【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第339回 再会の離島

離島ツアーの続きです!

 2021年最初の離島ツアーを行っている。

 お気に入りのツンドラの後釜探しなので簡単なところで妥協するわけにはいかず、まさに必勝を期しての出陣であります。

 ここで言う必勝とは……!

 俺的ドラフト1位のどうぶつ、ジュン、リリアン、ジャックを引くこと!! それがダメでもせめて……ドラフト2位のジャスミン、シベリア、アグネスあたりに会いたいなあオイ!!><

 という感じなのである。

 しかし--。

 “事実は小説より奇なり”とはよく言ったもので……。

 物語はのっけから、波乱含みの展開となるのである。

儚き思い出

 離島ツアーの5回目。

 出てきたどうぶつは↓こちらだった。

 ぬぅ……!

 スクワットも、何度か出会ったことがあるな。

 いや、黄金の角と耳がかっちょいいし、聖衣の一部を脱ぎ忘れた黄金聖闘士みたいなので厨二マン的には惹かれるものがあるんだけど、ハキハキ系の住民は……1ごうとちゃちゃまるで十分すぎるんだよなあw なので残念だけどご縁がなかったということでお別れ^^; またの機会をお待ちしております。

 そして迎えた6回目のフライト……。

 ロドリーの案内で着いた無人島には……↓こんなどうぶつの影が……!

 「え……!」

 “息を吞む”とは、まさにあのような状態を指していうのだろう。

 「え」

 と声が漏れて以降、俺はしばらく言葉を発することができなくなってしまったのだ。

 あ、あの……見紛いようのない赤いボディーと派手なTシャツ、そして隠しきれないハムスターのオーラは……!! 

 そうだよなッ!!!!

 「アップルだぁぁああああ!!!!!><」

 なんとなんと!!

 8ヵ月もの長きにわたってルナステラ島でいっしょに生活をし、昨年12月に惜しまれつつも引っ越ししていったハムスターのアップルが、再び俺の前に現れてくれたよ!!><

 顔を確認した瞬間、いい歳こいてホントに泣きそうになったわ(苦笑)。アップルの代わりにちゃちゃまるが入ってきて、島での生活は変わらず賑やかなものになったけど、やっぱり……そのどうぶつの穴埋めは、別のどうぶつじゃできないんだよねえ。

 このとき、俺は九分九厘、アップルを再招聘しようと考えていた。勝手知ったる仲だし、誘ったらきっと、

 「またかどピーたちといっしょに暮らすのかー! 楽しみだね! キュルン!」

 なんて言ってくれるに違いないしな!!

 そこで、嬉々としてアップルに話し掛けると……彼女から、あまりにも意外な言葉が返ってきたではないか……。

 「え……?」

 は、はじめまして……って、何言ってんだよアップルwww 8ヵ月もいっしょに生活していたじゃんwww

 ほ、ホラ、覚えてない??

 花火大会で、いっしょに打ち上げ花火を見上げたりさ!

 俺の誕生日パーティーを、サプライズで開いてくれたのもアップルだったじゃん!!><

 「え? ええ?? あ、アップル、そりゃないよ……!」

 激しく動揺し、アップルとの会話を進める俺。

 「話していれば、そのうち思い出してくれるのでは!?」

 そんな、ありもしないことを考えながら……。

 しかし、現実はあまりにも無情でした……。

 あああ……><

 アップルの中から、俺やルナステラ島での思い出は、すべて消え去ってしまったのか……><

 どうやらどうぶつは島から出ると、その瞬間にナゾの力で記憶が抹消。まっさらな“ネオ・アップル”として、別の場所で生活を送るらしい……。

 俺は……アップルの再招聘を見送った。

 新たなアップルに、新たな記憶を……と考えなくもなかったけど(綾波レイみたいだけどw)、そうすることで旧アップルとの思い出が薄まってしまっては悲しいので、

 「アップル……またね」

 寂しくそう言って、島に戻ったのであった。

 ルナステラ島に帰ってきてもしばらくの間、俺は茫然としていた。

 島に住んでいたどうぶつの引っ越しを許すということは、思い出をも消し去ることになりかねない--。

 「こいつは……これまで以上に、住民の選定には気を遣わないとな……」

 そんなことを考えながらトボトボと広場に歩いていくと……あ! ひさしぶりに案内所の前に焚火が置いてあるぞ。

 ちょっとだけ気持ちを明るくしながら焚火に接近していったところ、俺が座り込む前にスルリと……!

 「おう! かどかど! 今日も冷えるけど、バッチコイだな!! とぉっ!」

 仲良しの1ごうと静かに焚火にあたり、ほんの少し、心が軽くなった俺でした^^;

 よーーーし!!

 再び、離島ツアーの人になるかな!! 細かいことは気にせずに、お気に入りを見つけ出すぞ!!!

 続く!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo

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