集まって、記念撮影!
2020年3月20日に、『あつ森』の発売と同時に始まった当連載“『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌”。当初は、
「最初の1週間くらいは休まずに記事を書いて、そこからは、まぁ……2日に1回くらいのペースで更新していければ上出来かな^^; こう見えてボク、いろいろと連載を抱えているしね^^;」
これくらいのユル~~~い気持ちで書き始めたものだった。
しかし、思った通り『どうぶつの森』シリーズって、これ以上はないってくらいプレイ日記に向いたタイトルでさ……w
プレイヤーによって与えられる島も、住民も、出来事も違い、やりようによって無限の景色が見られるというゲーム性は、どんな場面を切り取って貼り付けても必ずや、
「ああ、あるあるwww」
そんな感慨をプレイヤーの共通認識として植え付けることができた。
どこかマヌケで、たまらなく愛おしくて、そしてこれ以上ないくらいかわいいどうぶつたちと時間を共有しているだけでうれしくて、だからこそ俺は、999日も皆勤賞で我が島・ルナステラ島に足を運び、その出来事をこの場所に刻み続けてこられたのである。
そんな、『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌が……!
ついに明日、1000日1000回の金字塔を打ち立てる……!!!
「うおおおお……!!! 20年にわたってプレイ日記を書き続けてきた俺だけど、こんな快挙は初めてだし、そしてもう二度と同じことはできないと断言できるわ……!!!」
角満事務所の同僚・たっちー先生にメッセージで告げる俺。ほんの十数時間前の出来事である。
すると、『あつ森』においては“マイデザインの達人”として知られ、当連載にもたびたび登場して話題を提供してくれた同僚がつぎのような提案をしてきたではないか。
「だな!! もうこんな機会はないだろうから、明日は出社日にし、ルナステラ島に集合して記念撮影をしようぜ!!!」
お……! なるほど、それはいいかもしれんな……!
本来、連載1000回なんてことになったら、もっと大規模な企画をブチ上げてド派手なお祝いなんかをするんじゃないかと考える。実際、古巣時代だとプレイ日記の節目を迎えるたびに編集部をあげてのお祝いをしていたからな。
でも、いまだ収束が見えないコロナ禍と出口のない不況が相まって(不況関係ないけどw)、プレイ日記史上最大の出来事だというのにそんな話もなく……w
「今回はひとり寂しく、記念日を迎えることになるんかなー……」
大仏のような顔で、こんなことを思っていた。それが……!! 我が身内から、こんなうれしい提案をいただけるなんて!!!><
てなわけで急遽、リアル時間的には連載998回目が公開された12月13日を出社日として、超ひさびさにローカル通信プレイを挙行。その際、たっちー先生は1年ぶりくらいに『あつ森』を起動したもんだから、
自宅にゴキブリが発生して、訪問してきたキャラメルが脱兎のごとく逃げ出した……という稀有な経験をしたというwww
そんな、ゴキブリとノミにまみれた同僚がおめかししてきてくれるというので、俺もお祝い用に、
紋付袴にお着換え!! せっかくなので頭もおめでたくしておこうと思い、今年のお正月に着用したニューイヤーハットを装着しておいたわw
そうこうしているうちに、たっちー先生が御到着!!
今回、連載1000回用に空港を出てすぐのところに、
“Thanks 1000回!!”
という、和洋折衷なメッセージを地上絵として刻んでおいたので(苦笑)、その上で合流を果たした。
おおおおお……!! 『あつ森』で遊び始めたばかりの、2年半前を思い出す……!
「うわー……! やっぱいいなぁ、このゲーム……!」
毎日のように遊んでいたあのころを思い出したのか、たっちー先生が感慨に満ちた声でつぶやいた。
遠い昔、学校から帰るやいなや家を飛び出して、近所の広場に幼馴染と集まった遠い日の情景が脳裏をよぎる。
約束なんかしていなくても、そこに行けば仲のいい誰かがいてくれるという必勝の予感に突き動かされて、ホントに毎日、その広場に通っていたんだよな--。『あつ森』には、このときのことを思い出させてくれる特別なパワーが確かにあるわ。
「よし……! 記念撮影しようぜ!!」
たっちー先生にそう言うと、俺は用意していたクラッカーを「パーンッ!!」と景気よく炸裂させた。
それに合わせて、たっちー先生の分身がライトをフリフリと振り回す。
「あれ!? そんなん持ってきたの!?w ずいぶん、用意がいいじゃんwww」
たっちー先生が、照れくさそうな笑みを浮かべた。
「いや……w なんか知らんけど、持ち物に入ってたwww どうやら……前回の起動が今年の正月で、装備がそのときのままになっていたらしいwww」
そんなネタばらし、してほしくなかった(苦笑)。
前回の日記に書いた通り、
ルナステラ島改造計画は遅々として進んでいないw そのせいで、記念撮影が映えるようなフォトスポットはほとんどないんだけど……それでも、何枚か撮影してきました!
Thanks、の前でw
島のシンボル、星池のほとりでも!!
記念樹……植えておいてよかったwww
まだ浜辺に放置してある、ニセモノ美術館の前でもwww これ、早く全部捨てないといかんなぁ^^;
そして--。
「これ、君んちに来たときに思ったんだけど、上空からだとかなりキレイに“1000”が見えたで!! 1回ウチの島にきて、帰りに撮影してみては!?」
たっちー先生の提案により、急遽“とみおか島”へ。
……ぶっちゃけ、この整備された美しい景観を、丸ごと我が島に移植したいと思ったけどwww
で、言われた通りルナステラ島にとんぼ返りしたらだな……!
お……!
おおおお!!!www 地上での撮影だと画角に“100”までしか入らなかったけど、これだとギリギリ“1000”まで見える!!ww なんだか……初めて連載1000回の直前まで来たことを実感できたかもしれんよ!!!
というわけで……!
あまりにも感慨深くてまとまりのない文章になっちゃったけど、次回ついに、連載1000日1000回の記念日です!!!
皆さん、読んでくださいね!!
1年前の今日は?
せっかく丸2年以上、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2021年12月14日の様子は↓こちらです。
ルナステラ島に、ルナ(月)とステラ(流れ星)が輝いた日。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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