デュエマ妄想構築録 vol.47-4 ~マナからヘビーパンチ!レヴィヤ・ヘビー!!~

By まつがん

 さて、前回は皆さんにカードの能力を予想してもらったわけだが、まずは正解を発表することとしよう。

 それが、こちらのカードだ!

▲王来MAX 最終弾「切札! マスターCRYMAX!!」収録、《レヴィヤの地版》

 「シンカパワー」までもが《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》だと……?

 5マナでマナから2体のクリーチャーを踏み倒せるということで、実質《生命と大地と轟破の決断》と言っても過言ではない (?) 能力。これは遊びがいがありそうだ。

 というわけで、6月25日(土) に発売予定の王来MAX最終弾「切札!マスターCRYMAX!!」に収録される新カード、《レヴィヤの地版》。このカードを使ってどのようなデッキを組むべきか。

 それを考えるにあたっては、《レヴィヤの地版》の最大スペックを引き出す方法を見つけ出さなければならない。

 一度に2体のクリーチャーを踏み倒せるとはいえ、片方は「シンカパワー」によってしか発動しないので、《レヴィヤの地版》で踏み倒すクリーチャーのうち1体は《レヴィヤの地版》の上に乗せられる進化クリーチャーである必要がある。

 したがって、今解決するべきは「3コスト以下の進化クリーチャー→3コスト以下のクリーチャー」という展開の流れで最大のバリューを引き出せるような3コスト以下のクリーチャーの組み合わせとは何か?という問題だ。

 冷静に考えると、3コスト以下のクリーチャーでゲームを決められるほどのスペックを持つものがいるとは思えない。もしいるとすれば3コスト以下のクリーチャー同士で揃ったら勝ちレベルの組み合わせということになるが、さらに片方が進化クリーチャーでなければならないとなると、以前紹介した《カエルB ジャック》と《パラディソ <サイクリカ.Star>》の組み合わせくらいしか思い浮かばなかった。

 だが、ここで私は気が付いたのである。

 2体目に出すクリーチャーは、何も1体目のクリーチャーの脇に出す必要はないということに。

 そう、すなわち。

▲「ペリッ!!スペシャルだらけのミステリーパック」収録、《ヘビー級ヘビー》
▲王来篇 第2弾 「禁時王の凶来」収録、《コバンザ <ジャニット.Star>》

 「ジャストダイバー」持ちの《ヘビー級ヘビー》が一瞬で完成するのでは???🤔🤔🤔

 《ヘビー級ヘビー》は進化クリーチャーの上にしか乗らない究極進化クリーチャーなので、普通なら「1. 進化元となるクリーチャーを出す 2. 進化クリーチャーを乗せる 3. 《ヘビー級ヘビー》を乗せる」という3つのステップを踏まなければならないところ、《レヴィヤの地版》を使えばそのわずか1手順で《ヘビー級ヘビー》を着地させることが可能となるのだ。

 さらにそこで《レヴィヤの地版》の「シンカパワー」を発動させる進化クリーチャーを「ジャストダイバー」持ちにしておくことで、能力が引き継がれて「ジャストダイバー」持ちの《ヘビー級ヘビー》にできるようになる。

 しかも《ヘビー級ヘビー》は自身の能力でパワーの低いクリーチャーにはブロックされないので、「選ばれない・アタックされない・(ほぼ) ブロックされない」という無敵のクリーチャーが爆誕する。そんなクリーチャーがシールドを4枚割ってくれることが確定しているので、あとは残るシールド1枚を削る方法とダイレクトアタックを決める方法を考えるだけだ。

▲「エピソード3 デッド&ビート」収録、《妖精の裏技 ラララ・ライフ》
▲「最強戦略!! ドラリンパック」収録、《天体妖精エスメル /「お茶はいかがですか?」》

 《レヴィヤの地版》は5マナなので、《妖精の裏技 ラララ・ライフ》を絡めれば3ターン目に着地させることができる。できると言ったらできる (理論上)。

 そこから逆算して2ターン目のマナ加速を《桜風妖精ステップル》と《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》にすることで、《ヘビー級ヘビー》のQ・ブレイカーでは足りない打点を補いつつ《妖精の裏技 ラララ・ライフ》のG・ゼロ条件を満たすことが可能だ。

