ファラオシスターは入ったけど
ファラオシスターの“ネフェル”を新たに仲間に加え、戦力の充実が著しくなってきた角満EDF、通称“角満アーミーズ”。
しかし……!
このファラオシスターを迎え入れた直後に、『デジボク地球防衛軍』開始以来の危機というかピンチというか(同じか)、とにかく初めてゲームの進行が足止めされる“壁”にブチ当たってしまうのである。
地球最強を自負していたのに
さて、改めてになるが、ゲーム開始からここまでの足取りを簡単にだが振り返ってみたい。
何度も書いてきた通り、俺が『地球防衛軍』シリーズで遊ぶのは今回が初のこと。知識やノウハウがないのはもちろん、EDFシリーズならではのコツやテクニックってものもいっさい持ち合わせていない。そういう意味では、経験者と比べたらかなり後ろからのスタートだったと言わざるを得ないだろう。
しかし……!!
この『デジボク地球防衛軍』は、“爽快”、“痛快”ってことを絵にしたような見事なまでの“シンプルイズベスト”を実現しており、俺のような新参者でも一瞬にしてゲーム世界に入っていくことができた。シリーズものでありながらここまで敷居を低く作れるのは、掛け値なしに、
「すばらしい!!!!」
と、最大級の賛辞を贈りたい。
おかげで、前回紹介したファラオシスターの加入まで、たびたびのピンチには見舞われながらも、俺は一度もゲームオーバーを経験せずに突っ走ることができた。
スズメバチの大群に肝を潰したり……。
マザーシップの巨大さに心が折れそうになったり……。
巨大なモンスターが迫り来て、
「あwww 地球、終わったwwww」
と泣き笑いしたことはあったが、そのたびに、
新たなヒーローの活躍や、
巨大ビークルの登場で乗り切ることが出来、
「壊れた地球に、角満アーミーズあり!!!!」
という事実を全世界に打電。
「か・ど・ま・ん!!! か・ど・ま・んッッ!!!」
のシュプレヒコールが各地から鳴り響いたのである。
そう。
角満アーミーズは、もはや無敵の状態にあった。
どんなに強大な敵が現れても現場の判断でなんとかすることができるので、若干ながら天狗になっていたキライもある。
「ふwww もう、何が来ても余裕だわwww なんなら、ブラザーの数を2名くらいにしてもいいんだよ??www まあそれでも、俺には敵わないと思うけどねぇえええwww」
若干どころか、天に届くほどの大天狗になってるじゃねえか(苦笑)。
でもこれ、俺だけじゃなく、『デジボク地球防衛軍』を遊んでいるほとんどの人が感じたことなんじゃなかろうか。ひたすら気持ちよく敵や建物をぶっ壊しまくり、やられることなんて1ミクロンたりとも考えなくなった状態……。
そんな、“地球最強”を自負する角満アーミーズは、↓こんなミッションを受けることになった。
ミッション名は、“文化財も守るぞ、EDF!”というもの。32番目のお仕事だ。その内容はかいつまんで書くと、
“つぎは、科学調査班を絶対に守り通さなきゃいけません。壁画の解読が不可能となれば、戦況が厳しくなるのは明らかです”
ふむふむ。なるほどな。
要するに、科学調査班がいる建物そのものを敵の襲撃から守ればいいってことか。
どうやら今回も、安い仕事のようである。
たまには、ピンチで震えて小便をチビってしまいそうになるほど、過酷な任務を斡旋してくれないかねーーーwww
大言壮語をぶっ放しつつ、俺は文化財がある派遣地に飛んだ。
そこに……巨大な壁があるとはつゆ知らずに……(((( ;゚Д゚)))
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』公式サイト:
https://www.d3p.co.jp/edfwb/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍』のものです。
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