ビビバスのキャスト4人がそろった生歌唱は圧巻
セガ×Colorful PaletteのiOS/Android向けアプリ『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』に収録されているあまたの名曲を、オーケストラ+スペシャルバンドの生演奏で堪能できる! そんな夢のようなコンサートが、今回で4回目となる“セカイシンフォニー”だ。
今年もパシフィコ横浜の国立大ホールにて、栗田博文さん指揮、東京フィルハーモニー交響楽団とセカイシンフォニースペシャルバンドの演奏により盛大に開催! 今回はストリートユニットのVivid BAD SQUADが中心の構成ということで、優雅さと迫力に満ちた生演奏を披露してくれたのである。
セカイシンフォニー2024横浜公は、昼の部、夜の部の2公演体制で、我々コロコロオンラインプロセカ班は昼公演のほうに取材で訪れた。
※本記事は公演のセトリバレを含みます。
※大阪公演では演奏曲が一部異なる場合があります。
期待を胸に、いざ会場へ!
会場のパシフィコ横浜に、開場時間の午後1時すぎに行ってみると……!
ご覧の通り、早くも多くのファンでごった返していたのである。
毎年、セカイシンフォニーはオーケストラライブコンサートということもあってか派手な展示等は行っていないんだけど、さりげなく掲示されているポップやポスターが会場を彩っている。それらを見つけたファンはこぞってスマホを取り出し、パシャパシャと記念撮影をしている姿はほほえましかった。
そんな中、飛び抜けて長蛇の列ができていたのがフラワースタンド。1本1本しっかりと確認するように撮影していたファンの姿が、じつに印象的だった。
そして、午後2時半。
パシフィコ横浜が誇る広い広い国立大ホールに、ビビバスの4人のナレーションが流れる。さあいよいよだ……! 皆が拍手をしつつ身構えたところでコンサートマスターが登場し、東京フィルハーモニー交響楽団の面々が奏でるチューニングの音が館内に響き始めた。そこに……! ゲームミュージックのオーケストラコンサートではすっかりおなじみ、指揮者の栗田博文さんが登場! ついに、セカイシンフォニー2024の幕が切って落とされたのであった!
以下、この日に演奏されたセットリストに沿って記事を書いていこうと思う。
●『New Landscape』(作曲:直江 禎喜)
オープニングを飾ったのは、『プロセカ』のアプリを立ち上げるとすぐに流れる、タイトル画面のBGM。ゲームの開幕とともに誰もが耳にするお馴染みの曲ということで、コンサートが始まるというワクワク感を演出してくれたのである。
そして、ステージ上の大スクリーンに初音ミクが登場。彼女も、どんな音が聴けるのかワクワクしている様子だった。これを皮切りに、各ユニットのパートがスタートする。
【Leo/need(レオニ)】
●『STAGE OF SEKAI』(作詞・作曲:針原翼(はりーP))
●『purpose』(作詞・作曲:doriko)
穂波が志歩に思いのたけをぶつける印象的なシーンが流れたあと、青いライトが輝く中で『STAGE OF SEKAI』の演奏へ。イベントストーリーの映像から曲に入る見事な流れで、のっけから込み上げてくるものが……!
2曲目は『purpose』。会場が横浜ということもあってか、船出をイメージさせる映像とオーケストラのコントラストが、より映える1曲となった。
【MORE MORE JUMP!(モモジャン)】
●『はぐ』(作詞・作曲:MIMI)
●『JUMPIN’ OVER !』(作詞・作曲:r-906)
モモジャンを支えてくれていた斎藤さんの葛藤と、それを見つめる雫のやり取りがスクリーン上で展開。これを受けての『はぐ』は、間奏のサックスソロが非常にかっこよかった。
2曲目では一気に雰囲気がかわり、爽やかで軽快な『JUMPIN’ OVER !』でモモジャンのキュートさを表現!
【ワンダーランズ×ショウタイム(ワンダショ)】
●『キラピピ★キラピカ』(作詞・作曲:nyanyannya(大天才P))
●『箱庭のコラル』(作詞・作曲:koyori)
おじいさんとの想い出のシーンを経て、ワンダショの4人で夢に向かうことを決意したえむ……。そんな、ワンダショを象徴するかのような場面が映える『キラピピ★キラピカ』で、会場は大いに盛り上がった。ティンパニーなどの打楽器が効果的で、壮大なミュージカルを見たような感慨がこみ上げてきた……!
