異種格闘技戦か
いったい俺の島は……どうなってしまったのだろう?
……いや。
……どうしてこうなってしまったのだろう!!?!
本当は、かわいい紫リスのスパークが引っ越してくるはずだった。
でも……。
新居のドアを開けたら、そこにいたのは、
ンモォォォォオオ~~~www
なんだこの牛バイキングは!!!((((;゚Д゚))) いつのまにこの島に上陸したんだチクショォォォオオオ!!!www
先にやってきた水色モミアゲクマ、ベアードさんはすっかり我が島に溶け込んでるし……。
どんだけ我が物顔やねん。勝手に夕涼み会開くんじゃねえよ。村長かオメーは!!!
ここに、あの牛バイキングのノルマンも加わるのか……。異種格闘技戦が行われる前兆かよ……。
臭いを薄めるしかない!
でも、来てしまったものはどうにもならない。
いくら島から出て行ってほしくても、ランダム発生する引っ越しイベントがベアードやノルマンに当たらない限り、彼らはルナステラ島に根を下ろし続けるのだ。ああ……>< どうしてこうなった……><
こうなったら、俺にできることはひとつしかない。それは……。
「もっともっと島民を増やして、巨獣濃度を下げるしかないな!!!」
朱に交われば赤くなる、木は森へ隠せ……って意味が違う気がするが、とにかくこの2匹のゴツさ、おっさん臭さをごまかすために残りの住民枠はすべて“かわいい系”で揃え、
「なんか……校長先生とプロレスラーみたいなのがいたような気がするけど……ま、いっか^^;」
そう思えるくらいまで濃度を下げたいと思うのだよ。
というわけでさっそくだが、たぬきちに掛け合って新しい“売り土地”を整備することにした。
これでヨシ、っと……。
売り土地の準備ができると、マイルりょこうけんを使った離島ツアーで、移住希望のどうぶつたちにランダムで会うことができるようになる。
そこで、もしも気に入ったどうぶつに出会えたなら熱心に勧誘し、整備したばかりの土地に引っ越してきてもらえばいいってわけ!!
そして……。
あろうことか、俺は“油断”した。
いや、最近やたらと仕事が忙しいために頻繁に『あつ森』にログインすることがかなわず、離島ツアーに出掛けての出会い(島コンみたいだけど)を果たすことができなかったのである。
でも……そんなに慌てることもないよな。もしかしたらスパークが再び、キャンプサイトに遊びにきてくれるかもしれないし。売り土地になったところで、すぐに誰かが越してくるとも限らんしね。
翌日--。
見ると、売り土地が早くも“売約済み”となっていた。相好を崩す俺。
「おうおう^^ 離島ツアーとか行かんでも、じゃんじゃん来てくれるんだな^^」
さて、どんなどうぶつが来てくれるのかな? 売約済みの看板を見ると……。
ほうほう。“ピン”って子が来るのか^^ これは……!!
「名前からして、かわいい系で決まりだろ!!!^^」
続く……。
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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