By まつがん
「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」は、無限にデッキを作れるほどの面白い新カードを大量に供給してくれた。
そんな中で、私が注目したのはこの一枚だ。
《超次元バリバリ・ホール》。わずか2マナでサイキック・クリーチャーを呼び出せるカードだ。
だが、マナコストが軽い代わりに呼び出せる範囲も3マナ以下と狭いので、これでデッキを作るのはかなり難しいようにも思える。
しかし、《超次元バリバリ・ホール》はとあるコンセプトに革命的な強化をもたらしていたのだ。
そのコンセプトとは、もちろん。
ギャンパレ超次元が一瞬で揃うのでは???🤔🤔🤔
バトルゾーンに3種類揃えると無敵のフィールド《エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANG PARADE!》が完成する《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ》《愛しい場所、マイカ・月ノ・ハルナ》《道玄坂マングース、ココ・ユユ・ドクソン》は、3種類揃えるのが大変すぎるのが難点だった。
その大変さの原因を作っていたのは、サイキック・クリーチャーを呼び出せるいわゆる「ホール呪文」が最低でも3マナのものしか存在していなかったため、フィールドの完成はどんなに頑張っても5ターン目になってしまうという点にあった。
だが今回この《超次元バリバリ・ホール》が登場したことで、2→3→4で1枚ずつ「ホール呪文」を唱えて最速4ターン目のフィールド完成を目指せるようになったのだ。これはデッキを作るしかない。
問題はどの2色でデッキを組むかだが、《超次元バリバリ・ホール》が使える自然は確定にしても、2色目は3コストの「ホール呪文」が存在する水か光か火かで選択肢がある。
この点、火のメリットは特段思い当たらない一方で《超次元サプライズ・ホール》のS・トリガーはありがたい。が、そもそもフィールドを完成させるためには3枚の「ホール呪文」を引かなければならないことを考えると、《失われし禁術の復元》や《イグゾースト・Ⅱ・フォー》で「ホール呪文」の枚数を文字通り水増しできる水文明を2色目にすべきということになるだろう。
《超次元パワード・ホール》は3種すべてに、《超次元エクストラ・ホール》は火水自然と光水自然にそれぞれアクセスできるので、光水自然と火闇が呼んでこれる《超次元バリバリ・ホール》とは互いに補完関係にある。
すなわち、これら3種の「ホール呪文」は1枚ずつ引けばフィールドが完成することはもちろん、「いずれか1種を2枚+他の1種を1枚」という組み合わせでも問題なくフィールドが完成できるのである。この点でも、引いた「ホール呪文」の再利用を前提とする《失われし禁術の復元》《イグゾースト・Ⅱ・フォー》のパッケージとは噛み合っていると言えるだろう。
ただ、馬鹿正直に自ターンの「ホール呪文」だけでフィールドの完成を目指すと、ギャンパレたちが除去されたりその前に攻め込まれたときに対応しきれない。
そこで、《全員集合!アクア・三兄弟/超次元ジェイシーエイ・ホール》や《ぼくらの友情パワー!》といったS・トリガー呪文でもギャンパレを呼び出せるようにしておくことで、《失われし禁術の復元》と合わせてカウンターでフィールドを完成させるプランも目指すことができるようになる。
しかし、このコンセプトには一つ問題があった。それは《とこしえの超人》や《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》を出されると対戦相手の腕を折るしかなくなってしまうという点だ。
しかし、水自然というカラーリングはクリーチャー除去に長けていないため、メタクリーチャーの対処が難しいところである。何か解決策はないものか……。
ん、このカードは!?
《タケノコ道中ヒアウィ号》!「すべての《とこしえの超人》と《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》を殺戮するマシーン」こと《タケノコ道中ヒアウィ号》じゃないか!!
このカードさえあれば、たとえ相手に複数体のメタクリーチャーが並んでも「バズレンダ」でまとめて処理することができる。
ちなみに《異端流し オニカマス》を出してくる相手とはリアルファイト必至なので、友人とのフリープレイで使う際にはあらかじめよく言い含めておこう。
というわけで、できあがったのがこちらの「ターボ・ギャンパレ」だ!
『ターボ・ギャンパレ』
4 | 《ベイB セガーレ》 |
《異端流し オニカマス》 | |
4 | 《超次元バリバリ・ホール》 |
《超次元エクストラ・ホール》 | |
4 | 《超次元パワード・ホール》 |
4 | 《全員集合!アクア・三兄弟/超次元ジェイシーエイ・ホール》 |
4 | 《失われし禁術の復元》 |
4 | 《タケノコ道中ヒアウィ号》 |
3 | 《イグゾースト・Ⅱ・フォー》 |
4 | 《ぼくらの友情パワー!》 |
1 | 《光牙忍ハヤブサマル》 |
1 | 《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ》 |
1 | 《愛しい場所、マイカ・月ノ・ハルナ》 |
1 | 《道玄坂マングース、ココ・ユユ・ドクソン》 |
1 | 《時空の喧嘩屋キル》 |
1 | 《時空の英雄アンタッチャブル》 |
1 | 《STARSCREAM -ALT MODE-》 |
1 | 《イオの伝道師ガガ・パックン》 |
1 | 《激浪のリュウセイ・スプラッシュ》 |
???「コラ!自分だって《異端流し オニカマス》入れてるのに人のせいにしてないで、ちゃんと紳士的にデュエマをプレイしなさい!!」
そ、その声は!?
カジュアルデュエマの達人、デッドマン!!(これはデュエルジャッカー・ショーの由緒正しいネタらしい)
デッドマン「すぐ暴れたがる研究仙人のために、また新しいカードを持ってきましたよ!」
はたしてデッドマンが持ってきてくれたカードとは!?
次回に続く!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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