【TGS2020】『電車でGO!! はしろう山手線』、PS4版を初めて実機で紹介! VRモードも!


 
 ついに始まった東京ゲームショウ2020! 既報の通り、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から史上初のオンライン開催となり、メーカー各社はネット中継で各種発表を行う形となった。
 
 先日、家庭用ゲーム機への移植が発表されたばかりの『電車でGO!! はしろう山手線』(スクウェア・エニックスから、PS4版が12月3日発売予定)の最新情報も、公式生放送で公開された。
 
 放送に出演したのは、プロデューサーの野本遼氏、ディレクター尾崎善規氏、プロジェクトマネージャー石原光氏の3名。スクウェア・エニックスが誇るハイエンドな映像コンテンツを手掛けるヴィジュアルワークス部が参画して作られた『電車でGO!! はしろう山手線』の魅力を余すところなくお伝えしたのである。
 

 
 冒頭のあいさつで野本氏は、「『電車でGO!! はしろう山手線』は、2017年よりアーケードで展開している作品です。延べ10万人が遊んでいるゲームで、スクウェア・エニックスの技術を駆使して作られた超リアルな映像がウリとなっています」とコメント。天気や、周囲の環境も美しく描き込まれたグラフィックを注目ポイントとして挙げた。
 

 
 ここから、放送で触れられた細かな部分について、キャプチャーした映像とともに紹介しよう。
 

山手線をグルっと1周できる!

 
 『電車でGO!! はしろう山手線』というタイトル通り、この作品の最大の特徴は山手線を1周できるところだ。石原氏によると、山手線は1週間で3000万人が利用している日本人にもっとも馴染みのある路線ということでフィーチャー。リアルなゲーム映像を観て、「あ、ここ行ったことある!」なんて思う人も多いのではなかろうか。
 

 

 
 とはいえ、東京のド真ん中を走る路線なだけに、「山手線は周囲の街並みも変化し続けるので、どの時代を切り取るのか、苦慮しました」(尾崎)とのことだが、最終的には近年の風景が採用されたとのこと。
 

高輪ゲートウェイ駅は入っているの?

 
 山手線では、1971年に開業した西日暮里駅以来、じつに49年ぶりの新駅となった高輪ゲートウェイ駅。このゲームのアーケード版は2017年稼働で、その移植作となるPS4版にこの駅が入っているのか気になるところだけど……!
 
「実装されております。行ったことのない人も、運転士として訪れてほしいですね」(野本)
 
 とのことで、キチンと入っているとか! ただ、実装には苦労したようで、
 
 「ゲーム自体は高輪ゲートウェイ駅の開業前から作っていたので、最初は場所だけ空けてありました。資料だけではなかなか作り込めないので、開業後にスタッフで訪れて取材し、細かなところを作っていったんです」(尾崎)
 

 
 まだ行ったことない人は、ぜひ『電車でGO』で覗いてみよう。
 

車両と路線も選べる!

 
 電車の車両は頻繁に新しいものに切り替わるが、『電車でGO!! はしろう山手線』では、歴代山手線の4種の車両を収録しているという。
 

 
 「現代の山手線が舞台ですが、4種類の車両を収録しています。最新のものはもちろん、いまは走っていない旧型も選ぶことができるので、ぜひ懐かしみながら遊んでください」(野本)
 
 また、山手線と並走する京浜東北線、埼京線、上野東京ライン、成田エクスプレスも収録されている。
 

ミッション数は200以上!

 
 『電車でGO!! はしろう山手線』には3つのモードと、200以上のミッションが収録されているという。
 

 
 ここでは初公開となる、実機による“おうちでGOモード”が紹介された。
 

 
 「ご自宅でじっくり運転士気分を味わうのが、おうちでGOモードとなります」(石原)
 
 とのことで、天気や車両などの条件を自由に設定して遊んだり、ミッションが日ごとに割り振られる“デイリールーレット”などで遊ぶことができるそうだ。番組では尾崎ディレクターの運転のもと、エンディングを目指してミッションをクリアーしていく“運転士の道”というモードがお披露目された。
 

 
 改めて、『電車でGO』というゲームは、制限速度を守って電車を運転し、時間通りに駅に入線して停止位置にピタリと止めるという内容。それは初代の『電車でGO』から連綿と受け継がれている要素だ。『電車でGO!! はしろう山手線』でも、その基本に沿って遊ぶことができる。
 
 しかし、最後に紹介されたVRモードは、かつての『電車でGO』では味わえなかった世界かもしれない。
 

 

 
 プレイステーション VRに対応したこのモードでは、アーケード版に収録されていた10のミッションをVRで遊ぶことができる。見た感じ、VRとの相性が非常によく(頭を振ると、ホームにいる人なども見ることができていた)、新機軸の『電車でGO』として楽しめそうな印象だった。
 

 

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