日本全国の熱い情熱を持ったまんが家を大募集する「全日本コロコロまんが家スカウトプロジェクト」! その第2弾として、ネーム段階で応募できる「神ネーム賞」が絶賛応募募集中だ!
それに合わせて、『ゲーマーが妖怪退治やってみた!』の作者・小松清太郎先生に直接インタビュー! 先生流の、ネームの進め方を教えてもらったぞ!
インタビュー記事は3本立て! 第1回である今回は、ネームを作るために必要な「アイデアの集め方」についてだ!
また、現在発売中の月刊コロコロコミック6月号にも、先生のネームの書き方や、実際のネームなどが掲載されているので、こちらも用チェック!
小松清太郎 先生
別冊コロコロコミックSpecialにて『謎すぎ!熱血野球少年パワプロくん!』を連載。2022年に開催された、読者参加型まんが賞レース「ミラコログランプリ春」で、歴代獲得票1位を獲得した『ゲーマーが妖怪退治やってみた!』は、『月刊コロコロコミック 9月号』に掲載され、話題を呼んだ。
多くの作品に触れて、アイデアをインプットせよ!
コロコロオンライン編集部
さっそくですが、ネームを描くために必要なアイデアは、どのようなところで集めるのですか?
断然アニメですね! 漫画家は基本的に家で仕事するので、食事中などにアニメを見てインプットするのがすごくあっていて。そこで得たアイデアを、コロコロコミック向けの形に落とし込むという感じです。
小松清太郎先生
コロコロオンライン編集部
なるほど! ちなみにアニメはどのくらいのペースで見ているんですか?
放送されている深夜アニメは、基本的にほぼすべてチェックしています。
小松清太郎先生
コロコロオンライン編集部
ほぼすべて!? たしか年間200作品以上はあるハズなのに……!?
子供の頃からアニメ大好き、小学2年生まではアニメを作る仕事に就きたかったくらいでしたから!
小松清太郎先生
コロコロオンライン編集部
そのインプット量が、先生のアイデアに繋がっているんですね。
普段からたくさんの作品に触れていると、今のトレンドが見えますし、ヒットするものの法則も自然とわかるようになりますよ。
小松清太郎先生
コロコロオンライン編集部
なるほど。ただ、先生と同じやり方をするのは、社会人にはちょっと難しそうな気も……。
「時間が足りないよ~!」という人は、その時にやっている人気アニメを2、3本見るだけでも大丈夫です! でも、1.5倍や倍速で飛ばしちゃう見かたは、オススメしないです! 声優さんの細かな演技とか、キャラクターの目線といったセリフ以外の表現など、大事なものを見逃してしまいますから。
小松清太郎先生
コロコロオンライン編集部
そのようにインプットした情報を、作品に落とし込むコツみたいなものはありますか?
これはちょっと上級者向けなのですが、作品を載せる場所と、読者が求められているものをチェックしましょう! 例えば、コロコロコミックを読んでいる今の子どもたちには、ゲーム実況者やプロゲーマーが大人気じゃないですか。
小松清太郎先生
コロコロオンライン編集部
たしかに、なりたい職業ランキングでプロゲーマーやゲーム実況者は上位に上がってきていますね。
にもかかわらず、プロゲーマーを目指す主人公は、コロコロコミックにいなかったんですよ! それは勿体なくないかということで、『ゲーマーが妖怪退治やってみた!』のストーリーの軸ができました。
小松清太郎先生
コロコロオンライン編集部
コロコロコミックの状況と、人気のコンテンツを把握したからできたことですね!
に思い浮かんだアイデアを、どのようにしてアウトプットするのかも、良い作品を作るには大事になるわけです!
小松清太郎先生
今回はここまで!
次回は、ストーリーを作るのに必要不可欠な「キャラクターの作り方」について聞いていくので、お見逃しなく!
商品概要
『月刊コロコロコミック 5月号』
■発売日:4月14日(金)
■特別価格:700円(税込)