出直し、か
セカンドデータ“モブ君”が迎えた、初の虫相撲大会。メインストーリーを進めるにはここで優勝し、つぎの段階の扉を開けるためのフラグを立てねばならない。
さすがにメインストーリーは2周目なので、俺は事前に2匹のムシを育成で育て、それをドカドカと無遠慮に1回戦に投下して、見事決勝までたどり着いたのである。
でも……!
ファーストデータはすでに無双状態なことも影響してか、“虫相撲大会のトーナメントでは、一度使ったムシを再利用することはできない”というルールを忘れていてだなぁ……!
「キミの負けwww」
女帝・リサを相手に迎えた決勝戦で、先勝を許すという大失態を演じてしまったのであった……。
でも、虫相撲は2本獲ったほうが勝ちなのだ。よって、
「まだ、つぎがあるぜ!!」
モブ君は気合も新たに、
エラフスホソアカクワガタを必殺の刺客に任命し、
運命の2本目へと打って出たのである。
が……。
前回も書いた通り、俺が虫相撲大会用に用意していたムシは育成の2種だけで、あとは……いっさいエサを与えていなくて、腹ペコのヘロヘロ状態になっていたんだよ!! このエラフスホソアカクワガタも元気はたったの“1”になっていたため、本来の力とは程遠く……。
相手がフルパワーを出す限り、まったく届かないというね……。
それでも、
「奇跡は起こるかも!!!」
と思って、
フルパワー(18だけどw)を出していったんだけど……。
容赦のない女帝・リサはいっさい手を抜いてくれず……!
ああああああ。フルパワーを重ねてきやがった!!><
これにて、無惨にもストレートで敗れてしまい……。
「キミの負け!!!www」
ってことで……。
うおおおおお!!! まさかこんなところで敗北するなんてええええ!!!><
ちと、もう何匹か育てて万全を期さないといけないな……。
2周目において基礎の基礎を思い出しつつ、次回に続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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