ひさしぶりの離島ツアー!
連日、ルナステラ島のキャリアウーマン、ヴァネッサが引っ越してしまった……という話を書いている。彼女はけっこう長く島で暮らしていたので、実際に空き地になってしまった“ヴァネッサ家跡”に行ったときはちょっと感慨深いものがあったよ……。
しかし、最終的に背中を押したのは俺自身である。
寂しいのは間違いないけど、ここは涙をこらえて離島ツアーのスカウト活動をがんばり、ヴァネッサも安心できるような逸材を捕まえてくるしかないぞ!
というわけで、これまた久しぶりに案内所のタヌポートに出向き(案内所に入ったの、1ヵ月ぶりくらいな気がするw)、マイルりょこうけんを5枚ほど購入。8万マイルくらい貯まっていたので(使い道がなくてな)、5枚程度じゃ屁でもないわ。この魅惑の夢チケットを持って、ルナステラ空港に駆け付けた。
さて、2ヵ月ぶりのスカウト活動の開始だ。でもその前に、俺が島の仲間として迎え入れたいどうぶつのタイプを整理しておきたい。
改めて書くまでもないが、『あつ森』に登場するどうぶつには、イヌ、ネコ、カバ、ヒツジといった“どうぶつ種”がある。おそらくプレイヤーは総じて、
「自分はイヌ派だから、イヌ系のどうぶつでまとめたい!」
とか、
「ウシはリアルでも苦手だから、それ以外で!><」
なんて、大まかな方針を立てて(無意識のうちかもしれんけど)住民を決めていると思うのだ。
これを踏まえ、俺はどうぶつ種によって以下のような線引きを行っていると思う。
【グループS(誰でもスカウト候補になりうる種別)】
・ネコ
・リス
・コグマ
【グループA(かなり前向きに検討する種別)】
・ペンギン
・オオカミ
・ウサギ
【グループB(どうぶつによっては採用も!?)】
・ヒツジ
・ハムスター
・シカ
以下、有象無象が続くわけだが、最後に、
「あまりにも見た目のエッジが効きすぎていて、好き嫌いの好みが分かれまくる」
という、「0か100か!?」を地で行く“グループ・アナザー”なる軍団が存在する。俺の独断と偏見で、グループ・アナザーは以下の種別だ。
【グループZ(0か100か!?)】
・カバ
・ゾウ
・ブタ
・クマ
・ウシ
このグループ、決してバカにできないのが、たとえばゾウだとティーナとかサリーは抜群にかわいいし、
ブタももしも“アグネス”を引いたら、
「うおおお!! アグネスきたあああああ!!! ぜひウチに!!!!><」
となる。このへん、引いたことがないのでお見せできないのが残念だが、グループ・アナザーは“ハマる人にはめちゃくちゃハマるグループ”として覚えておいてもらえると幸いである。
さあ、これを考慮した上で、久々の“出張”と洒落込むといたしますか~~~!!
迷いが生んだ悲劇
1回目。
離島に到着すると、いつものように機長のロドリーが叱咤激励してくれた。
「グッドラック!」
じゃねえんだよ。オマエが最初からネコやリスがいる島に連れてきてくれたなら、何度も何度も何度も何度も(以下、50回くらい続く)、大嫌いな飛行機に乗らずに済むんだよ!!
「まったくもう……! ロドリーめ……!」
さっそくプリプリしながら、“竹の島”を歩く。
何の根拠もデータもないのだが、俺の経験上、竹が生えている島で、
「デタ!! ビンゴ!!!」
と、好みのどうぶつに出会った試しがない。はたして、今回は……!
!!!?!? や、やっぱり……コレは……!!
ビンゴじゃなくてジャイ子じゃねえか!!!!(怒)
1回目から難解なクマを引き、俺は今回も、
「ひ、ひと筋縄では、いかなそうだな……」
と確信したのであった(苦笑)。
しかし2回目のフライトで、いきなり迷わされることとなる。
現れたのは↓こちらのどうぶつ。
「おおおお??」
ネコ好きアンテナがピンピンと反応した。こ、この子は……決して悪くないのではなかろうか!!?
話し掛けてみると……。
おおおーーー!! ショコラか!! いいねいいね!!
口調も落ち着いたオトナ系でヴァネッサを髣髴とさせるものがあるし、見た目もシャムネコなのかラグドールなのか、いかにもネコでかわいいし!
正直、
「もう、ショコラでいいかなー……!!!」
と悩んだ。まったく頭になかったどうぶつだけど、それを言ったらいまお気に入りのメープルやももこだって、ドラフト候補には入ってなかったんだしな。
俺はしばらくのあいだ考え続けた。
ショコラで決めてしまえば、
「つぎこそいい子が出てくれ……!! じゃないと、もうマイルが……!!><」
という、離島ツアー特有の“マイルストレス”から解放される。
でも……!
ここで妥協すると、大本命のジュンやリリアンを捜すチャンスはまた数ヵ月先になるかもしれない。
いまならまだ、マイルにも余裕がある。逃げずに挑戦すれば、それらの本命どうぶつが出てくれるかもしれないではないか!!
けっきょく……。
俺はショコラにサヨナラを告げ、離島ツアーを続ける判断をした。
「俺の健気な決断を、きっと『あつ森』の神様(任天堂か)は見てくれているに違いない!!><」
そう思って。
と、ところがだな……((゚Д゚;))
3回目……。
おやまゆ~えんち~~~……じゃねえか。オメー何回目だよ出てくるの……!!
よ、4回目……。
ぐ、グループ・アナザーのウシ……。これは……俺にはパンチが効きすぎている……。
さらに……。
って、またクマwwwww ていうか、レイチェルでかッ!!!www
これ、もしかして“グループ・アナザーツアー”になってるんじゃね……?w ショコラで決めておいたほうがよかったのでは……。
暗雲垂れこめつつ、次回に続く。
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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