薄暗いジャングルの先に……
前回の記事で、7月1日に配信が開始された『マインクラフト ダンジョンズ』の新ダウンロードコンテンツ“島の領地”の中の“薄暗いジャングル”をクリアーした話を書いた。
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『マインクラフト ダンジョンズ』日記 四角い世界の冒険記#33 “薄暗いジャングル”を探索せよ! |
これまでに見てきたフィールドと比べて圧倒的に緑が濃く、それに溶け込むような姿形をした新たなモブも多く登場して、なかなかにして歯応えのある道中となったわ。
その証拠に、
倒したモブの数:74%
この数字が何を表しているのかと言うと……死ぬのが怖くてマップを隅から隅まで調査することができず、出口を見るや、
「わーわーわー!!>< い、一刻も早く退散を!!>< ややや、やられる前に!!><」
↑こんな、脱兎化して逃げまどうおっさんの姿が見える。おそらく、服はボロボロ、メガネもパンツもズリ下がって、汗と加齢臭をバラ撒きながらの逃走劇を展開したのだろう(俺のことだけどな)。
いやでも、やっぱり新コンテンツは楽しいよ!
ゲームの作り的に、ちょっと単調になってしまうのでは……と若干危惧していたけど、ここまで遊んだ限りでは杞憂に終わっているわ。まだまだシャブれそうだなこのゲーム!
笑いながら怒る
そこでさっそく、新フィールドをさらに味わい尽くすために、もうひとつのダンジョン“草木の生い茂る寺院”に入ってみることにした。
薄暗いジャングルの、さらに奥地にあたる場所で、ここらでボスが出てきてもおかしくない。
ちなみに、最高難度である“アポカリプスVII”での推奨パワーは“103”。現在の俺の装備のパワーも103である。数字の上では完全に対等な、力と力のガチンコバトルが期待できそうだぞ。
「こいつは楽しくなりそうだな!!」
カッコつけでなく、心から俺はそう思った。
というのも、『マイクラダンジョンズ』が発売されてから1ヵ月超が経ち、その間ひたすらやり込んだこともあって、いまは生半可なダンジョンではヒヤリとすることもないほど俺のパワーは極まっていた。……上のほうで、“脱兎化して逃げまどうおっさん”の話を書いているけど、心から本気で武器は槍、アーティファクトでアイアンゴーレム君さえいれば、
「ま、どうにかなるかなw」
余裕でそう言えるほど、この世界での力は抜きん出てしまっていると思うのである。スーパーサイヤ人になったときの悟空も、こんな気持ちだったのかもしれないな。
そこに来ての、対等のダンジョンだ。
「さあさあ!! じゃんじゃん苛烈な攻撃をしてくれ!! そして俺を、本気にさせてくれよな!!」
言うや、俺は油断満載でモブの群れに突入した。やられるなんて、1ミクロンたりとも考えずに。
そ、そしたら……!
俺、思わず「!!!!!」とビックリマークを飛び出させながら、森に轟く大声を上げた。
「があああああ!!! ななな、なにすんねん!!!!(激怒)」
うれしいんじゃなかったのかよ!!www
笑いながら怒って、俺は草木の生い茂る寺院の奥地へと歩みを進めた。
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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