▲双極篇 第1弾「轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」収録、《龍装者 バルチュリス》
▲「エピソード3 レイジVSゴッド」収録、《終末の時計 ザ・クロック》

 あとはダイレクトアタック要員だけだが、《桜風妖精ステップル》か《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》で1点→《ヘビー級ヘビー》で4点という流れは「ジャストダイバー」によりたとえ1点目でトリガーを踏んでもかなり返されないので、ここでさらにS・トリガーを大部分無視できる《龍装者 バルチュリス》を採用することでS・トリガーを実質無効化 (※ただし《ドラゴンズ・サイン》《ヘブンズ・ゲート》だと相手の腕を折るフェイズに突入) することが可能となる。

 受けは《終末の時計 ザ・クロック》を採用しておくことで、S・トリガー持ちの《レヴィヤの地版》をしっかりと受けトリガーとしてカウントすることができる。

▲不死鳥編 第4弾「超神龍雷撃」収録、《エボリューション・エッグ》
▲王来篇 第2弾「禁時王の凶来」収録、《マッチョ <鎖風車.Star>》

 コンボパーツである《ヘビー級ヘビー》《コバンザ <ジャニット.Star>》は《エボリューション・エッグ》でサーチできるが、メインプランである《レヴィヤの地版》は「タマシード」ということもあって毎回確実に引き込めるわけではないので、セカンドプランとして《マッチョ <鎖風車.Star>》を入れておくと、《桜風妖精ステップル》×2から4ターン目にダイレクトアタックを狙える。

 ただしマナをすべて手札に戻して《マッチョ <鎖風車.Star>》で5点叩きこむ超絶頭の悪いプランなので、1枚でもトリガーを踏んで攻撃が止まってしまったなら「これが俺のマッチョだ!うおおおおダイレクトアタック!!!!」と上裸で筋肉を見せつけて出禁です本当にありがとうございました。

 というわけで、できあがったのがこちらの「レヴィヤ・ヘビー」だ!

 『レヴィヤ・ヘビー』
1《ツクっちょ <メイ様.Star>》
4《桜風妖精ステップル》
4《天体妖精エスメル /「お茶はいかがですか?」》
4《コバンザ <ジャニット.Star>》
4《ヘビー級ヘビー》
3《終末の時計 ザ・クロック》
1《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》
4《龍装者 バルチュリス》
1《マッチョ <鎖風車.Star>》
3《エボリューション・エッグ》
4《妖精の裏技 ラララ・ライフ》
1《生命と大地と轟破の決断》
2《ジャスミンの地版》
4《レヴィヤの地版》

 このデッキが実際にどんな動きをするのか気になる方は、以下の動画で確かめてみて欲しい。

 さて、いかがだっただろうか。

 《レヴィヤ・ヘビー》が収録されている王来MAX最終弾「切札!マスターCRYMAX!!」は、6月25日(土) に発売予定だ。

 また、コロコロコミック7月号ではデュエル・マスターズの原作コミックが読めるほか、デュエマに関する激アツな最新情報も色々と掲載されているので、ぜひとも手に取ってみていただきたい。

 ではまた次回!


ライター:まつがん                      
 
フリーライター。クソデッキビルダー。        
 
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。  
 
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。

デュエマ妄想構築録vol.46バックナンバー
デュエマ妄想構築録 vol.46-1 ~闇の大軍!シラズ・マーチ!!~
デュエマ妄想構築録vol.47バックナンバー
デュエマ妄想構築録 vol.47-1 ~めくれフェニックス!レクスターズ・ユニバース!!~
デュエマ妄想構築録 vol.47-2 ~果てしなき道のりを完走せよ!Code:チェンジ!!~
デュエマ妄想構築録 vol.47-3 ~トリガー持ちタマシード!《レヴィヤの地版》登場!~

 

次回更新は6/17(金)更新!!