【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第241回 “メフィストフェレス”のだまし討ちにプレイヤーが悶絶!!

第241回 「メフィストフェレス」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“メフィストフェレス”を大紹介!!

▲覚醒メフィストフェレス

ここのところダンジョンボスが続いているが、12年前からパズドラをプレイしている筆者としては非常に懐かしくもあり、自分が歳を取ったことを突きつけられているようで切なくもあるので、なかなか心が忙しかったりする。とはいえ、いまほどモンスターが多くなかった10年ほど前は実装されるモンスター1体1体が大事……というか、影響力が多かったので、このころを知るプレイヤーも懐かしく読んでくれるんじゃないかと思うわ。

 さて、今回紹介するのは2014年8月に降臨ダンジョンにやってきたボスであります。

 その名は、“メフィストフェレス”。ダンジョンボスの中でも陰に隠れている感じのモンスターなので(個人的な見解です)、「おお! いたね!」とこの記事をきっかけに思い出す人もいるのではなかろうか。

 モンスターNo.1509のメフィストフェレスが初めてパズドラに登場したのは、前述の通り2014年8月だ。いまから丸9年以上も前の昔となる。“メフィスト降臨!【回復なし】求魂師”のボスとして降臨したキャラクターであった。回復なしかつ超地獄級(当時はこれくらいが最高難度だった)しかなかったので、クリアーがなかなか難しかった記憶……。しかもこのメフィストフェレス、“だまし討ち”といういかにも“らしい”攻撃(カウントダウンを始めた瞬間に特大ダメージ攻撃をしてきた)をしてきて、初見で挑むプレイヤーたちを悶絶させていたのである。懐かしい懐かしい。

 そんなメフィストフェレスは、16世紀ドイツの『ファウスト伝説』などに登場する悪魔のこと。ファウスト博士が呼び出した悪魔で、ゲーテの『ファウスト』のものがもっとも有名だ。望みを叶えてあげる代わりに魂をもらう……という、いかにも悪魔的な取引を仕掛けてくるのがメフィストフェレスで、巧みな弁舌と騙しによって人をコントロールしようとする。この性質をパズドラでも“技”として利用しているわけだ。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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次回は12月25日(月)更新!!

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