〜『デュエル・マスターズ』イラストレーター、lackさんに直撃インタビュー!~
前回に引き続き、lackさんにお話を伺っていきます。いよいよ「禁断機関 VV-8」の新旧デザインに込められた仕掛けが明らかになる!そして、ここでしか聞けない『デュエル・マスターズ』のイラストレーターだからこそ繋がった思い出エピソードを聞くことができました。
——今回のカードイラスト「ペリッ!!スペシャルだらけのミステリーパック」で新たにデザインされた「禁断機関 VV-8」は、どのような発注で描かれたカードですか?
以前のバージョンにあたる「世界は0だ!!ブラックアウト!!」で描いた「禁断機関 VV-8」の装甲を解放した状態を意識しましたね。
——こちらのイラストは、ご自身の中で設定や、コンセプトみたいなものってありましたか?
今回デザインしました「禁断機関 VV-8」は前回の鍵でロックされた状態から完全解放された状態のイメージですので、腕がタイヤだったのを解放して指を広げていたり、顔の装甲が外れて素顔が見えるようにしました。
前回の「禁断機関 VV-8」が装甲に覆われていて「カッコイイロボット」的な印象付けだったので、力が解放されたことで「異形のロボット」のようなイメージになるように描きましたね。力が解放される感じが、僕としてはロマンがあって好きなんですよ。
——今回のイラストでの注目ポイント、また苦労された点はどこですか?
注目ポイントは前の「禁断機関 VV-8」と顔がガラッと変わったところですね。他にも胸の部分にある鍵が回っているのも注目ですね。封印されている装甲が解除されて、次々とパーツが外れて中身が見えてくる、と言ったイメージが伝わりやすいよう意識しました。
——デュエマのカードを描いていての思い出や印象的だったことはありますか?
『デュエル・マスターズ』で描いているうちに、僕のイラストを見てイラストレーターになりましたと言ってくれる人に出会えたことですね。「僕がタカヤマさんに憧れたのと同じだ」と思いましたね。
それから、『デュエル・マスターズ』のおかげでイラストレーターとしての仕事が増えたことです。おかげさまで、名前が広まった感じですね。別の仕事でイラストを描かせていただいた時に、「デュエル・マスターズのlackさんが描いてる!」と反響がありましたから。
——今後、デュエマのカードで描いてみたいもの、やってみたいことはありますか?
やりたいことはたくさんやらせていただきました。ヒーローやヒールキャラも描かせてもらって楽しいです。ただ原点回帰、と言いますか。以前よりはカワイイ絵も描けるようになりましたから、またヒロイン系、「ストラス・アイラ」シリーズを描いてみたいですね。
・名前:lack
・生年月日:1987年9月18日
・出身地:長野
・これまで担当したカード:「禁断機関 VV-8」、「龍覇 ストラス・アイラ」、「暴龍事変 ガイグレン」、「無敵王剣 ギガハート/最強熱血 オウギンガ」など
・好きなカード:「「俺」の頂 ライオネル」
・デュエマファンへ一言!:大人も子どもも男の子も女の子もドラゴンの君も!楽しくデュエマを遊んでくれれば嬉しい限り!