トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×ここ 第3回】
あとばる選手×ここ選手による対談のラスト！
最後は最近流行っているブキや、うまくなるためのポイントについてふたりに語ってもらったぞ。トッププレイヤーが考える「ブキの持ち替えでもっとも大事なこと」とは？ さっそく対談スタートだ！
【「スプラトゥーン甲子園2023」 九州地区大会 DAY2 一般チーム部門 決勝ステージ】
ここ選手の紫電が優勝した「 九州地区大会 DAY2 」の試合はこちらで視聴できるぞ。
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ－ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
X：https://twitter.com/Atobaru_ika
YouTube：https://www.youtube.com/channel/UChczP5QLI27iCB-pEfz2eYA
OPENREC.tv：https://www.openrec.tv/user/atobaru_ikaここ
『2』の頃から第一線で活躍するトッププレイヤー。すべてをハイレベルにこなす万能型のプレイヤーで、環境に応じてさまざまなブキを柔軟に使いこなすことができる。特にナワバリに関しては高い理解度を持ち、「スプラトゥーン甲子園」は第5回と第6回で地区大会を優勝。2大会連続で全国決勝大会に進出するなど抜群の成績を残している。X：https://twitter.com/tyacucoco
YouTube：https://www.youtube.com/channel/UCmZ3dMHVrvmUg3nYEnA_Psw
ここ選手も昔はS帯で苦戦していた!?
――ここ選手のYouTubeを見ていたら、「昔はS帯でボコボコにされていました」ということをおっしゃってましたけど、あれは本当なんですか？
ここ：本当です（笑）。『1』のときの話ですけど、Aにも上がれずに「おもんなっ」て思って辞めたことはありましたね。でも、そのとき友だちもやっていて、「この子には負けたくないな」って思いからまたやり初めて。そのままS+完走とかまでやってました。
――動画の中ではエイム練習を頑張ったとおっしゃってましたけど、上手くなった要因としてはそれが大きかった？
ここ：そう思います。上手い方のエイム練習のやり方とかをマネて、練習しまくって。エイムをつけてから、だいぶウデマエも上がりました。
――やっぱり大事なんですね。あと、最近やけに.52ガロンを使っている人が多くないですか？
ここ：多いですね。
――増えた理由はなにかあるんですか？
ここ：シールドを持っていてキル速もありますからね。
あとばる：もともと強かったのと、一番は上手いプレイヤーが使っているからっていうのが大きいのかな。ブキパワーで言うと、ジムワイパーだとかボトルガイザーの方が強いとは思うんですけど、.52ガロンの方がクセがなくて、使いやすい。
かつ、シールドを使うことでほとんどのブキに対して強く出られるので、ひとりで全部解決しなきゃいけないようなXマッチだと、先陣切って前に出やすいというところが使う人が増えている理由かなと思います。
――あと、ここ選手はウルトラショットは最強クラスのスペシャルというお話をされていましたけど、ウルトラショットの評価が高い理由というか、どういうあたりが強いと思われるんですか？
ここ：これは正直、「上手い人が使えば」って話なんですよ。
――「当たれば」ってことなんですね（笑）。
ここ：そうです（笑）。でも、射程が長くて、カニタンクとかのスペシャルに対しても強いですし、ウルトラショットで落とせないスペシャルってテイオウイカとかくらいなので、対抗として敵とぶつかるスペシャルとしては、だいぶ優秀かなって思います。
あと、ガチマッチとかだと、やっぱり打開で味方の足並みがしっかり揃うことが難しいので、自分で強引にキルをもぎ取りに行くことができるという点でもだいぶ評価が上がるかなって思っています。
――確かに遠くからバーンって撃って落としちゃえば、それで人数有利を作れますもんね。
ここ：そうですね。腕さえあれば遠くから狙って落とせます。
――あとばる選手もウルトラショットはスペシャルの中ではかなりパワーがある印象ですか？
あとばる：評価は高いですね。ただ、ちょっと扱いが難しいとは思います。効果が0-100になりやすいので。射程の圧力で敵を退かせるとかもありますけど、それも「不用意に前に出ると当てられる」という圧力あってこそなので、相手に舐められると終わるタイプですね（笑）。
