天賦を育てたい!
我が角満アーミーズの新たなメインアタッカー・甘雨ちゃんが順調に育ってきた。
これまで、バトルの中心は、なにかと扱いやすい炎元素のクレーと雷元素の刻晴が担っていたんだけど、ぶっちゃけ、彼女らはテキトーな装備を身に付けていたずらにレベルだけ上げて強めた“力技の戦士”という側面があった。
でも、この春から心を入れ替えた俺は、
「キチンと、セオリーに則った育成をしよう!」
という方針のもと、攻略サイトを活用することも厭わずにありとあらゆる情報を収集。イチからキャラを作り直す覚悟で育成に力を入れることにしたのである。
そして、
“キチンと育てれば最強クラス”
との呼び声も高い甘雨ちゃんに目を付けて、火力の大本であるレベルの上限突破、聖遺物の収集、そして“天賦”の強化にいたるまで、初心に返ってせっせとキャラメイクに勤しんでいるのでありました。
で。
レベルの上限突破は4段階までできたので、今回は天賦のレベルアップに励もうと思う。
甘雨の天賦は、以下のようになっている。
●通常攻撃・流天射術
最大6段の連続射撃を行う。
【重撃】
ダメージがより高く、より精確な狙い撃ちを発動する。照準時、氷寒の気が矢先に集まり、攻撃と共に発射される。チャージ時間により、異なる効果を発動する。1段チャージは氷元素ダメージを与える。2段チャージは氷元素のダメージを与えたあと、さらに氷元素範囲ダメージを与える。
【落下攻撃】
空中から矢の雨を放ち、凄まじいスピードで落下し地面に衝撃を与え、落下時に範囲ダメージを与える。
●元素スキル・山沢麟跡
一輪の氷蓮を残して後退し、全ての魑魅魍魎から離れ、氷元素範囲ダメージを与える。氷蓮は持続的に周囲の敵を挑発し、攻撃を引き付ける。耐久度は甘雨のHP上限によって決まる。破壊された時または継続時間終了後に氷元素範囲ダメージを与える。
●元素爆発・降衆天華
大気中の霜雪を集め、退魔の氷霊珠を召喚する。氷霊珠が存在している間、持続的に氷柱をふらし、範囲内の敵に氷元素ダメージを与える。
★パッシブ系
●唯一の心
霜華の矢を放った後の5秒以内に放たれた霜華の矢と霜華満開の会心率+20%。
●天地安泰
降衆天華のエリア内のキャラクターの氷元素のダメージ+20%。
●弓蔵待命
弓を鍛造した時、消費した鉱石の15%が返還される。
このうち、レベルアップさせることでグングンと強くなるのは、通常攻撃、元素スキル、元素爆発の3つ。そして強化するためには、
それ相応の素材を集めてくる必要がある。
ここで思わず、
「またか!!!!www」
と泣き言を言いたくなる人も出てくるかもしれないが、プレイ開始から半年経ってようやく『原神』におけるキャラ育成の楽しさを知った俺からすると、
「ハイ、よろこんで!!!www」
と即答したくなる。
素材集めは、ナントカセンサーが発動してとんと集まらないと絶望したくなるが、現段階ではそれほど、入手困難なものはリストに出ていない。
ならば……!
秘境に足繁く通って、素材を収集しまくってやろうじゃありませんか!!
聖遺物、あとひとつ!
というわけで、ここからは流れ作業である。
まださほどレアリティーの高いアイテムを求めているわけではないので、秘境のレベルも低くていい。よって、甘雨の立ち回りを研究しつつ魔物を相手にしても、余裕過ぎてお釣りがくるレベルだ。
当然、一瞬でクリアーし、アイテムもおもしろいように手に入る。
うんうん、いいねいいね!! ゴールデンウィークだね!!www
こういう作業は、時間があるときに集中してやっちまうのが得策。なので、ここは連戦あるのみだ。
バンバンバンッ!!!www
放つのはもちろん、2段チャージ射撃。これにより、前述のスキル説明にある“2段チャージは氷元素のダメージを与えたあと、さらに氷元素範囲ダメージを与える”が発生して、標的のまわりにいる魔物たちにももれなく打撃が入る。
よしよし……! おもしろいし強いし、なによりかっこいいわ氷元素攻撃!!w
もちろん、この回も一瞬にして挑戦クリアーであります。
そこで得た素材を元に、
天賦も順調にレベルアップ。またしても、我らが甘雨ちゃんの強さが底上げされてしまったのであった。
そして並行して、甘雨につけたい聖遺物、“大地を流浪する楽団”シリーズの収集だけど、相も変わらず急凍樹をいじめていたらだな……!!
ようやく……!!
あ!!! この“琴師の矢羽”っての、大地を流浪する楽団シリーズの聖遺物やん!!!ww これで残るは、あとひとつ!!!ww
いよいよ、甘雨の成長物語がクライマックスを迎える……かな!?
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。