因縁の戦いに決着が!?
先日、『あつまれ どうぶつの森』の暗闇に潜む八本足の暗殺者・タランチュラのことを、息も絶え絶えになりながら記事にした。
『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第7回 闇夜の恐怖 |
『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第8回 もう輪廻転生の呪いだろ…… |
ゲームオーバーどころか、HPも、防御力も存在しない世界観にあって、たった一撃で住民を屠り去る(気絶だけど)必殺の毒牙を持った悪鬼のような生物--。それこそ、顔に痣を浮かべて、
「悪鬼滅殺ッ!!!」
と一刀両断にしてやりたいところだが、唯一の武器である“パチンコ”はタランチュラには飛んでいかず、
虚空に向かってむなしい弾丸を発射するだけ……w
あまりにも無力……!!
果てしなく脆弱……ッ!!><
……そう、人類は囚われ続けていたのだ。抗いようのない悪夢の牙に--。
しかし。
人類は(俺のことだけど)、虎視眈々と狙っていたのだ。あまたの屍(俺のことだけど)に報いるための、反撃のチャンスをッ!!
離島へ向かう
そのチャンスは、思いのほか早くやってきた。
ある日。
「マイルに余裕があることだし、本日も“マイルりょこうけん”を買って、離島に素材回収ツアーに行こうかね^^」
俺はホクホク顔で、そんなことをつぶやいた。
マイルりょこうけんってのは、タヌポートにある“マイル交換”で2000マイルを支払うことで手に入る航空チケットのこと。パイロットの“ロドリー”が気まぐれで操縦する飛行機に乗り、近隣の離島に“ランダムで”運んでいってもらうというツアーだ。
その離島は、運が良ければ自分の島には生えていないフルーツが実っていたり、
海岸線にはヤシの木が生えていたりする。
当然、貴重な“てっこうせき”が採れる岩や、木材を伐り出せる木々も豊富にあるので、自分の島の物資だけでは心もとないときは、積極的にマイルりょこうけんを使うのがベストだと思う。
さて、そんなマイルりょこうけんを使って、とある日の深夜に離島ツアーに出掛けた。目的は、
「まだ見ぬフルーツが手に入らないかなぁ……」
ってのと、
「竹林がある島があるらしいので、そこに連れて行ってくれないかなぁ……」
という、言ってみればそれほど緊急性のある動機ではなかった。あくまでもランダムで連れていかれるので、
「絶対に、リンゴが生えている島に連れていってほしい!!!」
なんて鼻血が噴き出すほど強い思いを持っていると、たいてい肩透かしを食らうので動機はあいまいなほうがいいと思う(苦笑)。
そんな、近所のコンビニに部屋着で行くくらいの軽い気持ちで上陸したらだな……。
……いたんだよ、アイツらが((((;゚Д゚)))
おかしな島
そこは、不思議な島だった。
通常、離島ツアーで到着する島は、小さいながらも川が流れ、高台があり、フルーツが実る木々がそこら中に生えている……という、自分の島のミニチュア版みたいになっているんだけど……ここは、なんか知らんが“平地の島”なのだ。
正確な六角形の土地のまわりは細い川で囲まれていて、なんとなく……中の土地に、何かを封じ込めているような感じがする。
「この川を越えて、外に出ないように……」
と、明らかな人の意思で、小さな中洲に“封印”しているような……。
その異様なたたずまいに、オカルト好きな俺は敏感に反応した。震え声で小さくつぶやく。
「これ……いるよ……! なかに絶対、心霊がいる……!! 俺にはわかる!! 幽霊がいるんだ……!! ><」
まあ、『あつ森』に出てくる幽霊と言ったら、
↑この“ゆうたろう”と相場は決まっているんだけどw こんなかわいらしいゴーストバスターズ的なオバケじゃなく、もっとヤバいものの気配を確かに感じたのだ。
それでも……この島は川の中の土地しか行くところがなさそうなので、恐る恐る中に踏み込む。このとき、
「火葬場やお葬式の場面に遭遇したら、こうするんだよな……」
なんてブツブツと言いながら、両手の親指を手に握り込んだのは言うまでもない。
そして……!
俺はすぐに、↓こんなことになった((((;゚Д゚)))
!!!?!!?!
「え!? あ、あれ!? た、タランチュ……」
突然の襲撃に戸惑っていると、倒れた俺のまわりにウジャウジャと……!!
うわあああああ!!! こここ、ここ、タランチュラ島だぁぁぁあああ!!!
そう--!
ついに来ちゃったよ、タランチュラが無限に発生するという“タランチュラ島”に!!!
続く。
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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