【カブトクワガタ日記】第353回 タランティオン記念大会決勝、先鋒戦は……

不穏な空気が

 必勝を期して臨んでいる、タランティオン記念大会の決勝戦の模様をお届けしている。

 前回の記事で、決勝戦の相手がヒカリであり、

 その先鋒戦が、

・我が軍:ヘルクレスオオカブトリッキーブルー・突然変異種
・ヒカリ:アクティオンゾウカブト・突然変異種

 ↑このような、超重量級の対決になったことを打電している。

 『カブトクワガタ』世界における、スーパーヘビー級の対戦……!

 その1本目は、性格勝負で優位に立ったリッキーブルーが……!

 相手の火力を上回る94で攻撃!! これにより、

 アクティオンゾウカブトのパンチがヘニャらずとも我が軍の勝利で、

 「先鋒戦も、余裕だなこりゃwww」

 ↑このような油断をユーザー(俺だけど)に植え付けることとなったのである。

 そんな、勝負の2本目。

 94を出した時点でこちらの勝利なので、俺は万全を期して“耳押し”を実施することに!! 成功率9割を超える(※希望的観測)耳押しを用いれば、ここもあっさりと……!

 ヘニャwww

 ……って、ちょっとズレたぁぁぁああああ!!!!(唖然)

 し、しまった……! 94の枠、ふたつもあるんだから、ここは耳押しじゃなく目押しでもイケたのに……!! 確実性を採って耳押しをしたってのに……! 1枠ズレて、19を引いちゃったよぉ!!!(涙)

 こんな隙をヒカリが見逃すわけもなく……。

 なんと技“かいふく”を使って1本目を無きモノとしてから、きっちりと攻撃!! これにて完全優勝の夢、潰えるwww

 それでも、まだ終わったわけじゃないので気合を入れ直し、続く勝負で……!!

 よし……! 今度はキチンと94を出せたぞ……!

 対するヒカリはなすすべなく、

 71止まり!! これで1対1のイーブンになった!!

 そして、決戦になると思われたつぎの勝負で、俺はまたもや、

 94を出して勝負は決まった……と思いきや!!

 ちょ……! なんて往生際の悪い!! 突然変異種の利点を活かしまくって、2回目の回復をやりやがったよ!!

 それでも、目押しルーレットではどう足掻いても、

 こちらの攻撃力を上回ることはできず、技の使用ができなくなったつぎの勝負で……!

 ズガンッ!!!!

 リッキーブルーが最大火力を出したところで、ようやく終了!!

 「勝負アリッ!!!」

 となって、ついに我が軍が優勝に王手をかけたのであった。

 続く。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
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