島の生き物を、おもしろおかしく解説!
この間、5月までしか釣れない超レア魚“ゴールデントラウト”を求めて、日夜ルナステラ島の山上湖に足繁く通っているわけですがね。
しかし、いくら釣り糸を垂れても……ゴールデントラウトなんて、まっっっっったく釣れねえぇぇぇえええ!!!!www
そのくせ、ウワサではゴールデントラウトよりも遥かにレアと言われている、
イワナ~~~ん……ww
またイワナ~~~ん……www
これまたイワナ~~~ん……wwww
おいおい、ちょっと待てよ……(((( ;゚Д゚)))
なんで幻のオオイワナが入れ食い状態になってんねん……(((( ;゚Д゚)))
俺は群馬県西部の大都会・下仁田町出身なわけだが、人口密集地の都市部を離れると意外なほど手付かずの自然が残っていて、イワナやヤマメを狙う渓流釣りはじつにお手軽なレジャーのひとつだった。
どれくらい手軽だったかと言うと、半袖半ズボンのゾウリ履きに渓流竿を肩に担ぎ、
「ほな、行ってくるで~~~! 夕飯はヤマメの塩焼きやな!!」
と山に入れば、ホントに魚籠(ビク)に入りきらないほどの渓流魚が釣れてしまったレベルだ。
なので、東京に出てきて仲間と「釣りにでも行きたいな」という話しになったとき、そのうちのひとりが、
「渓流釣りとか、一度行ってみたいけど、ハードルめちゃくちゃ高いよなぁ……」
と発言したのを聞いて心から驚いたんだよね。
「え?? ハードルなんてあったっけ?? マムシに気を付けるくらいで、山に入ればいくらでも釣れるのに……」
ってな……w
でも、都会での生活に慣れるにつれて、渓流釣りができるような自然のあるところは遠いし、道具をそろえるのもたいへんだし、そもそも四十肩が痛いしで(関係ない)、俺もすっかり、
「渓流釣り、ハードル高いよねぇ……」
と思うようになってしまった。コレが老いというものだろうか?
でも、超気軽に渓流に行けた群馬の山猿時代でも、こと“イワナ”となると話が違った。
ヤマメは、
レア度で言ったら誰もが持っている★3程度のモンスターで、「渓流いこ!」という話になったときにメインで狙うターゲットでもあった。
いっぽうのイワナは、レア度的には★8の“超激レア”で、ガチャで出てきたら取って置きのシャンパンを開けて祝杯をあげるレベル。ヤマメが30匹釣れる中で間違えてイワナが1匹かかるか……というくらい珍しくて(あくまで、40年くらい前の下仁田限定話ねw)、食卓に上った記憶もほとんどないわ。
そんなイワナ……しかも、釣りキチ三平に狙われるんじゃないかっていうくらい大きいオオイワナが、ルナステラ島の山上湖ではバンバン釣れる。ホントはゴールデントラウトを釣って記事にしたいのに、もっとレアな魚に邪魔されるってどうなってんねんこの島は(苦笑)。
でも……。
この日も主役はやはり、ゴールデントラウトでもオオイワナでもなく↓こちらの外来魚でした……(((( ;゚Д゚)))
バス~~~ん……w
バスス~~~ん……ww
バスストップ~~~ん……www
って、ブラックバス釣れすぎぃぃぃぃいいい!!! これ、完全に肉食外来魚のブラックバスとブルーギルに生態系を支配されて、数の少ないゴールデントラウトは駆逐されちまったのでは!!?
この間、かなりマジメに釣り糸を垂らしているけど、釣れた魚の比率的には、
・ブラックバス:5
・ウグイ:4
・その他:1
こんな感じだと思う。ウグイがブラックバスに対抗してがんばっているが、キミはそんなに気張らなくてもぜんぜんいいからね。
これでは今回も、ゴールデントラウトの解説を書くわけにはいかぬ。
仕方ないので本日は……ブラックバスの紹介を掲載するとしよう!!w
俺とブラックバス
ブラックバスは、スズキ目・スズキ亜科・サンフィッシュ科・オオクチバス属に分類される8種の魚の総称だ。“ブラックバス”はいわゆる俗称で、個別の種を指す言葉ではない。
本来は、コクチバス(スモールマウスバス)の稚魚の身体が黒いことから付けられたニックネームだが、日本においては圧倒的にオオクチバス(ラージマウスバス)の知名度、個体数、悪名などなどが群を抜いていることから、一般的に“ブラックバス=オオクチバス”と認識されている。
日本での分布は、1920年代から一部の湖に放流されることで始まったとされる。
大きく、強く、頑丈で、強烈な食魚性を持つ……という、宇宙怪獣みたいな生態を有することから、瞬く間に全国に四散。気が付けば日本の淡水魚界の生態系を乱すほどやっかいな存在となってしまう。
これにより2005年、ブラックバスは環境省によって“特定外来生物”に指定された。ちなみに、オオクチバスは“世界の侵略的外来種ワースト100”に、オオクチバス・コクチバスは“日本の侵略的外来種ワースト100”に選出されているんだって(Wikiより)。その影響は、日本に留まらないのである。
『あつ森』でも、池や川でイヤってほどブラックバスが釣れるが、じつはすでに、その生態系は見えないところで崩壊の一途をたどっているのかもしれない……(((( ;゚Д゚)))
そんなブラックバスを唯一好いているのが釣り人たちだ。
バスフィッシングは日本のみならず世界的にも“スポーツフィッシング”の代名詞で、無数の愛好家が存在する。
じつは俺も、20代のころはバスフィッシングに激ハマりして、毎週のようにバイクに釣り竿を載せてバス釣りのメッカと呼ばれる場所にくり出していた。
生涯の釣果は……なんと1匹^^;;;
しかもその日、俺は砂利道でバイクをUターンさせようとして盛大にコケ、右足首の靭帯を断裂。桃みたいに腫れあがった足を引きずりながら初めてブラックバスを釣り、喜びと痛さで転げまわったのであった。
続くw
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2020年5月18日の様子は↓こちらです。
博物館のスタンプラリーが始まったのがこの日。2021年もまもなく開始されるので(※本日、5月18日より始まりました)、今年もがんばらないとだな!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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