――あいつ当たんないぞ、って（笑）。
あとばる：抜いてこないリッターと同じタイプかなっていう（笑）。
――ウルトラショットけっこう難しいですもんね。自分は全然うまく当てられなくて。
ここ：敵の避け方も上手くなってますからね。イカロールで防ぐ人とかもいるので、それをされるとちょっときつくなったりしますね。
――ちなみに、あとばる選手から、ここ選手になにか聞いてみたいことはありますか？
あとばる：ブキを持ち替える上で一番意識していることって、ブキの特性を生かすみたいな部分なんですか？
ここ：そうですね。役割を理解するってとこかな。
あとばる：その役割っていうのはもう自分の中に染み付いているものがある？
ここ：基本的にはそうですね。
あとばる：そうですよね。これは皆さんにぜひ聞いてほしい。ブキの持ち替えは役割を理解しないと意味がないんですよ。
ここ：あと、チームでやるときは、チームの中で役割をこなしていない部分があったらそれを埋めるためのブキを持ったりとかしていましたね。
あとばる：やっぱり大事ですよね。理解度っていうのは。相手のブキの役割とかもちゃんと考えていないとダメですもんね。
ここ：そうですね。
――それを踏まえた上で、「じゃあアイツを潰しに行こう」とか、そういう立ち回りを考えるってことですか？
ここ：そういうのもしますね。
あとばる：しますね。だから、ある程度ジャンルが同じブキだと役割が似ているので応用が効くんですけど、ジャンルを超えると一気に変わるので、そこをパッと持ち替えられるのがすごいなってことなんですよ。
――確かに、それぞれのブキの役割にあった立ち回りができるってことですもんね。
あとばる：そうです。ブキによって立ち位置とかも全然違うじゃないですか。なので、前に「ちょっと変なブキを持てるだけですよ」とか言っていましたけど、シューターからキャンプってけっこうすごいと思いますよ。僕はできないんで。キャンプとの役割の跨ぎっていうのが。
ここ：いや、あとばるさんはけっこうなにを持っても上手いタイプですよね。
あとばる：いや、僕は基本的にエイムでゴリ押しているだけなんで。
ここ：いや、それはもうすごいと思う。エイムで解決できるという。
あとばる：でも、あまり役割とかを意識してできないブキもあるので。どのブキを持ってもけっこう似た立ち回りになっちゃうんですよね。ちなみに、立ち回りの参考のために他の人の動画を見たりします？
ここ：見ますよ。ずっと使っている人はキルの取り方とか、ブキの使い方が違うので、その辺は特に参考にしていますね。
――どういう動きで、どう仕掛けて、キルまで持っていっているかというような。
ここ：そうですね。
――ちなみにキャラコンの練習はしたりするんですか？
ここ：僕はしないですね。練習したこともあんまりないかな。
あとばる：おのずと身についているものという感がありますよね。
ここ：そうですね。イカちゃんと一体化するほうが大事かな。
――イカちゃんと一体化する？
あとばる：わかります。言いたいことは。
ここ：わかってくれる（笑）。
あとばる：調子がいいときって、動かしたいキャラクターの動きと画面のキャラクターの動きがブレないんですよね。思った通りに動いてくれるというか。
ここ：思った瞬間、その動きをしているみたいな。
あとばる：一体化するっていうのは言い得て妙だなと。
――自分が思ったものが画面の中で無意識に再現されていると。
ここ：そうですね。
あとばる：経験値ゆえの反射とかでできるんだと思うんですけど。このあたりはスポーツと同じだと思いますね。
――ここ選手は次は全国決勝大会ですが、改めてご自身が思う紫電というチームの強みはどんなところだと考えていますか？
ここ：これ、甲子園の九州大会のときに同じ質問を公式の方からも聞かれて迷ったんですよ。ないなーと思って（笑）。
――「特に強みはないです」という（笑）。
ここ：強いていうと、個々の対面能力が比較的高いところかな。僕はそうでもないんですけど、味方がそれぞれ対面能力が高いので、比較的ピンチな状況でもひっくり返せる能力はあるのかなって思います。
――あと、全国決勝大会でご自身のプレーについて、とくに注目して見てほしいポイントはありますか？
ここ：僕、だいたい最後の判断をミスらないんで、最後のプレーは見てほしいなと思っています。
――最後の判断というのは、試合の残り何秒とか？
ここ：そうです。試合の残り何秒。そこはミスらないですね。最後だけは自信があるので。
・エイム力を鍛えることがウデマエアップの基本！
・ブキの持ち替えは役割を理解した上で行うべし！
次回は新たなプレイヤーが登場！
いよいよ目前に迫った「スプララトゥーン甲子園 全国決勝大会」についていろいろと語ってもらうぞ！
