企画・文=石川裕二
シーズン9が開幕し、800万ダウンロードを突破するなど、ますます盛り上がりを見せるゲーム『Ninjara(ニンジャラ)』!! ガムをぷく〜っとふくらませて、ガムウェポンをつくり出して戦うのが特徴のゲームだ! でも、実際に『Ninjara』みたいにフーセンガムを大きくふくらませるには、どうすればいいの!? そんな小学生の息子の悩みを解決するために、記者はコロコロオンラインのライターというコネを使って(※おい)、フーセンガムを製造している丸川製菓にガムを大きくふくらませるコツを聞いてみた!
たくさん口の中に入れればいいわけじゃない
――丸川製菓といえば、「マルカワ」のロゴで知られるマーブルガムや、『Ninjara』公式のニンジャガムの発売元としても知られています! うちの息子が『Ninjara』並のガムをふくらませたいと言っているのですが、ずばり、フーセンガムを大きくふくらませるコツを教えてください!
まずは、ガム選びからです! ガムのなかでも「フーセンガム」と書かれているものを選びましょう。ガムが伸びる素材がたくさん入っています。次に、よく噛むことです。甘みを感じなくなるまで噛んだら、準備完了! ガムのかたまりを舌の先にかぶせて、軽く前歯で噛んで押さえたら、すぼめた口から舌を出して袋をつくります。ゆっくりと息を吹き込んだら、うまく風船ができる……というのが基本的な流れです。
――おお〜、わかりやすいご解説をありがとうございます! そもそも、ガムってどうして伸びるんですか!?
よく噛んだフーセンガムを電子顕微鏡で見ると、細い糸が絡み合って、魚を取る網の目のような姿に見えます。この糸の網が長く丈夫にできていて伸びやすいため、空気を吹き込むと風船ができるのです。
――それは知りませんでした! 丸川製菓のガムには、マーブルガムのような丸いものと四角いガムがありますが、どうしてですか?
最初は四角いガムをつくっていました。次に、四角いガムに糖衣(※表面を砂糖でおおうこと)をしたガムが流行り始めたのでつくろうとしましたが、うまく出来ずに丸くなってしまいました。それならば丸いガムをつくったらどうかということで、丸いガムが誕生したのです。
――そういう理由だったんですね。子どもの頃、当たり付きのガムがうれしくて、よく丸川製菓のガムを買っていました! ところで、肝心な質問なのですが、『Ninjara』みたいに顔の大きさくらいまでガムを大きくすることって可能なのでしょうか!?
頑張ればできるはずです! ぜひトライしてみてください!!
――……そ、そんな投げやりな! 大きくふくらませるコツってないんですか!? たとえば、ガムの数を多くしたほうが大きくできるとか!
理論的にはそうなりますが、自分がよく噛める量を選ぶことが重要です。甘みがなくるまで噛むことが重要なので、むやみやたらに口の中に入れればいい、というわけではありません。あとは、チョコレートやビスケットを食べたあとは、それらに含まれる油脂がガムを溶かしてしまうのでオススメしません。
――なるほど〜……。じゃあ、確実に大きくできるワザはないわけですね。
む、何やら不満げですね! でしたら、丸川製菓の秘伝のワザを伝授いたしましょう!
――えぇっ、なんですか、それは!?!?
その名も「フーセン・イン・フーセン」です!!
――フ、フーセン・イン・フーセン!?!?
大きな風船の中に小さな風船をつくる、「フーセン・イン・フーセン」です。まず、大きな風船をつくったら、くちびるを閉じて、口の中に残ったガムを舌で押して、フタをします。そのフタのところに舌を深く差し込んで息を吹き込むことで、さらにもう一つ風船ができる、というワザです。
――すごっ! そんなワザがあるんですね。早速、息子に教えてみます! 本日はありがとうございました!!
検証結果:頑張ればできるはず!
……というわけで、みんなも『Ninjara』みたいに大きくフーセンガムを膨らませてみようぜ!!
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