第152回 「ベルセルク」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“ベルセルク”を大紹介!!
2022年2月20日に我らが『パズル&ドラゴンズ』が配信10周年を迎え、晴れて向こう1年間にわたる“10周年イヤー”に突入しました!!
いやあ、これはスゴいことですよ……。
スマホのアプリで10周年を迎えたこと自体が驚きだと言うのに、その間ず~~~~~~……っとトップランナーとして君臨し続け、いまだにゲームの内容は進化し、その勢いは留まるところを知らないなんて……! これを奇跡と呼ばずして、何をそう呼んだらいいのか!!
とまあ、パズドラを遊び続けて10年になる筆者は、鼻血を噴き出す勢いでそんなことを思っている次第であります。
この間、当連載ではパズドラ10周年の振り返りも含めて、黎明期から存在する懐かしのモンスターにスポットを当てている。そのネタはいまだ尽きず、掘れば掘るほど、
「あ!! この子も懐かしいな!! すぐに紹介しなくちゃ!!」
ってモンスターが雨のあとのハニワのように出てくるので(あつ森か)、じゃんじゃんそれらを解説していきたいと思っている。
そんな、初期の名優たちの中から今回は……モンスターNo.221の精鋭!! “ベルセルク”をピックアップ!!
このモンスターをパズドラ内で有名にしたのは、イチもニもなく2012年8月に登場した降臨ダンジョン“勇者降臨!”のボスとしてだろう。
パズドラの降臨ダンジョンとしては、2012年4月の“ヘラ降臨!”に続く2例目。
じつは筆者、「ヘラのつぎは、ゼウス降臨だったよな」とナゾの先入観で確信していたんだけど、よくよく調べたら2番目は勇者降臨で、件のゼウス降臨は3例目(2012年10月)だったよ。
前述の通り、ベルセルクはこのダンジョンのボスとして登場したわけだが、隣には同格のボスとして次回紹介する“ハイランダー”もたたずんでいた。
この、“ボスが2体登場する”という降臨ダンジョンは10年に及ぶパズドラの歴史においても非常に珍しく、ほかには2013年7月のトト&ソティスくらいしかないのではなかろうか(ゼウス&ヘラもあるけど、ちょっと違うしね)。
2012年当時はまだまだモンスターの数も多くなかったので、ここで手に入れたベルセルクをキチンと究極進化させて、蒼覇王・カイゼルジークフリートや破龍皇帝・グランドジークフリートとして使用していた人も少なくないと思う。
ちなみにベルセルクとは北欧神話に登場する勇猛な戦士たちで、主神・オーディンに授けられた力を駆使して、鬼人の如き強さで戦うことが知られている。
ベルセルクは、英語読みだと“バーサーカー”。我を忘れて戦う狂戦士……というイメージは、バーサーカーのほうが馴染み深いかもしれない。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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