季節の移ろい
今朝、いつものように『あつ森』を起動し、寝ぼけマナコでぼんやりと画面を眺めていたときに、自然と、
「……あれ?」
と声が出てしまった。
そのときに、急遽撮影したスクショが↓こちら。
タイトルロゴが中途半端に表示されたところでシャッターを切っているところに、俺の慌てっぷりが表現されているように思う(苦笑)。
そう、驚いてしまったのだ。
最古参の住人・ヒノコといっしょに映る木々や草の色を確認し、気が付けばつぶやいていたのである。
「おお……! いよいよあつ森世界も、本格的に色づいてきたなーーー!!」
そして、小さく叫ぶ。
「やったーーー!!!w 紅葉だぁぁあああ!!!」
秋の行楽シーズンが、ついに『あつ森』でも始まったのである!
『どうぶつの森』ならでは!
こうやってゲームを通して季節の移ろいを知らせてくれるという仕様、じつに粋で風情があり、いとおかしな感じでまことにすばらしいと思う。しかも、長く遊べば遊ぶほど四季の変化を楽しめるわけで、ゲームを継続して遊ぶモチベーションアップにめちゃくちゃ寄与していると感じるのだ。
俺はご存知の通り、2020年3月20日の発売日から1日も欠かすことなくログインして『あつ森』を遊んでいるのはもちろん、この長文のプレイ日記も連日投下しているという日本を代表する熱心なプレイヤーのひとりだ。
なのでもちろん、発売日から数えて240日分のスクショをすべて撮影して保存してある。
つまり、あつ森世界における季節の変化があますところなく、我がPCに格納されているというわけだ。それらを順番に並べていくと、まるで水彩絵の具を水に落としたときのような、儚き虹が徐々に色を変えるような、または頭頂部に向かって薄くなる俺の頭のような美しい島の景色のグラデーションを、お見せすることができると思うのである。
なのでいまから、240枚のスクリーンショットをここに並べてみるので、移ろう緑の色を楽しみながら眺めていってくださいな^^
……と、ここまで書いたところで、記事の編集とサイトにアップするときの成型を担当しているたっちー先生から、
「おい、ちょっと待てや」
と声がかかった。
「なになに?^^ いまちょうど、スクショを選んでいるところ……」
そこまで返事を言いかけたところで、「うぉい!!!」とたっちー先生がブチ切れました。
「おめー、簡単に240枚とか言ってるけどな……それを加工したり記事に貼り付けたりする作業、誰がやると思ってんねん!!!(怒) わしや!!!(怒怒) そもそもそんな大量のスクショを、誰が見たがるっちゅーねんッ!!!(怒怒怒)」
ハイ、スミマセン。
季節の移ろいを写真で
仕方ないので今回は、2020年3月から現在まで、各月の様子を簡単にお見せしよう。それだけでも、いかに『あつ森』というゲームが微妙な季節の変化を丁寧に表現しているのかがわかると思うので^^
まず、3月の様子。
これ、いまだから思うけど、3月ってまだ肌寒い季節で木々も枯れていたりすることがあるからか、広葉樹が若干黄色味を帯びていたんだなーと(あと、足元の草も)。その当時はまったく気にも留めなかったんだけどね。
続いて4月。
4月は当然のごとく桜が満開になるので、木々の変化はわからないなw でも3月のスクショと比べると、地面に生えている草の緑が濃くなってきているのがわかるかと思う。
そして、新緑の5月。
おお!! さすが緑が濃くなる季節ってことで、木々も芝生も鮮やかさを増している!! 1年を通してもいちばんいい気候ってことで、見るからにさわやかな空気に満たされている感じがするな。ていうか、ここにいるメンバー、懐かしすぎる顔ぶれw
つぎは、梅雨の6月。
雨で暗い……ってこともあるんだろうけど、よりいっそう、木々の緑が濃くなってきた感じ。まさに“深緑”ってところだな。
そして、グングンと気温が上昇してきた7月の風景。
あまり写ってないけど、ピーカンの青空、照り付ける陽光、鮮やかな緑、木にとまっているオオクワガタ……と、見るからに夏真っ盛りな印象w これは、続く8月も変わらず、
木々の緑がピークに達したって感じだろうか。これ、わりと最近の景色だと思っていたんだけど、もう3ヵ月も前なんだなー。
そしてつぎの9月から、一気に季節が進む。
当時は、
「……ん? なんとなく、地面の色が変わってきたような……??」
この程度の感覚だったんだけど、並べて見ると一目瞭然だなw もう9月の頭から紅葉の兆しがきていたんだw
10月になると、秋の気配はさらに濃くなってくる。
おおおおおwww ここまで色が変われば、さすがに鈍感な俺でも、
「あ!! もしかして、紅葉が始まっているのかも!!?」
と思えるわ。しかも『あつ森』でニクいのは、同じような広葉樹でも木によって色づき具合に微妙な変化を与えていて、そこはかとない“リアルさ”を演出しているところだ。実際の山々も同じ色の木なんて1本もなく、だからこそあれほど美しい紅葉のグラデーションを展開できるわけだけど、その一端を『あつ森』の小さな島でも体感できるというわけだ。
で、11月だが、初旬は↓こんな感じだった。
うん、イイネイイネ! 紅葉がキテますね!!www
この情景を見たとき、
「『あつ森』の紅葉って、これが限界なのかな……?」
なんて思ったものだけど、11月11日現在だと↓このようになっている!!
うおおおお!!!w 午前中の景色なのに、夕焼けみたいに山が燃えているよぉぉおおお!!!www
そう!! 見事に赤くなってきたよ島の木々が!! このままいけば……雪が降るであろう師走前には、真っ赤に染まった島の風景が見られるかも!?w
そんな期待をしつつ、散歩にくり出しましたとさ。
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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