【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第191回 旅に出たがるどうぶつたち(1)


 

秋は、旅の季節なのか

 
 ここのところ連日、“『あつ森』を遊び始めてから半年が経過した”ってことをネタにしているが、今回もそのシリーズであります。
 
 『あつ森』の島には、最大で10名のどうぶつたちが居を構えて暮らすことになる。やって来るのは、amiibo(アミーボ)を使わない限り基本的にランダムで、400種以上もいるどうぶつの中から宝くじ的に選ばれて派遣(?)されることになっている。これにより、人によっては、
 
 「なんか……ウチの島、カバしか来ねえ……
 
 なんていうサバンナの水辺みたいな状況になったり、逆に、
 
 「私の島、住人全員がリスになったーーー♪ わーい♪」
 
 このような、桃源郷もかくやという“リスカフェ”を完成させたツワモノもいると聞く。
 
 まあ、いっしょに暮らしてみれば巨獣系のベアードやノルマンでもかわいいところはあったので、
 

 
 どうぶつのルックスはあまり気にせず、一期一会を楽しんで暮らしていればいいんだけろうけど、そこはやはり……どうせ近所にいてくれるなら、好みのどうぶつのほうがいいに決まっているのだよ!!
 
 しかし。
 
 この連載を愛読してくださっている皆さんはご存知かと思うが、そうそう思う通りにドラフト1位のどうぶつが集まるわけもない。むしろ、ナントカセンサーが発動するのか、
 
 「ジュンかリリアン!! 早く来てくれ!!!><」
 
 と願えば願うほど、彼らは俺の島を避けているような気がする。いや、半年も遊び続けて、少なくとも100匹以上のどうぶつとは出会っているはずなのに、ジュンやリリアンの片鱗も見たことがないので(ジュンはたっちー先生の島にいるけどさ……)、これは明確に、
 
 「俺は……彼らにウザがられている……!!><
 
 そう断言していいだろう。
 
 まあでも、会えないだけならまだいいのだ。粘って続けていれば、そのうち出会う可能性はあり続けるわけだし。問題は……、
 
 「出て行きたい」
 
 と言われるほうだ。お気に入りの住人にこう告げられることが、何よりも精神に“くる”のであるよ。
 

ルナステラ島の火薬庫

 
 なんでこんなことを書き始めたのかというと、最近になってやたらと、我がルナステラ島の住人たちから、
 
 「島を出て行こうと思うんだ」
 
 と相談を受けることが増えたから……。つまり、俺はヘコんでいるのである。
 
 この“引っ越し打診ラッシュ”が始まったのは……8月の終わりごろの、↓このシーンだったと思う。
 

 
 瞬間的に、イヤな予感が俺の身体を貫いた。
 
 「ななな、何を言われるんだろう……」
 
 ドキドキしながら先を促すと……!
 

 
 うはあああああ!!! やっぱりねえええええ!!!
 
 よりによって、超絶お気に入りの1ごう……。な、なんてことを言ってきやがるんだ……。
 
 引っ越ししたい理由について、1ごうはこう語った。
 

 
 何を勝手に盛り上がってんねん!! ダメダメダメ!! 出て行っちゃダメぇぇええええ!!!><
 
 もちろん、このときは断固として断った。
 

 

 
 そう、引っ越ししたいと言われたからといって、慌てる必要はない。選択肢で「行っちゃダメ!」を選べば、どうぶつは出ていくことをあきらめてくれるから。
 
 それでも、
 
 「1ごう、この島を出たいと思っているんだな……」
 
 というショックは残り、それは1ごうに対する疑念となって胸の内にくすぶり続けることになる。
 
 しかも……。
 
 この話は、まだ終わらないのだ。
 
 前述の引っ越し打診ショックも癒えない2週間後。俺はまたまた、1ごうに呼び止められるのである。
 

 
 「え。ま、まさか……?」
 
 ドス黒い焦燥がこみ上げてくる。いやでも、前回の打診からまだ2週間程度しか経っていないよ? 違うよね? どうせ「語尾を変えたいんだけどさーwww」なんていう、能天気な相談だよね???
 
 「ななな、なんだよ、1ごう^^;」
 
 震える指で、先を促したところ……!!
 

 
 うわあああああ!!! また引っ越ししたいって言ってるぅぅぅううおおおお!!!!(愕然)
 
 なんてこった……。1ごうに、2回続けて引っ越しを申し出られるとは……。
 
 しかもこのとき、よく見ると、会話する俺と1ごうの背後に、
 

 
 アセロラがいたことを見逃してはならない。
 
 なんと……つぎの火種は……!!
 
 続く!w
 
                        大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo

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