〜『デュエル・マスターズ』イラストレーター、丸山類さんに直撃インタビュー!~
今回インタビューにお答えいただいたのは、新3弾「気分J・O・E×2メラ冒険!!」で『水上第九院 シャコガイル』を担当された丸山類さんです。『デュエル・マスターズ』のカードを描くことになったきっかけや、担当されたカード、そして、『水上第九院 シャコガイル』について語っていただきました!
——-デュエマのカードイラストを描かれるきっかけとなったのはどういう経緯がありましたか?
イラスト系SNSにて、オリジナルイラストを公開していた所、当時のアートディレクターさんにお声がけいただいたのが直接的なきっかけです。
SNSではキャラクターやクリーチャー系のイラストを公開していましたが、カードイラストはそれまで描いた事がなく、「果たして自分に務まるのか…?」と不安な気持ちもありました。
——初めてご自身が描かれて、カードになったのはどのカードですか?
『進秘の使徒ラティウス』と『アクア・エボリューター』の2枚になります。
2009年のカードなので、今年で10年になりますね。時が経つのは早いです…(笑)
▲神化編(エボリューション・サーガ)第1弾収録、『進秘の使徒ラティウス』
▲神化編(エボリューション・サーガ)第1弾収録、『アクア・エボリューター』
——今回のカードイラストは、どのような発注で描かれたカードですか?
▲新3弾『気分J・O・E×2メラ冒険!!』収録、『水上第九院 シャコガイル』
『水上第九院 シャコガイル』は、「シャコ貝型の戦艦」「顔に見える部分が欲しい」「吸引している」というのが基本発注でした。水文明に『ムートピア』という種族があり、さらにその下に『巨大生物』というカテゴリーがあります。『巨大生物』のデザインコンセプトが「水棲生物+乗り物」になっている為、今回のシャコガイルはそれに沿ってデザインしています。
基本発注とは別に「生物部分と機械部分はしっかりデザインを分けて欲しい」との指定もあったので、その点も意識してデザインしています。
——こちらのイラストは、ご自身の中で設定や、コンセプトみたいなものはありましたか?
特別に設定らしい設定はありませんでしたが、巨大なシャコ貝の戦艦との事で、通常の戦艦一隻に乗せるのではなく、三隻の戦艦にドカッと乗せるアイディアは発注を頂いた当初から決めていました。
それと、直接的な銃火器の大砲というより、光線銃のような砲台を付けようというのも決めていたと思います。種族コンセプトは既に有るので、それをどう膨らませるか、自分なりの解釈をどう入れ込んでいくかを重点に置いていたと思います。
次回はより深く『水上第九院 シャコガイル』のデザインについて伺っていきます。お楽しみに!!
・名前(ペンネーム):丸山類
・生年月日: 1982年10月9日
・出身地:埼玉県
・これまで担当したカード:
『超煌ノ裁キ ダイヤモン将』、『水上第九院 シャコガイル』、『ワイルド・シールド・クライマックス』、『星の導き 翔天』、『堕魔 ドゥグラス』、『機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」』、『怒英雄 ガイムソウ』、『Dの花道 ズンドコ晴れ舞台』、『ヴォルグ・サンダー/雷獣ヴォルグ・ティーガー』、『サンダー・ティーガー/雷獣ヴォルグ・ティーガー』ほか
・好きなカード:
『雷獣ヴォルグ・ティーガー/(ヴォルグ・サンダー/サンダー・ティーガー)』、『水上第九院 シャコガイル』、『星の導き 翔天』
・デュエマファンへ一言!:
自分が描いたイラストのカードを皆さんが使ってくれるのがいつも支えになっております!!