名残惜しいよなあ
前回の日記で、ルナステラ島では貴重なオトナ系の住人、狼のヴァネッサが引っ越しの打診をしてきた……と書いた。
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この申し出に対し、俺は最終的に「がんばってこいよ!」と背中を押すことを決断。
落ち着きのない元気系の女子が多い(アップル、アセロラ、ももこ)島にあって、ヴァネッサは学校の先生的なポジションにいたお目付け役だったのだが、
「いまの停滞した生活に変化を!! 新しい世界を見てみたいの!!><」
と主張する彼女(そこまで言ってねえだろ)を止めることはできなかった……。
そんなヴァネッサ先生との時間も残りわずかとなり、島の住人たちもさぞかし馴染みの住人との別れを惜しんで思い出話に花を咲かせているのだろうな……と思ったことが、今回の記事を書く取っ掛かりであった。
ヴァネッサ最後の晩の、住人たちの行動を追いかけてみた。
そのときの住人たち
その夜、なんとなく寝付けなくて島をフラフラ歩いていると、思い出をかみしめるような顔(どんな顔だ)をしたヴァネッサがいたので、
「これが最後かもな……」
なんてしみじみ思いながら話しかけてみた。
すると……。
ああ、やっぱり……。
決断をしたと言っても、そりゃあ後ろ髪を引かれるよなぁ~……。
俺も、大きな出版社の編集長の座を捨て、「新しい世界に!」と1歩を踏み出した人間だけど、いざそれを断行するときは身体が震えたからな。まさに、五里霧中の中に漕ぎ出すときの恍惚と不安ってやつで、ヴァネッサが落ち着きなくウロつかざるを得なくなっている気持ちは痛いほどよくわかったわ。
こうして、引っ越していく側が「仲良くしてくれた仲間たちに、最後のあいさつを」と動いているとき、件の住民たちは何をしていたのか?
よくヴァネッサと立ち話をしていた、同じオトナなどうぶつ・アポロの家の明かりがついていたので入ってみたところ……。
……って、俺の話はどーでもええねん!!w ヴァネッサの思い出話のひとつもしてくれや!!w
この、唯我独尊のハクトウワシはダメや。ここは、島の最古参である長老・ヒノコと、ヴァネッサについて語り合おう。
そこで、ヒノコのもとに駆け付けると……。
人待ち顔で、切り株に腰を掛けているヒノコ……。彼女が何をしているのかと言えば……じつは……w
ヴァネッサのことなどおくびにも出さず、ゴマダラカミキリ獲ってきてくれって、あんた鬼か!!ww 今日くらい、カミキリはどうでもいいだろ!!!w
でも、ヴァネッサが出ていくことが決まったこのタイミングだったらゴマダラカミキリのことなど忘れ、そっちの話題に言及するのでは??
かすかな期待に背中を押されて、ヒノコに話し掛けると……w
やっぱゴマダラカミキリ命かよ!!!!www
ヒノコもダメだw 基本的に、自分のことしか考えていねえwww
ここはやっぱり、熱血漢の1ごうだな! 体育会系の人間は、仲間との絆を大事にする傾向にある。俺がそうだし。そこで、
「1ごう!! ヴァネッサがさーーー!!><」
藁にも縋る思いで1ごうの家に飛び込んだら……。
なんでこのタイミングで風邪引いてんねん!!!!www
1ごうもダメだった……。
こうなったら……同じ女子のももこ!! ルナステラ島でもっとも新しい住人であるももこは、他のベテラン住人よりも他人の行動を気にしているに違いない!!
「も、ももこ~~~!! ヴァネッサがーーー!!><」
い、家に入ると……。
「あ…………」
思い掛けない、逢引の現場……。
俺は無言で、ももこの家を後にした……w
……ヴァ、ヴァネッサーーーー!! 元気でなーーー!!!w
続く^^;
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大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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