一転、夕焼けのようなライティングの中、透明感あふれる『箱庭のコラル』に聴衆は魅了されていたぞ。
【25時、ナイトコードで。(ニーゴ)】
●『キティ』(作詞・作曲:ツミキ)
●『演劇』(作詞・作曲:ナノウ)
「苦しいときは逃げてもいいと思う」と、まふゆに語り掛ける瑞希シーンの後を継いで『キティ』が演奏。サックス、トランペット、トロンボーンが非常にかっこよかった!
2曲目の『演劇』はまさに、オーケストラにピッタリの楽曲。これをオーケストラで聴きたかったファンは多かったに違いない! 壮大な音の広がりが感じられ、会場は厳かな空気に包まれたのだ。
【Vivid BAD SQUAD(ビビバス)】
そして休憩をはさんで、コンサートは第2部に。この日のゲスト、ビビバスのキャラクターボイスを務める、小豆沢こはね役の秋奈さん、白石杏役の鷲見友美ジェナさん、東雲彰人役の今井文也さん、青柳冬弥役の伊東健人さんがステージに登場した。
冒頭、イベントストーリー『Kick it up a notch』の一部を生アフレコで披露! これに続いて、イベントストーリーの挿入歌が生歌唱されたのである。
●『Traits』(作詞・作曲:Yisoch)
『Traits』は通常、こはねのみが歌う楽曲。ここではまず秋奈さんがひとりで歌い出し、途中から鷲見友美ジェナさんも加わっての歌唱となった。最終的には男性陣ふたりもステージに登場し、まさかの4人全員での歌唱! このコンサートだけのスペシャルバージョンで会場を魅了した。
●ひつじがいっぴき(作詞・作曲:Peg)
1曲目の流れを引き継ぎ、このイベントストーリーに書き下ろされた『ひつじがいっぴき』を披露。オーケストラと4人の歌声が融合し、その迫力は圧巻! 素人目にも難しい曲だが、改めてビビバスの歌唱力の高さに驚かされた人も少なくないに違いない。
●MCパート
キャストどうしの仲の良さがうかがえる、ほっこりした雰囲気で進行。今井さんは、ヒールを履いた秋奈さんに身長が超えられそうだと笑ったが、そのときに紹介された衣装は、本コンサートのキービジュアルを再現したものだそうだ。男性は燕尾服、女性陣はミニスカートという華やかな装いで、来場者は赤いライトを振って声援を送ったのだ。
ここから、大迫力のスペシャル歌唱メドレーに! セットリストは以下の通りだ。
●『ミライ』(作詞・作曲:有機酸)
●『仮死化』(作詞・作曲:遼遼)
●『烈火』(作詞・作曲:niki)
会場の隅まで響き渡るような声量と伸びやかな歌声を堪能できた、じつにじつにぜいたくな時間であった。
そして、ビビバスの最初のオリジナル楽曲である『Ready Steady』(作詞:q*Left、作曲:Giga)がインストバージョンで演奏されたのち、同じようにオーケストラサウンドを堪能できる“歌なしバージョン”で以下の楽曲が奏でられた。
●『抜錨』(作詞:ナナホシ管弦楽団、作曲:岩見 陸)
●『きゅうくらりん』(作詞・作曲:いよわ)
●『愛して愛して愛して』(作詞・作曲:きくお)
●『マーシャル・マキシマイザー』(作詞・作曲:柊マグネタイト)
●『KING』(作詞・作曲:Kanaria)
ここで、会場からはアンコールの拍手が起こり、再び声優陣が登場。進級記念ユニットソングである『Beyond the way』(作詞:q*Left、作曲:Giga)を披露してくれたぞ。
そして! この豪華なオーケストラコンサートの最後を締めたのは、プロセカ3周年記念ソングである『NEO』!!(作詞・作曲:じん)
音×映像×オーケストラという三位一体のコンサート。来場者はその感動を、鳴り止まぬ拍手で表していた。これは決して大袈裟な表現ではなく、記者は過去にこれほど長く、情熱的な拍手は聞いたことがない。それほど、来場者はこの日のコンサートに魅せられたということだ。オーケストラと融合することで楽曲の新たな魅力を発見することが出来、会場で聴くことができて本当によかったと心から思えたのでした。
オフィシャル写真撮影:国府田利光
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タイトル概要
プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
■対応OS:iOS/Android
■App Store URL:https://itunes.apple.com/app/id1489932710
■Google Play URL:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sega.pjsekai
■配信開始日:配信中(2020年9月30日(水)配信)
■価格:基本無料(アイテム課金あり)
■ジャンル:リズム&アドベンチャー
■メーカー:セガ/ Colorful Palette
■公式Twitter:https://twitter.com/pj_sekai