永遠の花の交配
まるで死後の世界のようなアネモネの群生地を整理し、『どうぶつの森』とは思えない広大な空き地を確保した……という話を書いた。
【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第69回 アネモネとの戦い(2) |
その広さは、分譲地に換算すると6軒分ほどか。島クリエイターを使わずにこれだけの土地を『あつ森』で確保することは、間違いなく至難の業と言えるだろう。
ホラ、↓こんなに広い。
これ、レイアウト次第では野球場かサッカー場、下手したら……スタジアムもどきのような空間にすることも可能なのでは!?
……と、一瞬だけ思ったが、
「そういうことは、別の奇特な方にやっていただこう」
と不特定多数のプレイヤーに責任転嫁し、俺はもっと簡単に且つ実用的な施設(?)を、この空き地に建設しようと考えた。それが……!
「ここは、広大な“植物品種改良区”にする!」
いよいよ、“花の交配”に打って出るときがきたのだ!
花と言う底なし沼
『あつ森』にはたくさんの種類の花が実装されており、タネや球根を植えることで、好きな場所(道路や広場はダメだけど)に花畑を作ることができる。しかも、植え方によっては花の交配が行われ、ときに目にも鮮やかな“レア色”の花が咲くことがあるのだ。
たとえば、
↑これは、ブルーのアネモネ。白のアネモネを並べて置いておくと、たまにこの色が生まれる。
また、
↑こちらはピンクのバラ。赤と白のバラを並べて植えておくと、この色が生えてくることがある。
『どうぶつの森』シリーズを長く遊ぶためのモチベーションのひとつとして“図鑑のコンプリート”があると以前この日記で書いたが、
【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第63回 レアな生き物を追え!(1) | |
【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第64回 レアな生き物を追え!(2) |
花の交配も、初期の『どうぶつの森』から備わっているエンドコンテンツのひとつである。
「青いヒヤシンスを家のまわりに敷き詰めたい!」
とか、
「いつか金のバラを咲かせてみたい!」
という欲求がゲームをプレイするためのきっかけとなって、気が付けば1年も2年も遊び続けていた……なんてことになるのである。
そう、『どうぶつの森』における花の交配は、底知れぬ沼みたいなもの。
一度ハマり込むとなかなかそこから出てこれず、ひたすら土いじりのためだけにログインする人がいると聞いた(誰にだよ)。そういう意味では、マイデザインに近いものがあるのかもしれないな。
杭は、柵ではない
というわけで、俺もいよいよ花の交配に乗り出すことにした。
しかし、無秩序にタネをばら撒いて咲くに任せていると、何度も言うように死後の世界もかくやという大群生地帯ができるだけだ。
そこで、花の成長をキチンと管理するための環境を整えることに。俺は、
「となると……“アレ”を大量に作らないといけないな」
と何かを思いつき、そのままDIY作業台に取りつく。そして、少なくない数の木材を投入して“アレ”とやらを大量生産し、
「さあ、これを空き地に建てまくるじょ~~~^^」
ゴキゲンで芝生の上に突っ立てたのである。
が……((((;゚Д゚)))
ぽつ~~~ん……www
「あ、あれ……?」
な、なんかおかしい……。俺は柵を張り巡らそうと思っていたんだけど……柵ってもうちょっとこう、柵っぽくなかったっけ!!?
「あ!!! ももも、もしや!!!」
慌てて、いま自分が30個ほども作っちまったブツを確認したら……((((;゚Д゚)))
「!!!??! や、やっぱり“まるたのさく”と“まるたのくい”を間違えて作っちまったよぉぉぉおおおお!!!」
これ、超ワナですよ皆さん!!! 柵と杭は違うんですよ!!(あたりめーだ) まるたのくいって木材を3個も使うので、間違えて30本も作ったら……木材、90個も無駄に浪費したことに!!!!!(泣)
これ、マジでショックだったわ……。
石や鉱石と比べて、木材系の素材って意外と数を持っていないから……。なんでかっていうと、木を伐り出しているときにハチの巣が落ちてくるのがウザくて、ついつい、
「木は……明日でいっかな^^;」
と、伐採を先送りにしちゃうから(苦笑)。そんな貴重な素材を……>< 90個も無駄に><
これにより当然ながら、柵は作り直しに。
くっそ……!! 最初からこれを選んでいれば、無駄な犠牲を出さずに済んだのによぉ(自業自得)。
そしてできたものを、例の空き地に並べ始めた。
レイアウト自体はテキトーだけど、ひとつの区画に植物が9本生えるように大きさを整えた。
↑こんな感じでね。
これが、最終的にどうなったのかというと……!
ででーーーん!!
できました!! 植物品種改良区!!w
花は柵を超えて繁殖することはないので、以前のような死後の世界とはオサラバだ。よーーーし、ここからレアな花をばんばん咲かしていくぜ!!
続く。
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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