『プロセカ』の名曲をオーケストラで！　“セカイシンフォニー2023”、盛大に開催！　Leo/needから野口瑠璃子さん、礒部花凜さんがゲスト登壇！

スペシャルゲストの生歌唱も

　セガ×Colorful PaletteのiOS/Android向けアプリ『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク』に収録されているあまたの名曲を、オーケストラの生演奏で堪能できる！　そんな夢のようなコンサートが、いまや毎年恒例となった“セカイシンフォニー”だ。

　6月10日、パシフィコ横浜の国立大ホールにて、栗田博文さん指揮、東京フィルハーモニー交響楽団演奏による“セカイシンフォニー2023”が盛大に開催！　第3回目となる今回はバンドユニットのLeo/need（レオニード）が中心の構成ということで、この日のために結成された“セカイシンフォニースペシャルバンド”も加わって、優雅さと迫力に満ちた生演奏を披露してくれたのである。

　セカイシンフォニー2023は、昼の部、夜の部の2公演体制で、我々コロコロオンラインプロセカ班は夜公演のほうに取材で訪れた。

　会場のパシフィコ横浜に、開場時間の午後5時半ごろに行ってみると……！

　すでにプロセカファンで黒山のひとだかりが！　オーケストラコンサートということで、物販コーナー以外は目立った展示物はなかったんだけど、それでも会場のあちこちに設置されたポップやポスターといっしょに記念撮影を楽しむ人が多く見られ、いかにもプロセカのイベントらしい風景が広がっていたのである。

　
　そして、午後6時半。

　パシフィコ横浜が誇る広い広い国立大ホールに、Leo/needの星乃一歌、天馬咲希のナレーションが流れる。さあいよいよだ……皆が拍手をしつつ身構えたところでコンサートマスターが登場し、東京フィルハーモニー交響楽団の面々が奏でるチューニングの音が館内に響き始めた。そこに……！　ゲームミュージックのオーケストラコンサートではすっかりおなじみ、指揮者の栗田博文さんが登場！　ついに、セカイシンフォニー2023の幕が切って落とされたのであった！

　以下、この日に演奏されたセットリストに沿って記事を書いていこうと思う。

●『群青讃歌』（作詞・作曲：Eve）

プロセカの1周年記念ソングとしておなじみの『群青讃歌』でコンサートはスタート！　美しいピアノの旋律で口火が切られ、前半はゆったりと、そしてふくよかな音色が会場を満たしていったのが印象的だった。そして曲の途中からドラムの力強い音が加わり、原曲を思い出させる疾走感を楽しむことができた。

　『群青讃歌』で会場の温度が一気に上がったところで、ステージ上の大スクリーンに初音ミクが登場。｢思い出が響き合う特別な場所を、ひとつずつ見ていこう｣という導きのコメントの後、各ユニットごとのパートが始まったのである。

【MORE MORE JUMP！（モモジャン）】

●『DREAM PLACE』（作詞・作曲：EasyPop）
●『ももいろの鍵』（作詞・作曲：いよわ）

　アイドルを目指すモモジャンの印象的なイベントシーンが流れたあと、照明が一気にグリーンとなって、いかにも彼女たちらしいライブが始まった。1曲目の『DREAM PLACE』は花里みのりがメインの曲で、冒頭、みのりのメンバーに対する想いやアイドルになりたい気持ちをぶつけたイベントの名シーンが流れ、そこからオーケストラの生演奏……！　いきなり涙腺に来るものがあった……！　2曲目の『ももいろの鍵』では、サックスのソロ演奏がめちゃくちゃ際立っておりました！

【Vivid BAD SQUAD（ビビバス）】

●『仮死化』（作詞・作曲：遼遼）
●『Awake Now』（作詞：牛肉、作曲：雄之助）

　個人的に、｢やられた！｣と鳥肌が止まらなくなったのがビビバスの1曲目で演奏された『仮死化』。東雲彰人が熱い想いを吐露するイベントシーンが流れたあと、オレンジに染まる会場に重低音が鳴り響いた。続く『Awake Now』ともども、オーケストラのアレンジが非常にクールでかっこよく、いかにもビビバスなステージが展開して終始圧倒されてしまいました。

【ワンダーランズ×ショウタイム（ワンダショ）】

●『88☆彡』（作詞：まらしぃ、作曲：まらしぃ、堀江晶太(kemu)）
●『potato になっていく』（作詞・作曲：Neru）

　ピアニストとして有名なまらしぃさんの曲らしく、美しすぎるピアノの旋律が特徴的な『88☆彡』。生の演奏で聴くピアノソロはキラキラと光りながら音が駆けるようで、｢キレイだな……｣という感想しか出てこないほど……。そして、オーケストラとの相性が抜群だったのが『potato になっていく』。クラシックな楽器との調和が見事で、アレンジが加わったことで新たな楽曲の魅力が発露されたように感じた。

