けっこう遊べたなー!
前回の当コラムで、9月24日にBlizzard Entertainmentから発売予定のアクションRPG『DiabloII: Resurrected(ディアブロ II リザレクテッド)』(PS4、Nintendo Switch、PC、Xbox Oneなどで発売)の先行アクセステストに参加してみた……という記事を書いた。
先行アクセステストってのはいわゆるクローズドβテストのことで、ここから出てきたプレイヤーからのフィードバックを受けてゲームの最終調整を行ったりする。
この先行アクセステストはクローズドなので小規模なものだったんだけど、さらに多くの人に参加してもらってサーバーの負荷テストを実施したり、より多くの反応を得るために、8月21日~24日の期間にはオープンベータテストも行われたのだ。
先行アクセステストの参加者はデータをそのままオープンベータにも移行できたので、俺は引き続き、プレイステーション5で『ディアブロ II』をプレイすることができた。
そこで前回よりもさらに踏み込んで、あと1ヵ月足らずで登場する『ディアブロ II リザレクテッド』のことを語りたいと思います!!
神ゲーだ
……と言っても、結論としては前回の記事と変わらないんだけどね。
誤解を恐れずに言えば、『ディアブロ II リザレクテッド』は、
“現代の技術でより美しくなった『ディアブロ II』”
であり、
“良くも悪くも、当時の雰囲気を堪能できる正調『ディアブロ II』”
である。
もう、この2点に尽きると思う。
ドット絵だった20年前では想像もつかなかった美麗なダンジョンに、
より強い武器、より優秀な武具、そして見たこともないような効果を持ったアイテムを求めて、何度も何度も潜り続ける……!
稀に出会う、
「うお!!!! こ、コレは!!!!」
と、思わず目を見開いてしまうような強烈な武具。
しかし、
「んだよ!! バーバリアン、装備できねえじゃん!!!」
という事実にショックを受けるも、逆にこれが呼び水となって、
「でも、あれくらいヤバい武器や防具も、このへんだったら落ちるわけか……! だったら……さらなる奥地に進出するしかないな!!!」
↑こんなモードに突入してしまう。ギャンブラーが、より危険な賭けに打って出るように……w
そして。
「いゃぁぁああああああ!!!>< こここ、こんな奥地で死なないで!!!>< 素っ裸の状態で、ここまで来るなんて不可能ですから!!!><」
『ディアブロ II』のデスペナルティーは、
“死んだその死体は、自ら回収しないと消滅する”
という地獄の取り決めがあるため、無理だろうがムチャだろうが、自分でこの場所まで言って死体(装備品とお金ね)を取ってこないといけない。もちろん、その途中で倒れてしまったら、すべて没収というね……w
この、
“より深く潜り、より良いアイテムを”
という脳を刺激してやまないハクスラならではの要素は、20年前のオリジナル版『ディアブロ II』ですでに極まっていたので、いま遊んでみてもおもしろさはまったく色あせていない。むしろ、現代の救済措置が満載のゲームに慣れている身からすると、
「そうだ……! このマゾさだ!! これを求めていたんだよ俺はッ!!!」
ってことになって、さらなる深淵に足を踏み入れてしまうのである。
オープンベータテストでact I(第1章)をすべてやり切り、
act IIに踏み入ったところで、
俺は改めて思ったね。
「やっぱり『ディアブロ II』って……神ゲーだわ」
そんな『ディアブロ II リザレクテッド』は、9月24日に発売される。
オープンベータテストではプレイできなかったNintendo Switch版も出るので、いまからどのハードで遊ぶのか悩み中であります^^;
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。