【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第953回 ダンジョンの入り口を別荘で表現する方法(2)

簡単かなと思っていたけど……

 これまで70軒に達するほどたくさんの別荘を建ててきたわけだけど、今回のお客様であるコグマのガビが提案してきたテーマ、

 “地底都市への入り口”

 は、パッと見のインパクトとしては最上級のものがあったと思う。

 だってボク、ゲーム業界でご飯を食べること30年に達する大ベテランですよ??

 業界のニュースを追い掛ける報道記者を足掛かりに、ここ15年くらいはゲームを遊んでその感想や日記を書くことをメインの業務とする“サラリーマン作家”として活動してきたのだ。遊んだゲームは数知れず、とくにプレイ日記を書きやすいRPG(とくにオープンワールド系)に関しては、果たして何時間……いや何百、何千時間を捧げてきたであろうか--。

 当然、そこでまみえた“地下都市(ダンジョン)の入り口”なんて、近所のスーパーヤオコーに通うが如き日常の風景として、つねに俺の前にあったと言っても過言ではないのである(いや、若干過言)。

 なので当然、ガビ邸を作り始める前の俺のモードは、

 「地下都市の入り口とか、ラクショーすぎるwww」

 というものであった。

 一瞬にして、誰もが入ることを躊躇するようなヤバい景色を創出して、ガビに納品してくれよう……! そんな軽薄な思考の元で作業を始めたのである。

 と、ところが……!

 怪しげな祭壇を置き、近くにベースキャンプとなるテントなどを設置したところで、俺は「うーーーむ……!」と唸ってしまった。なんとなく、それっぽくは作っているけど……いまいちピンと来ねぇよ……((゚Д゚;))

 これ、何がダメなのかなーーー!!

 壁紙はダンジョンっぽさを演出していると思うし、入り口に置いた遺跡のアーチも悪くないと思う。でも……全体として捉えたときに、どうしても地味感が拭えないというか……。こいつはひさびさに、デザインのドツボにハマるかもしれないぞ……!

 そこで。

 この手の別荘はあまり多くは手掛けてこなかったと思ったけど、探してみると意外や、アヤシイ雰囲気を醸し出している建物がいくつも出てくるもので……w さすが70軒近く作っていると、あらゆるカテゴリーに手を出しているんだなーと!w

 まず、もっとも地下都市の入り口っぽさが出ていると感じたのは、今年の1月に作ったアポロ邸であった。

 ↓こんななんだけどさ。

 ……え? もうコレでいいんじゃね??ww

 使っているパーツ(家具)もガビ邸のソレと大差ないし、祭壇を越えて森の奥に進んでいったら間違いなくダンジョンの入り口があるエリアだろここwww

 ぶっちゃけ、

 「アポロ邸……見なきゃよかった……w デザインが引っ張られそう……w

 なんて思ったものの、他にも参考になりそうな別荘がいくつかあったのでそれらもチェックするw 自分でレイアウトしたものなので、似通ったり、アイデアをパクったりしても誰に怒られるわけでもないからなwww

 続いてはこちら。

 今年の5月に作った氷の別荘だな。

 いかにもRPGの中盤に出てきそうな“氷の国”って感じで、オーロラの真下あたりにきっと、ヤベぇボスが控えているダンジョンがありそうである。

 さらに……!

 7月に建築したヒノコ邸は、先の氷とは打って変わった“火の国編”ってところか。

 っていうか、これでもいいなぁ……w 何らかの封印を解くことで中央のストーンヘンジに異世界へのポータルが開いて、中でイフリートとかスルトみたいな炎の魔人が待ち構えてそう……w

 そして……!

 “和の国編”では、左奥に見える鳥居の先が、冥界ダンジョンへ通じているんだろうなーw 実際は、ただの玄関なんだけどww

 改めて見ると、俺ってけっこう多彩に、ステージごとに違う雰囲気のダンジョンの入り口を作ってきたんだな。……いやもちろん、当時は、

 「和風のダンジョン入り口を作ってやるぜ!!!ww」

 なんて1ミリも考えずに作業をしていたわけだけど(苦笑)、結果的にかな~~~り雰囲気のいい出入口に仕上げることができていたのだ。

 よ~~~し……!

 となれば気合を入れ直して、これまでに作ってきたソレとはまったく異なる、“ザ・ダンジョンの入り口”という体のデザインを完成させようではないか!!

 そこで俺が用いたのが、ぶっちゃけ反則技とも思える↓こちらの家具であったw

 ぽっかり~~~ん……ww

 モロ、洞窟の入り口www 無数にある家具の中で、これほどまでに“どっかにつながってそうな穴”を表現したアイテムはほかに存在しない!!ww だって、そもそも名前が“どうくつ”だしね!!!www

 これだったら、邪魔だったマストアイテムのトロッコや壺も活きるな!!

 そして、壁の4面すべてが炎だとちょっとうるさいし、ヒノコ邸と見分けがつかなくなりそうだったので、

 基本は鍾乳洞の壁にして、炎はアクセントウォールに留めておいた。このほうが落ち着いていて住み心地(一応、別荘なのでw)が良さそうに見えるしな!

 さらに今回、俺が“切り札”として使おうと決めていたのが↓こちらの小物たちなのであるよ……!!

 クモ~~~~ん……ww

 そう!!!w タランチュラの模型を大量にバラ撒く計画だったのです!!!ww

 遺跡探索映画の金字塔『インディ・ジョーンズ』シリーズの例を見るまでもなく、こういった穴ぐらにもっとも似つかわしいアイテムは巨大グモの大群以外にないww こいつらをランダムに配置しつつ、怪しさ演出のために神秘の泉なんかも置くと……!

 !!!! キタッ!!! 

 なかなかイメージが固まらず、おっかなびっくりの作業だったけど、ここにきてようやく「この方針でイケるな!!」と思えてきたよ!!!ww

 というわけで、次回“異世界への入り口”(地下都市の入り口だろw)の完成形をお見せいたします!

 続く!

1年前の今日は?

 せっかく丸2年以上、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!

 ちょうど1年前、2021年10月29日の様子は↓こちらです。

 たぬき商店の前に置いてあるカーニバルの舞台の上で、リリアンが踊っておりましたw

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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