失敗すらもポジティブに
突如として始まってしまった、『エルデンリング』世界の“武の象徴”のひとつ、ドラゴンとの激闘--!
前回の記事では、リムグレイブ中央にある大きな湖“アギール湖”を統べる強大な存在“飛竜アギール”に肉薄して、あと1歩のところまで追いつめてやった……という記事を書いたような気がする。
「オメー、何を記憶の改竄してんねん。アギールとやらに出会った3秒後に「YOU DIEDwww」になった……って、30時間ほど前に書いたばっかやんけ!!!(怒)」
と、この記事の編集を担当しているたっちー先生から怒りの巨人砕きが飛んできたのでマジメに続きを書くことにする……w
そう、飛竜アギールと初めて対峙したときは、マジで数秒で黒焦げにされて、
「もうわし……このゲームから引退する( TДT)」
と、マルギットやゴドリックとやり合ったときすら覚えなかった絶望感をいきなり味わわされてしまったのであるよ……。
そもそもだなぁ……!
こんな圧倒的なまでの“格の違い”を見せつけられて、「ハイ、そーですか^^」と突っ込んでいけるわけがないやん(((( ;゚Д゚))) 言ってみればコレ、酔っ払って大暴れしている2メートル20センチ、250キロの巨漢レスラーを、
「まぁまぁ^^; ちょっと落ち着いて^^;;;」
ってんで、163センチ49キロのひょろひょろなサラリーマンのおじさん(52歳)が止めに入るようなもの……(((( ;゚Д゚)))
でも……!
どんなに格の差、実力の差があろうとも、“武”を誇示する戦士ふたりが出会ってしまったなら、戦いが勃発するのは自然の摂理みたいなものだ。たとえ屍をさらして後悔することになったとしても……戦わずに逃亡して感じる苦みより、はるかにマシなのではなかろうか!!(フンガー)
そこで俺は、毎度おなじみ↓こんな小細工を弄した。
このころはまだ、霊クラゲ君がギリギリ現役で活躍できていたんだよなぁ……w
「困ったときはクラゲを出せ!!」
が、俺が『エルデンリング』世界を旅する上でのお守り的な標語になっていたし……。
ででで、でも……(((( ;゚Д゚)))
「わっしゃっしゃっしゃ!!!!!www」(飛竜アギール)
ど、どんだけ暴れるんだよこの巨大トカゲが……(((( ;゚Д゚))) もう、目に見えて霊クラゲ君の体力が削られていくんだけど……!!
そう、このころから明らかに、現れる強敵たちに霊クラゲでは対抗しづらくなってきていた。それでも、俺は筋力とスタミナに重点的に能力値を振ってきた関係でFPが伸びておらず、なかなか強い遺灰を召喚できなかったので(強いのはどうしても消費FPが高いからな。写し身を除いて)、しばらくは霊クラゲ君に頼っていたんだけど……そろそろつぎの段階に進むときが来てしまったのかもしれないな。
飛竜アギールとの戦いは、熾烈を極めた。
霊クラゲ君には頼らず、馬の機動力を活かしたヒット&アウェイで、ジワジワセコセコとアギールの体力を削っていく作戦……。いまでこそ、こういった巨大で多彩な敵と戦うときは戦技“猟犬のステップ”の忍者のような動きで翻弄することが多くなったけど、当時はそんなもの、当然ながら持っていない。後になって、
「飛竜アギールとか……猟犬のステップを手に入れてから戦えば、もっと楽だったのでは……((゚Д゚;))」
と思ったけど、それは……いくら言っても詮無きことなのである(苦笑)。
まだまだいろいろと足りない装備ではあったけど、俺は必死に戦ったよ。
飛竜アギールのモーションを少しずつ覚え、あまたの死を重ねながら……w
当然、
「あ。ちんだ」
燎原の火のように広がる火炎ブレスを見た瞬間に死を悟ることもあったけど(苦笑)、それすらも、
「うーーーん!! またちんだ!!! でも……その攻撃、覚えたぞ!!!」
ポジティブな経験として受け止めて、再度立ち向かう原動力にしていったのである。
そして……!
「よよよ、よし!!! だいぶ削れるようになってきたでぇぇぇえええ!!!!」
次回、飛竜アギール戦、決着!!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ELDEN RING』公式サイト:
https://www.eldenring.jp/
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