しずえのフリートークを検証する
移り変わりの激しい『あつ森』の住民にあって、ごくわずかながら“普遍的な存在”と呼べるどうぶつが何名かいる。
それはもちろん、案内所のボスであるたぬきちであり、エイブルシスターズの姉妹であったり、博物館のフータだったりするわけだが、なかでももっともプレイヤーの目に触れ、ある意味、“島生活の象徴”と目されているのが↓こちらのご婦人である。
そう、案内所の女性社員にしてマドンナ、しずえだ。
前回の記事では、彼女のライフワークである“朝の島内放送”に着目し、そこで語られるナゾに満ちた“フリートーク”に言及してしまった。
そのトークの中で、しずえはたびたび↓こんなことを言っていると思う。
「失くしたと思っていた靴下の片っぽが出てきたんですよ~!」
「さっきお茶を入れたら、茶柱が立ちました~~~!」
「昨晩のバラエティー番組、ご覧になりましたかぁ?」
などなど……!
そのトークテーマは多岐に富むことから、話題豊富な番組MCとしても通用するんじゃないかと映像制作会社が調査に入った……と、確かな筋から聞いてもいる(ウソつけ)。
でも……本当にしずえは、話題豊富なのだろうか??
フト思い浮かべるに……ルナステラ島のしずえに関しては、週に2、3回は片っぽ靴下について取り上げているように思えるんですけど!?
そこで、俺は調べたのだ。
たまたま、去年の8月~9月に掛けての1ヵ月半ほど、1日も欠かさずにしずえのフリートークもスクショに収めていたからな!!
ここで、彼女が取り上げたことをテーマごとに集計すれば……しずえのトークパターンが白日の元にさらされることになるのでは!!!w
というわけで、執念の集計結果をお届けしよう。
失くした靴下の数は!?
とはいえ、さすがに30枚以上のスクショを載せるとサーバー管理者に怒られそうなので、主だったものをピックアップしてみよう。
まずはおなじみ、↓この話題。
片っぽ靴下デタぁぁぁああああ!!!www
ちなみに、調査した30日間でしずえが紛失した靴下は……なんと6本!!!www つまり5日に1足の割合で靴下を失くしていることに!!ww
これを1年に換算すれば……。
……え。
1年で60本も靴下を紛失してんの??? これにはさすがにドン引きなんですけど……w
いやもちろん、集計した30日間に集中して、靴下の片側を洗濯機の後ろに落っことした可能性はある。あるけど……にしたって、失くしすぎだろしずえ!!!www
おつぎは、靴下のつぎに注目していた↓こちらの話題。
そう、茶柱だ。
古来より日本では、“茶柱が立つ=縁起がいい”とされ、最近では“茶柱が立ちやすいお茶の葉”なんてのも売られているんだって(マジだよ)。
そんな、スピリチュアルな話題もしずえは大好きなようで、集計した30日間に立った茶柱の本数は……なんと!
3本!!!www
って、思いのほか少なかったww
調子がいいと、2日連続で茶柱話をしたりすることもあるんだけど、この晩夏のころはあまり……。でもここで、「はっ!!!」と気づいたわ。
「そうかッ!!! この時期は1年でもいちばん気温が高いから、しずえも茶柱が立つ可能性があるホットの緑茶じゃなく、アイスの麦茶とかを飲んでいたんだ!!!www」
問題解決www
でも、単純に1年で計算すると30~40本は茶柱が立っていることになるので、そうなると看過できない数字になってくるなぁwww
そしてこの集計期間中にもっとも多かったフリートークのテーマは……なんと!!ww
テレビ番組の話題で盛り上がるって……昭和の時代の小学生の、
「昨日のドリフ観た!!? 志村、おっもしれえよなあ!!!www」
という、休み時間の風景と同じじゃねえか!!www
ちなみに、この期間にテレビ番組の話題が持ち出された回数は、理外の7回wwww 単純計算で、年に80回以上はこのテーマで乗り切ろうとしてるのかよwww ヒマ人かww
次いで目立ったのが、
星占いのことで、回数は4回。茶柱と同じで、女子は縁起を担ぐのが好きだなあ。
またレアなところでは、
「スマホの充電忘れてた!!」
という“いま風”なものから、
「ナシがキレイにむけました!!」
という女子力アピール。さらに、
故郷の家族とビデオチャット……という、コロナ禍で帰省もままならない現実を反映させた、社会的な話題もあった(若干、オーバーではある)。
というわけで、結論!!
しずえは1年間に60本も靴下を紛失させています!!!(断言)
以上、現場からお伝えいたしました。
続く!
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2020年5月11日の様子は↓こちらです。
現在の広場前のレイアウト、1年前のこの日に作ったものでした! けっこう前からやってたんだなぁw
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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