ヤベぇのが出たよ!!
最初に書いておくと、俺は世界最高峰のサンドボックス型ゲーム『マインクラフト』は出始めのころにちょろっと遊んだだけなので、ほぼ門外漢に等しい。
もちろん、「コレは……ヤバいゲームに出会っちゃったかも!!」とは思ったのだ。その証拠に、長期にわたって週刊ファミ通の巻末で綴っていたゲームエッセイで、
「『マインクラフト』って、とんでもないゲームかも!!」
をテーマにしたコラムを書いた覚えがあるし。
……いや、「だからどうした」って話だけどさ(苦笑)。
続けられなかったのは、俺にセンスと根気が著しく欠如していたのと、編集長もしていた当時の激務を鑑みて、
「いまこのゲームにハマったら……本格的に仕事が滞りまくるかも((((;゚Д゚)))」
と確信したからだ。
なので読者の皆さんにも、“大塚角満の『マイクラ』知識はゼロである”と改めて認識してもらいたい。なぜなら今後、登場するモブとかギミックに触れていちいち、
「あんぎゃぁぁぁあああ!!! なんじゃこりゃぁぁぁあああ!!!(驚)」
と、驚いたり感動したりすると思うからwww そういう文章を目にするたびに、
「えーーーwww こんなのも知らないの??ww」
とシラケていたら、読むほうもつまらないでしょ^^;
ナゼいきなり、こんなことを書いたのか?
……それはさっそく、
「あんぎゃぁぁぁあああ!!! ななな、なんだチミわぁぁぁあああ!!!(驚愕)」
と、アゴが外れるような敵に出会ってしまったからw
洞窟の出来事
ここから前回の記事の続きになるが、
『マインクラフト ダンジョンズ』日記 四角い世界の冒険記#7 難度の目安とは? |
その日俺は“湿っぽい沼”の攻略に出向いていた。ここはその名の通り湿っぽい沼で構成された広大なエリアで(逆に、乾いた沼ってのはあるのか気になる)、攻撃すると分裂する“スライム”や、継続ダメージを喰らう毒瓶使いの“ウィッチ”が出てきたりするので、
デフォルトの難易度とはいえ油断できない場所なのだ。
そんな湿っぽい沼では、洞窟が口を開けていることがある。こういった別エリアとなるダンジョンは宝箱やエメラルドがたくさん落ちている傾向にあるので、見つけたら必ずや、入ってみなければならない。
そのときもほとんど危機感なく、
「お! 洞窟だ!! トレハン(トレジャーハンティング。宝探しのこと)に、行っちゃう~~~?w」
なんて、ふだんはまず口にしないようなチャラいセリフを発しつつ、のこのこと入っていったのである。
そ、そしたら……。
……デタんだよアイツがッッ!!!
あいつがいる……!
その瞬間、俺は自分のNintendo Switchがおかしくなったんだと思ってしまった。だっていきなり画面が砂嵐のような状態になって、視界が激悪になったんですもの。
↓こんな感じで。
……この、テレビ放送が終了したあとに流れる砂嵐状の画面って、なんでこんなに不気味なんだろう。なんというか……心のひだを逆なでされるような……。ザラザラの紙やすりで心臓を包まれたかのような……。
思うにこの気持ち悪さに起因するモノって、個人的には間違いなく『リング』の“貞子”なんだよな。
薄暗い部屋にある、昭和の時代のブラウン管テレビ。
誰もいないはずなのに突然「バチッ!」と画面が閃き、例の「ざー……! ざー……!!」という音を伴って白黒の砂嵐が。
すると……砂嵐をかき分けるように筋張った手がニョロリと出てきて、いつしか……長髪を振り乱した白装束の女がワニワニと這い出て……ッ!!!
「ぎゃぁぁぁああああ!!! ななな、なんかデタぁぁぁあああ!!!」
頭の中で貞子がテレビから出てきたのとリンクするように、『マインクラフト ダンジョンズ』の画面にも何かが……!! な、なんか黒くてデカい棒っ切れみたいなやつが、紫の目を光らせてるよぉぉぉおおお!!!
その名前を見て、俺は全国の『マイクラ』ユーザーが1億回くらいは叫んだであろう“おなじみの”悲鳴を上げた。
「えええ、エンダァァァアアア!!! イヤぁぁぁああああ!!!!」
これが、俺と『マイクラ』の名物モブ“エンダーマン”との邂逅の瞬間であるw
続くw
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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