第115回 「アンティキティラ」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
前回に続き神秘龍シリーズの“アンティキティラ”を紹介!!
前回の導入でも語ったが…
筆者はもともと、世界の神話、民話、民間伝承、都市伝説、心霊話、UFO話、オーパーツ……などなど、“神秘”とか“ロマン”なんて言葉で飾られる事象が大好きな人間である。
ギリシア神話に関する書物は、自宅の本棚に10冊以上刺さっているし(ちゃんと読んだぞ!w)、怪談や本当にあった不思議な話系の書籍になると……もう、何冊あるかわからんww
しかもどれも読み返しがスゴくてボロボロになっているしww
そんな、筆者の厨二的コンテンツ好きとパズドラが化学反応を起こし、実際にモンスターとして導入されてしまった事例が存在する。知っている人も多いかと思うが、2013年夏から相次いで登場したダンジョンモンスター、“神秘龍”シリーズがそれだ!
今回はそんな神秘龍の中から、“神秘の天体龍・アンティキティラ”を解説しよう。
数あるオーパーツの中でも、筆者がとくに好きなのが神秘の天体龍・アンティキティラの元ネタとなっている“アンティキティラ島の機械”である。
これは、地中海に浮かぶ小さな島、アンティキティラ島近海の沈没船から発見された遺物で、古代ギリシア時代の科学者たちが天体運航を計算するために作ったもの……とされている。
しかし、機械そのものが恐るべき緻密さで制作されており、無数の歯車(30~72個とか)の回転により太陽と月、その他の天体の位置まで計算できる仕組みは、とても紀元前の技術で作ることは不可能……ということになり、アンティキティラ島の機械はオーパーツの仲間入りをすることになったのだ。
一説には、オーパーツとされる物体の99%以上は現代の技術により解明済みか、もしくは偽物(作られた時代が最近のもの)と言われていて、「まったくもって意味不明」というものはほとんど存在しないという。前回のコラムで紹介した、バールベックの巨石もそうだ。
そんな中にあってアンティキティラ島の機械は、「作られたのは間違いなく紀元前。しかしその時代に、こんな技術は……」といまだ研究者の頭を悩ませており、“数少ない本物のオーパーツ”と呼ばれているのであります!
そういう背景もあったので、神秘龍シリーズの提案をするときに、
「絶対にコレは外せない!!」
と思ったのが、このアンティキティラだったのです。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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