完勝を目指して
「今度こそ!!」
の想いを背負って出場しているタランティオン記念大会。さすがにぼちぼち勝利して、特別なアクティオンゾウカブトを手に入れてしまいたい。
そこで、1回戦は出し惜しみせず無敵のロクロクビオトシブミを出して……圧勝!! 2連勝で決勝にコマを進め、激突する相手は……!!
そう、女帝・リサを破って進出してきたヒカリだ。
相手にとって不足なし!! ていうか、何度も言うように対戦相手は3択でしかないので、誰でも同じなんだけど!!
でも今回こそ、危ないシーンがひとつもないまま決勝も勝ってしまいたいと思う。
そこで、ヒカリとの先鋒戦に選んだのは……!
数いる我が軍の戦士たちの中でも、飛び抜けてポテンシャルが高いと思われる↓こちらのパワーファイター!!
そう!! ヘルクレスオオカブト・リッキーブルー!! 我が軍における最初の突然変異種をいきなり出して、1本目を獲ってしまいたいと思ったのだ!!
てなわけで、決勝の先鋒戦の始まりだ。
ヒカリが出してきたタランドゥスツヤクワガタは……なるほど、突然変異種か。強さは500だから、我らがリッキーブルー君と同等の戦士ということだろうな……!
となれば……!! こっちも力を温存するのは得策ではない!! なので、もちろん!!
最初から技“げんきアップ”を使ってしまおう!! これでリッキーブルーの強さは一時的に“530”まで上がるので、火力も……!!
よっしゃ!! カンストダメージの99だ!!!
これに対し、ヒカリも当然のように……!
技“ダブルチャンス”を使ってくる。
しかしこれだと火力はいっさい上がらないので、あとは見ているだけであるwww
94~~~www
94~~~~~~wwww
うけけけけけww ヒカリ、力及ばず!!ww 先鋒戦の1本目は、リッキーブルーに軍配だ!!
でも……。
目押しルーレットを見るに、やはりリッキーブルーとタランドゥスツヤクワガタの強さはまったくの互角……。こちらが技を使用しない限り……。
リッキーブルーがMAXの94を出しても……!
ヒカリはまたダブルチャンスを使って……!
94を連発^^; そう、これでは同じ数字を出し続ける千日手になって、決着がつかないのである。
さて、この先鋒戦の行方は?
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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