絵を描くのはさっちじゃなく……!
あつ森界きってのブサかわどうぶつ・ネコのさっちが希望する、
“さっちをデッサンする会!”
というテーマの別荘を作ることになった……と前回の記事で書いた。
「しかしなぁ……!」
この、なんとも解釈のしづらいテーマを前に、思わず考え込んでしまう俺。
というのも、さっちが「絶対に置いてほしいにゃん!」と強弁するマストアイテムは、
理科室にありそうな背もたれのない椅子、水彩画材のセット、そして……イーゼルに立てかけられた名画、ボッティチェリの『ビーナスの誕生』という、
「どう考えても……絵具で汚れた美術室を作れって言っているような……?」
↑こんな解釈しかできないものだったから。
でも、『ビーナスの誕生』を見た瞬間に俺が想起したのは、前回の記事でも書いたけど、
つい最近、ブタのアグネスに作ってあげたアートな別荘か、
カフェの2階に設えたこちらのギャラリー……!
同じテーマの美術品やら生き物をズラリと並べた博物館的な内装にしてあげれば、さっちも喜ぶのかなぁ……なんて考えたのであるよ。
「でもなぁ……!」
それだとどうしても、画材が浮くのだ。
たとえばコレが、
ストリートがテーマの↑こういう別荘だったら、ウォールペインティングの前に絵具やペンキを並べても、文字通り絵になると思うのよ。でも、清潔で品のいいギャラリーだと、汚れた画材はちょっと……。
「なによこの美術館。未完成の絵を並べてあるじゃぁないの!! どうなってんのよ!!」
と、訪れた上品ぶったマダムに糾弾されてしまうやもしれん。それはさすがに避けたいところである。
そこで俺は改めて、さっちが掲げたテーマを熟読してみたのだ。
「“さっちをデッサンする会!”ねぇ……」
何度か読み返すうちに、俺は「ん??」と思った。こういうのってふつう、
さっち“が”デッサンする
って書くんじゃないの?? 何かをモデルにして、さっちが絵を描く……ってことでさ。でも、あえてそうではなく、
さっち“を”デッサンする
って表記されている……ってことは!!!ww
「あ!!! これってもしかして!!!www」
ピンと来た俺はすぐさま、この直感が消えないうちにと、それっぽいアイテムを乱暴に並べ始めた。おっさんも50歳にもなると、
「そうだ!!!」
と閃いたことをカタチにする際、その考えが脳を出て首を下り、腕を伝って指から排出される……という途中の段階で、
「あれ?? わし、いま何を考えたんだっけ???」
と忘れてしまうことが多々ある。それを避けるには、思いついたことはテキトーでもいいから、すぐさま何らかの形にするしかないのである(苦笑)。
今回、俺がピンときたデザインを反映させた初期配置が↓こちらとなる。
絵具で汚れた、アトリエの壁と床--。
その中央にマストアイテムの背もたれナシ椅子(なんて言うんだコレw)を置き、そこに主役のさっちをドンッ! まわりをイーゼルに立てかけられた“人物画”を配置したら……!! そうです!!
「さっちをデッサンする会とは……“彼女を絵のモデルする空間”を作ることだったんや!!!www」
これが答えで間違いないだろ!!!w さっちは絵を描きたかったわけではなく、“絵のモデルになりたかった”ってだけなのだww
こちらの初期配置を、ちょっと俯瞰で見てみよう。
左側にあるのは、モデルさん用のメイクルームw 奥にあるのは作業台と、手や筆を洗うための水場であります。そして注目してほしいのがさっちのまわりにある絵画なんだけど、ご覧の通り人物画のみ。その前に絵描きさんを置けば……!
ホラホラ!!!ww これで、さっち邸のコンセプトが一目瞭然でしょう!! 絵描きさんにより、モデルのさっちがいろいろな人物画に描き分けられているのを表現しているってわけ!! この解釈は、我ながら完璧だったと思うわ!!
さて、部屋の中の作り込みはこれから進めるとして、ちょっと息抜きに庭作りを。
……と言っても、今回はアトリエ作りに全力を注げば問題ないので、庭はいつも以上に手抜きである。
↓ホラw
以前、アーサー邸を作ったときに、
夏感満載の↑こちらのスクショを見て、編集を担当するたっちー先生が、
「アーサーとニコが寝てるスクショ、かわいすぎやろ!!><」
といたく喜んでいたので、バカのひとつ覚え的に、
さっちとニコで同じ写真を撮ってみたw もう、今後作る庭は、全部このコンセプトでいいわw
というわけで次回は、さっち邸の全貌をお見せします!
続く!
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2021年8月8日の様子は↓こちらです。
2021年最初の花火大会が行われていました。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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