この頭角は“リッキー”か?
前回、思わせぶりなスクショを載せて今回の記事の前フリとしてしまいましたがね。
そこに載せたのが、↓こちらのスクショ……!
ぬぅ……!
幹の右下のくぼみにしがみついているあのムシは……! 形からして間違いなくヘルクレスオオカブト……!!
でも、その色は……!!!
ちょっと前に、まったく同じ場所で撮影した1枚にもヘルクレスオオカブトが写っていたんだけど、それはハッキリと、
こいつはどう見ても、ノーマルな黄色のヘルクレスオオカブトだよなぁ。
……ってことは!!
やっぱり上のスクショに写っている、ちょっと灰色掛かったあのムシは……!
いや、ここは慌てず、まずはアップにして見てみよう。もしかしたら月明かりの角度のいたずらで、ノーマルの黄色が青っぽく表示されているだけかもしれんし。……まあ、だとしたらかなり色味の調整に失敗していると思うんだけど(苦笑)、ここは慎重に慎重を期して、ぬか喜びはしないでおこうと……!
そして、問題のナゾの色をしたヘルクレスオオカブトを拡大して見たところ……!!
うお……!!! こ、こいつはどっからどう見ても……ヘルクレスオオカブトの“ブルー”なのではないでしょうーーーか!!? だ、だってだって!!
↑この黄色とは正反対な、地味でくすんだ色をしていますし!! もうひとつ比べてみるけど、
先日、川崎水族館の昆虫展で触れあった“リアル・ヘルクレスオオカブト”とも違う……!!!
では、十分にもったいつけることができたので、いよいよ答え合わせと参ります……!
ふいに現れた、くすんだ色のヘルクレスオオカブトの正体は……!! やっぱり!!!
うおおおおお!!! ヘルクレスオオカブトの“ブルー”がついに出現したぁぁぁああああ!!!! しかも頭角の形からして、これはヘルクレスオオカブトの亜種、“ヘルクレスリッキー”であろう!! やったやった!!! 『カブトクワガタ』を始めた当初からひそかな目標であった、“リッキーブルー”に出会うことができたんやぁぁぁあああ!!!www
さあたいへんだ。これはもう、どんなに重要な仕事をほっぽってでも、このムシを逃がすわけにはいかねえぞ。
当時、俺はこのヘルクレスオオカブトのブルーこそ、
「間違いなく、“SSR”もしくは“レジェンダリー”っていう位置づけだろうな!!ww 昆虫に疎い俺でも、ヘルクレスオオカブトのこの色は非常に珍しいって知ってたくらいだし!!」
と信じて疑わなかったww まあ結果は“SR”だったんだけどね^^;
とはいえ、おそらく『カブトクワガタ』における“最レア”のムシが出現したことに変わりはないであろう。よってここは、
万全の態勢で迎え撃つしかない!!!
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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