【25時、ナイトコードで。（ニーゴ）】

●『再生』（作詞・作曲：Picon）
●『I なんです』（作詞・作曲：れるりり）

　1曲目は、静かで沁みるような、いかにもニーゴらしい『再生』。そのシンプルな音色のおかげもあって、ひとつひとつの音が胸に響いてくるような独特の感慨を覚えた。オーケストラが組み合わさることで、どこまでも広がるような壮大な音色に……！　そんな中、対照的な音である『I なんです』が爆音で流れ、改めてオーケストラの表現力を見せつけられた。

　そして休憩をはさんで、コンサートは第2部に。その口火を切るように『ロキ』（作詞・作曲：みきとP）の迫力ある演奏が流れ、今回のメインであるレオニの“スペシャルゲスト歌唱メドレー”が始まったのである。

　スペシャルゲストとして登壇したのは、星乃一歌役の野口瑠璃子さんと、天馬咲希役の礒部花凜さんだ。おふたりはトークと歌唱でコンサートを盛り上げてくれたのである。

　そのやり取りを振り返ってみよう。

野口　こんな豪華なオーケストラの演奏で皆さんの前で歌えるって、本当に幸せなことですよね。
礒部　本当に！　昼公演でも歌わせてもらったんですけど、幸せ過ぎて一瞬で終わってしまいました。改めて、音楽の力ってすごいなーって思いました。そんなセカイシンフォニーは、今年で3回目。やっと、私たちLeo/needの番が回ってきました！
野口　バンドユニットとして活動しているレオニの楽曲が、豪華なオーケストラアレンジになっているところに注目してほしいと思います。ぜひ皆さん、ノリノリで楽しんでくださいね。
礒部　今回のセカイシンフォニー2023では、演奏の前に各ユニットのイベントシーンを映像で流しています。これって……エモすぎない？　こんなの見たら泣いちゃうよね！？
※会場から拍手
礒部　これからレオニの名シーンも映像で流れるので、そちらも楽しんでください！　それでは、レオニのメドレーです！

▲星乃一歌役の野口瑠璃子さん

　ここから、おふたりの抜群の歌唱力に裏付けられた、大迫力のスペシャル歌唱メドレーに！　セットリストは以下の通りだ。

●『Voices』（作詞・作曲：ゆよゆっぺ）
●『Flyway』（作詞・作曲：halyosy）
●『オーダーメイド』（作詞・作曲：傘村トータ（LIVE LAB.））
●『相生』（作詞・作曲：やいり）

▲天馬咲希役の礒部花凜さん

　そして、レオニの最初のオリジナル楽曲である『needLe』（DECO*27）が演奏され、コンサートはアンコールへ。プロセカに収録されているカバー曲を、歌唱ナシの純粋なオーケストラサウンドを楽しむことができた。そのセットリストはつぎの通り。

●『ニア』（作詞・作曲：夏代孝明）
●『フェレス』（作詞・作曲：栗山夕璃（蜂屋ななし））
●『踊れオーケストラ』（作詞・作曲：YASUHIRO（康寛））
●『ボッカデラベリタ』（作詞・作曲：柊キライ）
●『アトラクトライト』（作詞・作曲：*Luna）

　メドレーの締めを飾った『アトラクトライト』では、再びレオニのキャストが登壇し、生歌を披露！会場を大いに盛り上げてくれた。

　そしてこの豪華なオーケストラコンサートの最後を締めたのは、もちろん、プロセカ2周年記念ソングである『Journey』（作詞・作曲：DECO*27）。

万雷の拍手が鳴り響く中、礒部さんが発した｢みんなでジャーニーポーズをしてお別れしよう！｣という掛け声を合図に、来場者全員が、

　｢ジャーニー！！！｣

　皆、音×映像×オーケストラという三位一体のコンサートの余韻を楽しみながら、会場を後にしたのでした。

オフィシャル写真撮影：国府田利光

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タイトル概要

プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク

■対応OS：iOS／Android

■App Store URL：https://itunes.apple.com/app/id1489932710

■Google Play URL：https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sega.pjsekai

■配信開始日：配信中（2020年9月30日（水）配信）

■価格：基本無料（アイテム課金あり）

■ジャンル：リズム＆アドベンチャー

■メーカー：セガ/ Colorful Palette

■公式Twitter：https://twitter.com/pj_sekai