『デュエル・マスターズ プレイス』1周年記念インタビュー
12月18日に1周年を迎えた『デュエル・マスターズ プレイス』。ゲーム内でも1周年を記念した特別イベントが開催中だ。
コロコロオンラインでは、1周年を記念して、『デュエル・マスターズ プレイス』のディレクターを務めるトモさんに独占インタビュー。この1年を振り返っての思い出を語ってもらった。
デュエプレ1周年記念インタビュー | |
【デュエプレ1周年】波乱万丈のアプリ開始に、話題のコラボと今だから語る開発者インタビュー 前編 |
トモさん デュエル・マスターズ プレイスのディレクター。 デュエプレをより盛り上げるために日々闘い続けている。 |
——-前回に引き続き、「デュエル・マスターズ プレイス」に登場するキャラクターたちについて質問です。キャラクターをデザインする上で気をつけていること、心掛けていることはなんですか?
トモ:キャラクターは特に議論を重ねてデザインしています。 マンガの原作キャラクターたちについては、メインのターゲット層が「デュエマを遊んだことがある20代の方」なので、いかにキャラクターデザインを崩さずに“ソーシャルゲームのビジュアル”にできるかに、気を配りました。
『デュエル・マスターズ プレイス』の背景となるデュエマシティはマンガのデュエマとは一風変わったビジュアルを持っています。私たちはそのデュエマシティをマンガのキャラクターも、オリジナルキャラクターも共存できる空間にしたいという思いがありました。
しかしデュエマシティにマンガの勝舞くんたちがそのまま載ってしまうと、「誰が見てもこれは不自然」となってしまうため、デュエマシティのコンセプトアートに沿ったアレンジが必要でした。
原『デュエル・マスターズ プレイス』にしか存在しないオリジナルのキャラクターたちと一緒に並んでいても不自然ではなく、近頃のソーシャルゲームと比べても劣らない見た目に仕上げなければならない。
その悩みの末に出来上がったデザインをチーム全体で共有し、全員が納得するまで修正を繰り返しましたね。
松本先生が描くパワフルで生き生きとしたキャラクターをできる限りデュエプレでも活かしたい気持ちはチーム全員が共通でもっていたので、原作の迫力も失わないように注意するのも非常に難しい課題でした。
そのような試行錯誤を乗り越えて出来上がったキャラクターたちが、今のデュエマシティを輝かせているのだと、私は思っております。
オリジナルキャラクターたちのデザインも苦労はほぼ同じでした。
今、ソーシャルゲームがたくさん存在しているこの世の中で、他の人気ゲームのビジュアルに負けないよう「これがデュエプレのキャラクターだ」と一目見てわかるようなデザインにすることを軸にして、原作が好きな方が見ても「このキャラはかっこいい」「このキャラはかわいい」と言ってもらえるようなキャラクターを作る事を一番大事にしています。
——ナビゲーターのコッコ・ルピコのデザインは、かなり手応えがあったのではないでしょうか?
トモ:「クリーチャーの擬人化」が初めての試みだったので、すごく難しいところでもありました。 ルピコのデザインが皆さんに浸透したことはもちろん、コッコ・ルピコや5人の守護者、最近登場したカスミ、JJ、アークも含めていい反応をいただいた時は「やったな」という気持ちはありましたね(笑)
——クリーチャーを知っていると、パッと見た感じでもわかるキャラクターデザインですから。
トモ:そうですね。クリーチャーモチーフのキャラクターたちを作成する際、一番大事にしているのは「シルエットだけを見て、それがどのクリーチャーなのかわかる」事です。 なので「JJ」もモチーフであるカード《解体人形ジェニー》が有名なので、原型をなるべく崩さずに、現代的な線や塗りで可愛くしつつも、カードの怖さや狂気といった雰囲気を残していく事を大事にしました。
「アーク」は見た目で《アクアン》がモチーフだとわかると思うのですが、元々のカードイラストからキャラクターにするのが難しくて、他のキャラクターたちと並んだ時に浮いてしまってシュールになりがちだったんです。シルエットを残しつつも、《アクアン》の要素を所々取り入れつつ、男の子が持てるかわいらしさやにくたらしさといったポイントを盛り込みました。
しかし、守護者は「クリーチャーの擬人化」とは違うので、それぞれの文明やクリーチャー、種族の要素を入れた「その文明を象徴するキャラクター性」を重視しました。性格だけではなく、パッと見ただけでどの文明かわかるようにするのが、難しいところでしたね。 中でも、光の守護者エレナはデザインを決めるのに難航したキャラクターです。
光文明のキャラクターといえば、原作の白凰のような騎士的なイメージであったり、クリーチャーも鎧を着ている印象があり、初期はファンタジー感が強いキャラクター性になりがちだったんです。
