不明.鬼>》も《バクロ法師の封》からのオプションになる1枚で、《鬼退治の心絵》などでマナに置いた《マンハッタンの心絵》を利用して相手ターン中の全体除去をちらつかせ、相手の展開を抑制することができる。
というわけで、できあがったのがこちらの「バクロ・亜堕無」だ!
『バクロ・亜堕無』
| 3 | 《神ナル機カイ「亜堕無」》 | 4 | 《龍V王 Q.E.D.》 | 1 | 《カンゼン邪器 <不明.鬼>》 | 1 | 《CRYMAX ジャオウガ》 | 1 | 《ドラゴン流鬼 <パンドラ.鬼>》 | 3 | 《深淵の逆転撃》 | 4 | 《空間型無限収納ストラトバッグ》 | 4 | 《ジャスミンの地版》 | 3 | 《アストラルの海幻》 | 4 | 《鬼退治の心絵》 | 3 | 《グレートブルーの海幻》 | 3 | 《バクロ法師の封》 | 2 | 《マンハッタンの心絵》 | 4 | 《バロメアレディの黒像》 |

まつがん「よし、このデッキで勝負だ!デッドマン!!」
デッドマン「いいですよ!では《世界竜皇 ボルシャック・ヒカリスマ》を出します」

うんちうんちうんちうんち!!!(注:これは「運を知る貴方はとてもデュエマがお上手です」という意味の造語であり、決して下品な罵倒語ではありません。うんち。)😡😡😡
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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