By まつがん
~前回までのあらすじ~
ありがとう いつも協力 デッドマン (マジック・ソング)
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いつの時代も、手札破壊というのは強力だ。
手札の枚数というのは、そこから1アクションで生み出せるシナジーの可能性の数に直結する。たとえば《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》と《蒼き団長 ドギラゴン剣》の2枚だけなら《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》を出し直すくらいだが、そこに《鬼ヶ大王 ジャオウガ》まで加われば一気に展開を加速させることができる。
が、手札破壊はそんなシナジーを分断してしまう。本来生まれるはずだったシナジーを断裂させ、1枚1枚のカードスペックで地道に戦うよう強要する……それが手札破壊の役割だ。ゆえに。
描かれているカッターナイフは、彼女がそうした役割を担っていることのメタファーでもあるのかもしれない。
来歴を語ればきりがないような、そうした新カードを今回は紹介しよう。こちらが6月に発売予定のアビス・レボリューション第2弾「忍邪乱武」に収録される新カード、《麗迭人形ジェニー》だ!
美麗すぎでは……???
すらりとした佇まいが印象的なイラストだが、例によってこのカードがどんなテキストを持っているか、読者の皆さんに予想してもらう。
典型的な比較対象としてはやはり《解体人形ジェニー》だろう。2005年のDM-16 「転生編 第3弾 魔導黙示録」に収録され、ジェニー嬢の初出となったこのカードが登場したとき、彼女の血脈がここまで連綿と受け継がれていくとは誰が予想しただろうか。他方で2コストという面で見ると《特攻人形ジェニー》もヒントになりそうだ。
類似カードの歴史も様々にあり、近年では《密かで華麗なるカイタイ》や《ジェニーの黒像》など、非クリーチャーながらもジェニー嬢を描いたカードが存在している。だがそれらに共通するのはやはり……まあ、これ以上は野暮だろう。
あるいは、もしあなたが「闇の2マナでコモンのジェニーを作って欲しい」と依頼されたらどんな能力を考えるだろうか?そういった想像も膨らませながら、ぜひ予想してみて欲しい。
次回は《麗迭人形ジェニー》の効果を発表するとともに、このカードを使って早速新しいデッキを作っていくことにしよう。
次回に続く!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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