強くなるために
何度も書いているが、我がパーティーのメインアタッカーは、圧倒的に★5の雷元素娘・刻晴ちゃんである。
くぅぅぅぅううう!!!www か、かわいいぃぃいいい!!ww
戦闘時の立ち回りも刻晴を中心に練られており、火元素のクレー、水元素のバーバラ、氷元素のガイアといった屈強な連中も、最終的には刻晴の元素反応を引き出すための“露払い”にすぎない。
そして放たれる、強力無比な元素爆発……!!!
くぅぅぅぅううう!!!www か、かっちょぃぃぃいいい!!!www
そんな刻晴ちゃんも、キチンと育ててあげなければただの紫色のお人形である。
そこで改めておさらいしたいのだが、『原神』のキャラクターは一定のレベルにまで育つとそこで成長が止まり、
「わし、もうテコでもここから動かんけん。育ってほしかったら、それ相応の対価を持ってきてもらわんとのう」
なんてことを言い始めるのだ。
さらに、
「誠意って、何かね?」
こんなことまでほざき、成長のための貢ぎ物を要求するのである。
そう、これが『原神』のキャラ育成の神髄である“上限突破”の現場のやり取りだ(だいぶ妄想が入ってたけどな)。成長をあきらめず、さらなる上を目指さんとするその思想は、アメリカに行っただけで高く飛べるようになると思っていた田沢君に通じるものがある(ねえだろ)。
冗談はさておき、第一段階の上限突破に関しては誰もが余裕で達成できるんじゃないかと思う。というのも、それに必要なアイテムは店でも交換できる簡単なものなので。
我が刻晴ちゃんも、ホレこの通り。
最初の上限突破により、キャラのレベルキャップは20→40まで一気に上昇する。逆に言えばまずはこれくらいやっておかないとまともな立ち回りは保証されず、そこらをウロつく酔っ払いに毛が生えた程度のヒルチャールにも後れを取るかもしれないってことだ。なので『原神』初心者の皆様にはまず、
「第一段階の上限突破を目指そう!!」
と言っておきたいと思います。
雷光のプリズム
さて、問題はここからだ。
現時点でキャラクターの上限突破は6回(!)もできるようなのだが、第二段階で早くも、
「え? な、なんだこれ……」
と、途方に暮れることになってしまった。いうなれば、第一段階で初めてクルマを運転したのに、第二段階でいきなり「縦列駐車、やってみようか」と言われたようなもんだな。
刻晴ちゃんに2回目の上限突破を決めさせるための素材は、↓こんな感じだったのだ。
「ら、雷光の……プリズム……?」
初めて見るアイテム名であった。そのレアリティーが★4ということからも、これが並々ならぬブツであることが伝わってくる。しかも、その入手方法は……!
「“無相の雷”って……どちらさんでしたっけ?w」
これが、俺が初めて“無相の雷”と言う名称を意識した瞬間であった。
それから数日後--。
俺は再び、“あの場所”にやってきてしまう。
そう、数日前に紫色の立方体に出会って肝を潰した、東の岬にある闘技場のようなところだ。
やっぱり……まだいるよあいつ。あの箱は……いったい何の目的が合って、あそこに鎮座しているんだろう。
前回はここでビビリまくって、脱兎のごとく逃げ出してしまったんだ。でも今日は、あのときよりもちょっとは強くなってるぞ。
「少し……遊んでみるか」
不思議と強気に、紫の立方体に近寄っていく。
俺たちも、ぼちぼち成長してきているんだ。いかに強そうなヤツでも、ワンパンで即死させられるようなことはないだろう!
すると……。
そのモノがついに、重い腰を上げて……!!!
ガラガラガラガラッ!!! バッシャッシャッシャッーーン!!!
!!!!!??!
強烈な雷を纏って、突如襲来してきた紫の立方体。
「え!? ええっ!??」
恐慌を来しながらも確認した、その物体の名前は……!
「む、無相の雷……って、こいつのことかぁぁぁあああ!!!」
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『原神』公式サイト:
https://genshin.mihoyo.com/ja/
※ゲーム画面はPS4ソフト『原神』のものです。
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