ただ、ファンタジー色が強くなってくると、デュエマシティに馴染まなくて、何度もリテイクをして出来上がったのが今のデザインになります。 雰囲気を作るための調整に時間がかかりました。
沢山の苦労の時間の末、原作を崩さずにキャラクターとして成立させ、且つデュエマシティにも馴染むオリジナリティのあるデザインとなっているのが、今の「デュエル・マスターズ プレイス」のキャラクターたちだと私は思っています。
今後もオリジナルキャラクターやメインストーリーに深く関わってくるキャラクターが続々登場していく予定ですので、楽しみにしていてください。
—–ありがとうございます。では、「デュエル・マスターズ プレイス」2年目でやっていきたいことをお聞かせください。
トモ:オフラインイベントを開催したいですね。
この1年で一番ピンチだったのは、コロナ禍でリリース当初から企画していたオフラインイベントができなかったことです。オフラインイベントを年間企画で考えていまして、企画もできていたんですけど、コロナ禍の影響で何もできなくなりました。
本来なら、全国の方々と直接お会いして、反応と意見を聴きながらゲームの向上に繋げていきたかったのですが、それを実現できなかったことが、私たちにとって一番悔しかったです。
その状況を打破するために生まれたのが公式大会「BATTLE ARENA」です。皆様に楽しんでいただけるよう大会を盛り上げていきますのでよろしくお願いします。
—–なるほど。オンラインイベントでも可能なアプリゲームですが、オフラインイベントを実施したいこだわりはなんでしょうか?
トモ:そうですね。私以上にプロデューサーが「デュエプレをeスポーツとして成立させたい」という強い思いがあるからですね。
私の出身がeスポーツの盛んな韓国ということもあり、私自身もプロデューサーと同じ思いを持っています。
最近行われた第2回の公式大会の時は、私が小学生、中学生の時に見たeスポーツの記憶と公式大会の様子が重なって私も思わず涙ぐむほどの懐かしさを憶えましたね。
出場している選手の皆さんが真剣な顔で競い合い、優勝者が生まれるその一連の熱い闘いを見ている人にも感じてもらえればと思っています。
そのためにも、映像で見せることも大事ですが、公式大会をオフラインで実施し、実際に観戦してもらう必要があると考えています。TCGの「デュエル・マスターズ」の大会も何度か視察させてもらって、その決勝戦でデュエルをする選手たちの表情や手の動き、カードのさばき方など、そうした機微も全て含めて、「この大会はすごく面白い、かっこいい」と思えるところなので、デジタルゲームにしてもそのような部分を見せたいというのがオフライン大会を行いたい一つ目の理由ですね。
二つ目の理由はどんなプレイヤーの方々がプレイされているのか、直接見届けたい気持ちといったところでしょうか。それを実現するためにも、オフラインイベントを実施して、皆さんに大会というエンターテイメントをお届けしたい、というのはデュエプレ運営チームの夢でもあります。
もっともっとたくさんの方々にプレイしてでいただけるように、ダメなところはしっかり改善し、評価されているところはもっと良くなるように頑張っていきます。
来年は皆様により面白いエンターテイメントをお届けしていきたいと思います。
今後もゲーム改善のための施策や、盛り上げていく企画がを予定しておりますので、期待していただければと思います。
アプリ概要
タイトル:『DUEL MASTERS PLAY’S(デュエル・マスターズ プレイス)』
ジャンル:対戦型カードゲーム
配信先:App store/Google Play
好評配信中!
価 格:基本プレイ無料(アイテム課金制)
公式サイト:
https://dmps.takaratomy.co.jp
DUEL MASTERS PLAY’S(デュエル・マスターズ プレイス)公式Twitter:
https://twitter.com/dmps_infoDUEL MASTERS PLAY’S(デュエル・マスターズ プレイス)公式LINE:
https://line.me/R/ti/p/%40723prcyu
配信ページ:
App Store :
apps.apple.com/jp/app/デュエル-マスターズ-プレイス/id1478829750
Google Play :
play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.takaratomy.duelmastersplays
PC版(And APP):
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