この武器を待っていた!
その武器種を手にした瞬間、俺は強さのステージを3段階くらい一気に駆け上がった気がした。
「おいおい……! こんなに使いやすい武器種があったのかよ!!w」
と、半ば呆れてしまうほどその武器は強く、まるで手の延長線にあるかのように自在に操ることもできる。
それまで頼りきりだったグレイブの性能を、個人的に5点満点で採点すると、
【グレイブ】
・強さ……3.5
・隙のなさ……3
・範囲……4
・扱いやすさ……4
↑こんな感じで極めて優秀だったのだが、件の新武器だと↓このようになる。
【新武器】
・強さ……4.5
・隙のなさ……5
・範囲……4.5
・扱いやすさ……5
もう、ほぼ満点www
もしも、同じパワーのユニークグレイブとコモン新武器があったら……一瞬も迷わずコモン新武器を選択するくらい、両者には性能差がある。それくらい、新武器の総合力は抜きん出ているのだ。
では、その新武器とは何なのか??
もったいつけたところで記事タイトルになっているので意味がないんだけど(苦笑)、ちょっとは焦らしたい男心、わかってくれるかなぁwww
それでは発表します。
最凶難度・アポカリプスを勝ち抜くために神が遣わしたその武器種とは……“槍”ですよ皆さん!!!
「えええええ!!!www ヤリ~~~~!!?www 地味ぃぃぃいいいい!!!wwww」
なんて笑わないで。
槍こそ最強!
まあでも。
そう言う俺も……半信半疑だったのよ。
アポカリプスの“クリーパーの森”に初めて入ったとき、“ドロップ装備”の欄に久しぶりに“?”があるのを見たときは大いに期待したんだけどね。
「これは、なんだろう?? 最凶難度で新たに出てくるんだから……とてつもなく強い武器種に違いないよな!! 威力も範囲も最高レベルのビームサーベルみたいなものか?? それともガンランス」
なんてな。
でも……。
出てきたのはあろうことか、“ふつうオブふつう”の地味な武器、槍www
槍だよヤリ。
ザコとしてレッドストーンのゴーレムなんかが出てきちゃうアポカリプスにおいて、物干し竿に毛が生えた程度の棒っ切れで戦えってか!!?www
そんなことを考えてしまった自分が……確かに存在しました。
それでも、新しいことは新しいので、
「1回だけ、槍を装備してみるか。すぐに捨てるけど」
そんなことをブツブツ言いながら、槍を装着してみたのだ。
そそそ、そしたらだな……!!!
シュバッッ!!!
一点集中的に発射された、素早く、強烈で、前方に範囲の長い光の衝撃波……!!! このひと突きを見て、俺は、
「は、はえ!!?」
と言って目を覚ました。そして、
「ちょ!! こ、これ……!!」
言葉にならない叫びを上げつつ、二度、三度と突きをくり返した。
シュバッッ!!!
シュババッッッ!!!!
シュババババババババッッッ!!!!!
……って、槍つぇぇぇえええええ!!!!www
そう!!! 強かったんだよヤリ!!!
グレイブの最終突きみたいな広範にわたる斬撃はないけど、前方に対する攻撃範囲が異常に長く、敵の接近を許さないので、広範囲の攻撃なんてまったく必要ないわ!!www
だってひと突きで、これだけの敵を一気に相手にできるんだよ?w
しかも、エンチャントで衝撃波やクリティカルヒットを付けることで、その長所はさらに伸びる!!
これはしばらく使っていた“コモンの”(強調)槍なんだけど、こいつのおかげで俺は、それまで苦戦しまくっていたアポカリプスのミッションをウソのようにクリアーしまくるようになるのである。
その模様は……次回の更新で!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『マインクラフト ダンジョンズ』日記 四角い世界の冒険記バックナンバー | |