第175回 「神龍」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“神龍”を大紹介!!
まだまだ続く、パズドラ10周年イヤーを祝うための“いにしえのモンスター特集”。
前回、ファフニールを紹介した記事の冒頭で、“じつは今回紹介するモンスターについては、同カテゴリーのイフリート、リヴァイアサンを1年くらい前に紹介していたので(バックナンバーを見て驚いた)、「これも、とっくの昔に解説しているんだろうなぁ~……w」と、半ば確信しながら調べていたのである。すると……!
バックナンバーのどこにもいない……w つまり、シリーズもので紹介するつもりがナゼか抜け落ちて、1年ものあいだ放置状態になっていたのです!”
このように綴ったんだけど、今回、そして次回ピックアップするモンスターに関してもまったく同じことが言えます(苦笑)。
……そう、抜け落ちていたのです!!
パズドラの黎明期を彩った名物モンスターの1種だと言うのに、いまのいままでこの連載で紹介してこなかったとは……!!
てなわけで、満を持しての紹介となるのは図鑑ナンバー、堂々の“119”!!
パズドラがリリースされた10年前から存在する長老中の長老であります!!
そのモンスターの名は……“神龍”!!
まるでボスキャラのような名前の神龍だが、同期となるのは、火属性のイフリート、水属性のリヴァイアサン、木属性のファフニール、闇属性のティアマット。
どれも神話や伝承をモチーフにしたモンスターで、皆個性的なドラゴンの姿をしている。
これはやはり“パズル&ドラゴンズ”というゲームタイトルを意識して、あえて“ドラゴン然”としたデザインにされたのではなかろうか。
神龍はこの並びの光属性担当だったわけだが、当時のリーダースキルは確か“光属性の攻撃力が2倍”というものだったと思う。
いまでこそ箸にも棒にも掛からぬ性能だけど、このころは攻撃力が2倍になるリーダースキルは最強の条件でもあったので(マジです)、光属性をメインで使っていたユーザーの多くが神龍のお世話になっていたと思うわ。
さてそんな神龍だが、これは要するに東洋の神話や伝承に出てくる“龍”のことだ。
中国やインド、日本において姿や立ち位置は若干異なるものの、“神獣”、“霊獣”のくくりにある聖なる生き物という設定はほぼ同じである。
巨大な爬虫類を思わせるルックスと、強力な霊力を持つという設定はさまざまなコンテンツで利用され、洋の東西を問わずいろいろな場面で見ることができる。某マンガ・アニメの“シェンロン”とかね。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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