え、こんなに強いの……?
よろず屋の看板娘からの情報により、
この世界随一のエンターテインメントコンテンツ、虫相撲大会に驚くべきテコ入れがなされたことを知った俺。さっそく現地に向かうと、
おおおお!! 激ムズを名乗る大会が追加されてる!!! こういうのを待っていたんだよ全国のカブトクワガタユーザーは!!!
ってことで、自軍の戦力を確認せぬまま(強調)参加することを決めた俺。その短絡的な決断の背景には、
「激ムズとは言え、限度があるだろうww きっと相手のムシの強さは、よくて400が関の山だろうなあwww」
という、何の根拠もない思い込みがあったことは言うまでもない。
ちなみにこの大会は“ついか虫記念大会”という名称の通り、
そのプレイヤーが保有するダウンロードコンテンツに紐づいているようだ。俺は追加ムシパスの所有者で、かつ、コロコロコミック2023年12月号の付録だったネプチューンオオカブトも持っているので、
↑1月10日現在でこれらの大会に参加してもいいらしい。いいねいいね!! 一気に遊べるコンテンツが増えた印象!!
さて、選り取り見取りの中から、どの大会に参戦しようかなぁ……と一瞬だけ考えたのち、俺が選択したのは……!
やっぱりダウンロードコンテンツ第1弾である“コーカマン記念大会”に出場することにした! ここから順番に制していって、ダウンロードコンテンツとして手に入れたムシの別色をすべてそろえてやるぜええええ!!!!www
そんなコーカマン大会の参加者は……!
ふむふむww これは、通常の虫相撲大会の戦士たちと同じなのねww
どうやらこの世界には、虫相撲大会に熱中するような少年少女は彼らしかいないようだ。でも、それならば余計に……余裕で全勝できちゃうに決まってるじゃーーーん!!www
すっかりナメきって、
「もうウチの戦士は、なんでもいいわwww」
と笑いながらムシを選ぼうとしたんだけど……! ここで前述の“自軍の戦力を確認せぬまま参加することを決めた”ことの弊害が露呈する。何が起こったのかと言うと……!((゚Д゚;))
そこに居並ぶ、元気が“1”もしくは“2”まで擦り減ったタランドゥスツヤクワガタたち……(((( ;゚Д゚)))
じつはこれ、タランドゥスツヤクワガタだけじゃなく、保有するほとんどのムシがこんな感じに……!!
そうなのだ。
ここ1ヵ月ほど、ずっと村のご神木でレア色探しをしていたんだけど、戦わせるだけ戦わせておいてエサをあげることを完全にサボっていたわ……!! あれほどつよしがくり返しくり返し、
「エサをあげて回復させたほうがいいよ!!!」
と言っていてくれたのに……まるで聞いてなかったよ!!
それでも、このときはどうにか、
「おお……!! かろうじてケンタウロスオオカブトに、元気がMAXのオスがいてくれた……!!!」
屈強な戦士を発見し、それを派遣することができたのである。
でも……!!(((( ;゚Д゚)))
本当の試練は、ここから始まるのである!!!
対戦相手のひかりが放ったムシの強さを見て、俺は腰を抜かすほど驚いてしまったのだ。
……え????
ひかりのユダイクスミヤマクワガタ……強さがMAXの500なんですけどぉぉおおお!!!!(驚)
続くw
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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