意外な誕生日
ちょっと前のことになるが、住民のももこが誕生日を迎えたので、プレゼントを持って駆け付けてお祝いをしてあげた……と記事で書いた。
ももこはすでに10ヵ月もルナステラ島で暮らしているベテラン住民なので、なんとなくの先入観で、
「ももこの誕生日を祝うのも……2回目かな」
なんて思っていたんだけど、じつはももこが仲間に加わったのは2020年8月13日で、誕生日は6月8日。つまり、ギリギリのタイミングで昨年の誕生日は祝うことができず、“10ヵ月目の悲願”としてようやくパーティーが執り行われたのであったw
でも同様に、“仲間になるタイミングが悪くて、誕生日を祝うことができなかった住民”は、じつはももこだけではない。
いまではすっかり、ルナステラ島のご意見番としてエラソーに……じゃなかった、なくてはならない重鎮として君臨し、おバカ(おもに1ごうとちゃちゃまる)と自分勝手なギャル(おもにアセロラとももこ)が多い島の空気をピリリと引き締めてくれている存在……!
……そう!!!
じつはこのアポロも、誕生日をやっていなかったのだ!!!ww
というわけで今回は、“もっとも誕生日が遠かった男”、“未祝いの最後の大物”と呼ばれるアポロのアニバーサリーを追ってみたいと思う。
7月4日の理由
アポロの誕生日は、7月4日に設定されている。
これ、以前もチョロっと書いたけど、7月4日ってアメリカの独立記念日で、『あつ森』……というか、『どうぶつの森』の制作陣は、“あえて”この日をアポロの誕生日に指定しているんだと思われる。
というのも、アポロのモチーフとなっている動物は、間違いなく“ハクトウワシ”だ。
ハクトウワシは“アメリカン・イーグル”と呼ばれるほど北米ではドメジャー……というかもっとも有名な鳥で、アメリカの国鳥としても知られている。国章を始め、さまざまなシンボルマークにハクトウワシのデザインが使われているので、我々日本人でも、意識していないところでしょっちゅうこれらの意匠を見掛けていると思うんだよな。
そこに来ての、アポロである。
アポロはハクトウワシで、ハクトウワシはアメリカの象徴。
となれば……!!
「その誕生日は、アメリカ合衆国が生まれた独立記念日しかない!!」
ってことで、7月4日に決められた(んだと思う)。
これと同じ流れで、たとえば人気キャラの“やよい”の誕生日は3月1日。
ナゼこの日なのかと言えば、日本の旧暦で3月は“弥生(やよい)”と呼ばれていたからだろう。
さらに踏み込むと、超人気どうぶつ“ビアンカ”の誕生日が9月17日に設定されているのは……この大塚角満の誕生日が9月17日であることと、密接に関係しているような気がしてならない。いつか『あつ森』制作陣にお話を伺う機会があれば、真っ先にこの点に切り込みたいと思う(やめとけや)。
まあとにかく、アポロがルナステラ島で初めて誕生日を迎えたのだよ。
彼が我が島の住民として加入したのは……なんと、去年の7月13日www
つまりアポロは、どこぞで誕生日のお祝いをした1週間後に引っ越しすることになり、ドタバタと大慌てで荷造りしてルナステラ島までやってきた……ってことになるわけだwww
そんな誕生日の当日、プレゼントを片手にアポロ家を訪問すると……!
……一瞬、
「……あれ!? 今日って、ヒノコの誕生日だったっけ!!?」
と驚いてしまったくらい、浮かれたヒノコがアポロ家に馴染んでいるwww ちょっとちょっとwww 少しはわきまえろやヒノコww 今日の主役は、オマエじゃねーだろ!!ww
でもせっかくなので、ヒノコに声を掛けると……!
また、よくわからねーことを……ww
まあでも、彼女なりに一生懸命、仲間のアニバーサリーを祝おうとしているのはよくわかったよ^^;
そんな、主役然としているヒノコを脇に押しやって、この日の主人公であるアポロに話し掛ける。
すると、お約束の……!
プレゼントの要求www ずーずーしいというかフランクというか、島の住民たちはホントに距離感が近いわ。
そこで、用意していたプレゼントをアポロに渡すと……!
もちろん、キチンとラッピングしてある。このへん、意外と俺も芸が細かいのだ。
ちなみに、中身は……!
何を着ても似合うアポロに、あえてのチャイナ服!!ww これにはコワモテのアポロも……!
たいそう喜んでくれて、1年越しの悲願である誕生パーティーは、
大盛り上がりのまま幕を閉じたのでした!!
続く!
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2020年7月13日の様子は↓こちらです。
『あつ森』で遊び始めて初めて、ひとつの島に3人のプレイヤーで集まって遊んだのが去年の7月13日でした!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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